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社会福祉士が伝える、苦手な人へのコミュニケーション術

こんにちは。現役社会福祉士のタカヒロです。

今回のテーマは、「苦手な人に対するコミュニケーション術」についてお伝えします。

誰だって、苦手な人はいますよね。

これは致し方ないことだと思います。

このテーマにした理由として、社会福祉士は相談援助の専門家であり、心理的な学問基盤もあるので、僕の経験を交えながら、コミュニケーションについてお伝えしたいと思いました。

みなさん、苦手な上司や同僚はいますか?

現在の職場やそれ以前の職場などで、上司・同僚・後輩・取引先などと関わるることで、

「この人苦手だな~」

と思わずつぶやいてしまいそうな人に対して、こんな簡単な方法で関係性が良くなるのかと思ってもらえるような内容を説明していきます。

苦手な人の特徴

では、どういった人に対して苦手と思うのか、紐解いていきたいと思います。

思い当たる人がいたら、大きく頷いてみてください。

・上から目線
・指導の話が長い
・自分のことばかり語る
・ネガティブ発言が多い
・責任を回避したがる
・口が悪い
・すぐイライラした態度をとる

挙げたらキリがないほど出てくると思います。

コミュニケーションはどの場面でも存在する

「このような苦手な人と無理して付き合う必要はありません」

と言いたいところですが、一般的に多くの方が、大なり小なりの「組織」で働いている以上、このような劣悪な人間関係から全て解放されることは難しいと思います。

加えて、退職してフリーランスなど起業したとしても、取引先や関係機関などとコミュニケーションは必要になるので、人間関係から逃れることは困難でしょう。

「それでは、いったいどうしたらいいんだ」

これからは、僕の経験を踏まえてお伝えしていきます。

苦手な人が自分にとって有益な人に変わる瞬間

僕自身も苦手な人はそれなりに存在します。

ですが、苦手な人というのは全てにおいて、僕へ被害を与えてくるのかと考えてみた時期がありました。

答えは「NO」

僕の行動を主語にして、苦手な人との付き合い方を考えてみると、行動次第で苦手な人から思わぬ形で、利益が舞い降りることがありました。

そのような利益を獲得するためには、「苦手な人ほど積極的にアプローチする」ことが大事です。

返報性の原理ってすごい

慣れるまで嫌味のある発言や怪訝な態度をされる場合があると思いますが、何回も自分からコミュニケーションを取ることで、相手の態度が柔軟になっていき、気づいたら仕事を手伝ってくれたり、気にかけてくれるようになります。

これを心理学で「返報性の原理」と言います。

返報性の原理とは、何らかの恩恵を受けた際に、

「お返しをしなければならない」

という義務感が発生する心理状態のことを指します。

この返報性の原理を使う大原則は、相手のことに興味や好意を持つことが必要です。

苦手な人に対して、最初から好意を抱くことは難しいでしょう。

ですが、若干の興味を持つことはできるかもしれません。

興味を持つと自分でも気づかないうちに「知りたい」という潜在的な気持ちが表れてきます。

そのようなときは、思い切って質問してはどうでしょうか。

やり取りを数回続けるうちに相手も心を開いてくると思います。

人の感情は「あの人とは合わない」「あの人は嫌いだ」と思うと、内観的に抑えている感情でも、不思議と相手に伝わることが多いです。

伝わってしまうと、もちろん相手も嫌な気持ちを表出してしまうので、相手が上司など目上の方であれば、自分の立場を窮屈なものにしてしまうリスクがあります。

僕は「返報性の原理」を使って、大抵の苦手な人を「最大の協力者」に変わってもらいました。

大事なのは、相手の行動を変えようとするのではなく、自分の行動を変える努力から始めることです。

自分自身の行動を変えることで、例えば、今までパワハラに近い仕打ちを受けていた暗い視界が、徐々に晴れていく感覚を味わうことができます。

どうしても苦手な人とは付き合うのもやめましょう

とはいえ、どうしても苦手な人で関わりたくないという人は存在します。

ときには危機回避することも必要です。

その際、全く無視することが良いわけではないので、基本的な挨拶や返事などの当たり障りのない接し方にとどまり、それでもストレスを抱える場合は、信頼できる上司や、場合によっては労働基準監督署などの支援機関に相談へ行かれることをおすすめします。

まとめ

今回は苦手な人に対するコミュニケーション術についてお伝えしました。

まずは、自分でできる範囲で実践してみてください。

とにかく、無理は禁物です。

逃げ道を確保しながら、ほどよくコミュニケーションをとることが、精神的に疲れないコツでもあります。

では今回はここまでとします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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