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【社労士開業の道のり】営業活動は早めにしましょう

気がつけばGWに入っております。
どうも、お久しぶりです。
渡邉でございます。

4月は営業活動に明け暮れており、noteまで手が回りませんでした。
それでもとても充実した1ヶ月になり、このお話も後日書きたいなと思います。

さて、今回は、営業活動についてお話したいと思っております。
できることなら営業は、開業前から積極的に行うことが望ましいです。
しかし社労士は、様々な制約があることから、積極的に営業活動ができず、歯がゆい思いをしました。
その中でやったこと、振り返ってやればよかったことを書いていきます。

◆制約とは?

【社労士開業の道のり】事務指定講習(前編)」にも書きましたが、社労士の場合は、試験合格だけでは社労士を名乗れません。
実務経験2年以上、または事務指定講習を修了し、事務所を設立する住所地の社労士(各都道府県)支部に登録申請をし、初めて社労士と名乗ることができます。

恐らく営業の戦略パターンとしては3つの時期があると考えます。

  1. 社労士試験を合格し、開業月を決定した時

  2. 社労士(各都道府県)支部に登録申請を提出した時

  3. 社労士としての登録月を向かえた時

3は言わずとも社労士と名乗れるので、社労士として営業活動をしても構いません。

しかし1と2は社労士として名乗ることができないため、ただの労務系に少し詳しい人として営業活動することになります。
この間は、社労士として作ったホームページ、SNS、フライヤー等を公開すること、配付することはできません。
なぜなら社労士ではないからです。

このような制約の中、営業をどのようにするか考えました。

◆消極的手法な営業活動

結論を申し上げると、社労士になることを周りに伝え、私個人は何もしませんでした。

先の制約がある中、どのような営業をしたかというと、まず身内、知人に社労士になることを伝えました。
試験合格後は、1の段階だったので、「社労士試験に合格した。2023年に社労士開業を考えている」ということを伝え、自分が社労士になること。2023年に開業することを伝えました。
この時は、いつ開業するかわからなかったこと、自分が社労士として何をしていくか考えておらず、純粋に社労士の独占業務である書類代行、給与計算を中心にやっていこうと思っていました。

次に開業月が明確になった1と2の間のお話です。
2023年3月に開業すると決定した時に、事務所の屋号やホームページ等の準備を開始しました。
しかし先の通り、制作をしても公開ができないという制約があるため、この期間は社労士として何をやっていくか。料金はどうするか。どのような営業をしていくかを考えており、自身で新規の顧客に声をかけることはしませんでした。

ただ、幸いなことに営業活動をしなくても、私が運営しているIT会社の共同経営代表者が取引先に「渡邉が社労士になる予定なので、労務関係の仕事があればいただきたい」と声掛けをしてくれていたため、そこである程度の認知はできたのではないかと思っています。

また、いつもお世話になっている税理士さんからもご紹介のお話をいただくことがありました。

このように消極的な活動でも周囲の方のご好意により、幸先の良いスタートダッシュを切ることができたのではないかと思います。

では、なぜ私は受け身でいたのか。
それはどこまで社労士としてお話して良いものなのか。
どこまでなら営業活動が許されるのか。
それが未知の領域だったからと言うのが理由です。
特に社労士の登録申請をする中で、下手なことをして足枷になるような事態は避けたかったと言うのが本音です。
新規で会う人が増えれば増えるほど、渡邉という認知度が上がり、目立つようになった時に、社労士でないのに社労士として活動していると後指を指されるようなリスクは負いたくなかったということです。

◆このタイミングで営業活動をするべきだった

社労士になり、自分自身で営業活動をしていきながら思うことがあります。
それは、「開業する前からもっと積極的に動いていれば良かった」ということです。

リスクは背負いたくない。しかし待っていたら顧客獲得はできない。
このジレンマを解消する方法はあったと思います。

それは2の登録申請をした段階から営業活動をしても良かったということです。
確かにこの段階では社労士ではありません。
しかし登録申請をし、開業月、事務所名、住所等が確定しているのであれば、「⚪︎月から社労士予定の渡邉です」と言いながら、人と会うのは良かったのではないかと思います。

昨今は対面でなくてもビジネスマッチングアプリで人と出会うことが容易になりました。
後日談で書きますが、このアプリを通して、様々な方と知り合うことができました。
もしもっと早くからスタートダッシュを切っていれば、今以上に多くの方と会えたのではないかと思います。

さて、次回で「開業の道のりシリーズ」も最終回にしたいと思います。
次回は、「事務所の住所」をテーマにしていきます。
今の場所を選択した理由は?そもそもバーチャルオフィスは問題ないのか?
この辺りを書いていきますので、お楽しみに。

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