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【弁証法】クラピカはなぜ今も人々を魅了しているのか。クラピカが人気でかわいい理由の考察

※注意 この文章は伊達と酔狂(ノリと勢い)で書いてるだけなので、本気にしないでください。偏見と独断のかたまりです。


漫画ハンターハンターには魅力的なキャラが多い。
私が総合的に一番好きなのは、やはりキルアだ。
コナンも好きなので、フェイタンの「闇落ちした新一ボイス」もたまらない。だがクラピカも儚げで放っておけない存在である。

なぜクラピカは、かわいいのか。
なぜクラピカは人気があるのか。それに対する演繹的(えんえきてき)な答えを模索してみよう。


・見た目がいいから

人は見た目が9割という言葉がある。
第一印象はやはりその人物の一番ニュートラルな情報だ。
学歴、職業、口車、そういう余計な情報が無い第一印象こそ全てだ。
クラピカの第一印象はやはり、かわいい、イケメンである。
彼はラインハルトのような金髪に、ショートヘア、美しい切れ目、琥珀(こはく)色い瞳、、、彼は金髪+中性的という黄金律を兼ね備えている。

これは紛れもない現実であり、思考や理性を超越したものである。
考えるんじゃない、感じるんだ。by(李 小龍(ぶるーすりー))
思考やバイアスは不要である。
ただ現実を受け入れるだけでいい。


これが青年なんだぞ。


・何をしてもかっこいいから


座る姿は儚げな美少女の様で、立って歩くのは毅然とした美青年、
戦う姿は、すべてを捨てる覚悟で敵をほふる死神の様。
初期にたまにしか見せない笑顔はこの世の宝石の数百倍は価値がありそうだ。
クラピカが、朝起きて新聞を読んでいるだけで1時間の作品が作れそうで、そしてファンは満足しそうだ。
物語が曇らせ系に進む中盤からは、痛々しい暗い表情が多いがそれも人々が「あの頃の笑顔のクラピカがまた見たいんだ、、。先生たのむよ、、。」
と冨樫の作り上げた幻想の檻の中に閉じ込められる。
そして読者は苦しむのである。

圧倒的な『美少女』性と美少年を兼ね備えているイケメンが曇らされてるのだ。これは読者への精神的な呪いである。


たまにしか見せない笑顔。


・トンファー風の二刀流、鎖というかっこいい武器を使うから


クラピカは木刀でクルタ二刀流という武術スタイルを使う。
香港アクション映画が広めたヌンチャクのようなものだ。これは定番にかっこいい武器である。あの可憐な美青年が、身軽に動き回り器用に武器を使いこなすのはそれだけで芸術品であり、そこだけで大作映画並みの価値はあるだろう。

短刀風の木刀

中盤からは、念能力により具現化されたチェーンを使う。
緋に燃える瞳から湧き出る殺意と、それに呼応するように相手に飛び掛かり拘束するチェーン。
その鎖で拘束して、絞め殺してくれと思った極左愛国主義者は居るのではないか。

攻める姿は雷鳴のよう



・知的な低音少年ボイス(cv沢城みゆき)だから


コナンの高山みなみさんもそうだが、「低音イケボ系の女性声優の少年ボイス」には中毒性がある。
私の沢城みゆきのイメージは原神の雷電将軍、崩壊3rdの雷電メイ先輩のイメージである。
彼女が、低音の闇がある青年ボイスをするならば勝ちは確定である。
彼女よりも上手な声優や、演技力がある人、旧作ファンから支持された人は居ただろう。
だが違うのだ。単にスキルがうまいとか、声が綺麗とか、量産型のかわいい女性声優では到達できない領域があるのだ。
「声優さんって、すごいなー」と言うオタクの人は多いし、そう言われる声優も多いが、そういう系じゃないんだ。

ただかわいいだけではなく、博学で気品ある彼は、演じる側の経歴や声質にも知性と品性が必要なのだ。非世俗的な。

少年のようにも見えて


王者のようにも見える


・確固たる意志があり、信念があるから

クラピカの意思は硬い。
男はやはり明確な信念や意思がある方が、その危うさも含めて魅力的だ。
クラピカの目的は明白で、幻影旅団への復讐と、同胞の遺物の回収だ。
彼には戻るべき故郷も無いのに、、。
その強力な意思も、読者を「応援してあげたい」と思わせるには十分すぎる。
鉄の意志と、固い誓、これで惚れない人は居ないだろう。


緋に燃える瞳


この時の笑顔をまた見れる時は来るのだろうか


・性格が危なげで、もろくも崩れそうだから。


クラピカの性格はお世辞にも良いとは言えない。(※個人の主観です)
※もちろん、仲間思い、生真面目、頭が良い、優しい、律儀、と言った良いところもあります。

彼は性格的に難ありだ。今にも崩れそうでもろそうに思える。

・キレやすく攻撃的。

・他人に厳しい。モラハラ気質。

・自分は他人を煽るくせに、自分は煽られ耐性ゼロ。

・社会性が絶望的にない。師匠をおまえ、あんた呼ばわり、初対面の人に平気で無礼な事を言う。

・コミュ力が低くて、情報共有をしたがらない。

・復讐心と怨恨に燃え上がっていて人の話を聞かない。

・同胞の眼を集めるためなら裏社会とも組む反社会性。

・自分で問題を抱え込んで、苦しみがち。

だがこれが多くのファンを虜にする秘訣なのである。
今にも壊れそうで、自分だったら鬱になるような過酷な人生を彼は生きている。
モラハラ男性やダメンズの方が、真面目でいいひとよりモテるのと同じ原理なのだ。
少し影や闇があったほうがミステリアスだったり、ほっとけない感じになる。
「この人は私がついてあげないとだめかもしれない」
「この人は、人としてアレなとこが多いけど、数少ない良いところを私は知ってるんだ」

という、ダメ男を捨てられないダメ女性の心理となるのだ。
なぜモラハラ男性やDV彼氏を捨てれない女性がいるのか、、、それはクラピカと出会い筆者も分かった気がする。(ほんとうか)
ダメな男に沼る女性の心理と、クラピカファンの心理は似ているのかもしれない(暴論)

別れた方が幸せに成れると頭でわかっていても、心で切り離せない、そんなダメ男みたいな存在がクラピカの状態なのだ。


傷だらけの天使
こう見えてアグレッシブな性格


・男性ファン特有の葛藤。「こんなにかわいいのに、なぜ男なんだ」「男の子にドキドキしてもいいのか。」という葛藤。ジェンダーアイデンティティーのゆらぎ

さて本題に入ろう。
男性ファンにはクラピカを好きになってしまったときに特有の葛藤がある。それは男の子のキャラに、ドキドキしてしまっている自分に悩むというのもある。
「そんな俺は、男なんだ。なのにどうして、男性のキャラにドキドキしてるんだ。
「俺はゲイやバイじゃないんだ。普通に女の子が好きなのに、、。」
という、心理的な葛藤がある。

障碍者やLGBT当事者も、自分がそれだと「受容」するのに心理的な葛藤があると言われている。
クラピカに対しても男性ファンの中にはこのような葛藤が生まれるのであろう。

異性愛者(ストレート)として生きて来たのに、画面の向こうの非実在美少年にどうして俺は胸を熱くしているんだ、、、。こいう葛藤は癒されざるものである。

もちろん、無敵の人の中には
「何の問題もないな。」
「付いていた方がお得じゃん」
「むしろ男だからいいんだよなあ」という極左愛国主義者もいるだろう。

ハンターハンターにはTrap(罠)が多い。
アルカ、カルト、クラピカあたりで「危険な扉を開けようとしているのではないか」と危機感を感じている男性も多いだろう。
そこの領域に一度でも足を踏み入れてしまうと、もう二度と戻れないんじゃないかと恐怖する人もいるかもしれない。
、、、、今ならまだ戻れる。そっちには行くのはお勧めしない。

そっちに行ってしまうと、かわいい女の子を見ても「実は男の娘じゃないのか?」と妄想する死に至る病になるだろう。
やがて自分自身が、女装に手を出すような末期症状も現れかねない。


「愚かな質問だ」


まとめ

クラピカのオーバードーズに注意。
依存しないように適度に距離を取ろう。




罪と呪いを、レオリオが癒してくれること願わん



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