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人事担当者向け、チームビルディング研修




1.研修を行う背景


 皆さんこんにちは、北関東のとある企業で新卒採用を担当しているtabe toshiと申します。
当社ではインターンシップ生と、既存社員とどうにか和気あいあいとした雰囲気の中、親睦を深めることができないか、肩を張らずにコミュニケーションをスキルを学ぶことができないかを考え、チームビルディング研修を行いました。
今回はその研修内容をご紹介致します。対面のみならずZoomなどのリモート会議ツールでも行えるものばかりです。

2.ウソホント自己紹介ゲーム

 研修参加者は初顔合わせを想定しているので、緊張しています。当社の場合はインターンシップだけでなく、若手既存社員もガチガチに緊張しています。
 そこでアイスブレイクも兼ねて「ウソホント自己紹介ゲーム」を行います
ルールは簡単。
・4項目の自己紹介文を個人で作成させる。(制限時間は15分)
・その紹介文に1つだけウソを入れる。
・1人ずつ発表させる。
・聞き手はどの項目がウソなのか、当てる

例)①私の父と父の妹は15歳以上歳が離れている。
  ②私はパリの地下鉄で痴漢されたことがある。
  ③私の母と森三中の大島さんは従妹の関係である。
  ④当社(社員約160名)には私と同じ誕生日の方が私を含め4名いる。

発表者は口頭での発表でOKです。聞き手にメモを取らせ、より相手のことを覚えてもらうきっかけとなります。しかし司会者は例題として、スクリーンに映すなり、紙を配るなどした方がよいでしょう。


3.ダイバシティを学ぶ~国際会議ワークショップ~

 ここでは多様性の理解を学びます。当社ではものづくり企業ということもあって、数年前まで、工業系の学校を卒業をした新卒の男性社員ばかりでした。しかしここ最近は、文系の方、女性、外国籍のある方、障害のある方、異業種から転職された方など、多様性に富んできております。
 学生にとっても今までは同年代の方とお話することが多かったわけですが、社会にでたらそうはいきません。様々な種類の大人と接しなくててはいけないのです。
 そういった背景からこのダイバシティ研修を実施しております。

ルールは以下の通り
・受講者はそれぞれ、各国を代表した実在しない国の代表者で、日本で開催された、国際会議に出席しているという設定。
・あるかじめ用意たカードA~Fを受講者に引かせる。
・その際引いたカードは他の受講者には見せない。
・そのカードに書かれたことを守り、1~2分受講者同士ペアになって、会話をしてもらいます。話す内容は自由。自己紹介や、架空の国の話をしてもらいます。
・1~2分経過したら、ペアを変え同じことを繰り返し、全員と1対1で会話してもらいます。
・会話が終わったら誰のカードがどのようなことが書かれていたのか、推測して発表してもらいます。

カードに書いてある例)
A.話を聞くとき、絶対に相手と目を合わせない。目を合わせることは
    失礼にあたる。 年齢は45歳

B.人と話をするときには、終始相手の目を見つめる。相手が目をそらして
 話をしたら、指を差して失礼だ!と伝える。 年齢は25歳

C.あまり人に近づくのはマナー違反である。手を伸ばしても届かないくらい(最低3m)距離を保つようにする。 年齢は25歳

D .年上の人を敬うのが、礼儀である。最初に相手の年齢を聞く。
年上なら、敬語で対話する。年下なら、あからさまに上から目線で偉そうな
態度で接する(タメ語)。同じ年齢なら、背が高い人が優位となる。
年齢は45歳。

E.最初に「Hey!」と片手を高く挙げ、大きな声で挨拶をする。ポケットに手を突っ込んだり、両手を腰にあてたり、ガムを噛みながら話をする。
 年齢は40歳

F.相手の言ったことに対して、必ず「それはなぜですか?」「どうしてそう思うのですか?」「もっと具体的に説明してください」などと常に論理的に
聞き返す。 年齢は25歳


自分が当たり前だと思っている価値観や態度が、相手にどう影響するのか?自分が抱いた違和感は、実は相手の問題ではなく、自分の当たり前とする価値観に根差しているのです。これからの時代、価値観の違う人たちと一緒に働いていくうえで、まずは自分の当たり前は何であるかに気づくことが大切です。

ワークショップのアイデア帳 著書:松場俊夫


4.コンセンサス研修~NASAゲーム~

社会に出たら合意形成はとても重要です。自分の意見を押し付ける。自分の意見を殺して相手意見をすべて受け入れる。いずれも間違っています。自分の意見も相手の意見も尊重しなくてはなりません。そんなことを体験できるのが”NASAゲーム”なのです。

下記出典リンクをクリックしてください。

【グループワーク】NASAゲーム 高校地理お助け部

一度自分で考えさせ、その後グループでも考えさせ、それぞれ採点させます。そうすると多くの方がグループで考えた方が成績が良い結果となります。そうなればこの研修は大成功。自分ひとりの力よりチームで課題解決した方が良い結果が体験できたことになります。

カルカソンヌ

ここからは番外編です。よりゲーム性を高め、親睦を深めてもらいます。

カルカソンヌ Amazon.com

上記ボードゲームの他、オンラインでもプレイ可能です。

【BGA】オンラインで遊べるカルカソンヌ


ウソホント自己紹介で、アイスブレイクし、ダイバシティ研修では多様性、他者への理解、そしてNASAゲームでは合意形成の大切さを学んでもらいました。これらを行う上で、社会人になる下準備ができるのではないかと思います。
 是非試してみてください。そして感想を投稿いただけるとありがたいです。

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