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21年5/15 小説📖パロディ「痔滅の刃」No.181 第四章70 🔴おいで安

⬜⬜渋沢栄一⑸

⬜資本主義の父②

<渋沢栄一>
私がミルクホールで必ず注文したのが

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シフォンケーキとチチ(牛乳)

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それが噂になって、いつしか

シフォンケーキのチチ
資本主義の父

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になったってわけです。

牛乳には拘(こだわ)ってて、必ず「チチヤス牛乳」のミルクを注文していました。あれは本当に美味しかったですなあ。

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渋沢栄一は、明治12年(1879)箱根に耕牧舎(こうぼくしゃ)という牧場を作り、牛乳の生産を始めています。

この事も噂になってね

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渋沢栄一は「チチ安牛乳」という安いチチしか飲まない、ケチな男だと。
それが拡散して渋沢栄一がケチ、奥さんは「金の亡者」だって・・・

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後妻の名前が「兼子(かねこ)」だから、金に掛けたんだろうけどね。

【チチヤス株式会社】創業が明治19年(1886)の牛乳等の乳製品販売会社。

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私達の金銭感覚を知ってる人は、ちゃんと分かってくれてるんだけどね。

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京都のミルクホールに入った時、

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私が「チチ安牛乳」しか飲まない「ケチな男」という噂が京都界隈迄広まっていたんだろうねえ。

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おいで安、いチチですね

おいでやす】京都弁で「いらっしゃい」。

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なんて、私が注文する前に言うんだよ。

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それだけならまだしも

しぶチン

【しぶちん】京都弁で「ケチ」。

が来たって言われましてね。
確かに私のチンポは派手ではない、

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渋いですよ。

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沢栄一だからねえ。

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京都は神社仏閣が多くて渋みがある都市だから、私のチンポは京都風とでも言いたかったのですかねえ。

渋い】派手でない、落ち着いた味わい。

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