経歴:


株式会社サーキュレーション 2017-10 - 現在
grooves 2014-04 - 2017-09
Neo Career 2012-08 - 2014-03
ソフトウエア興業 2006-04 - 2012-07

何者なのか?
を書いておこうと思ったので、超長いですが書きました。
その時あった象徴的な出来事となにを思ったのかを中心に、
どんな経験をして今があるのかを書いてます。
細かい年月までは流石にあやふやなので、
読みづらかったらすいません。
あと、プライベートの話はほとんど書いてません。

noteで何を発信したいのか?

- 今までの体験と思いの共有。
- マネジメントの言語化。
- 実行したことを共有。
- エンジニア×営業×マネジメント

社会人経験について

エンジニア経験を経て、営業へ。
エンジニアから営業にジョブチェンジした人って結構少ない。
今は華やかなイメージがあるけれど、
当時はまだまだ辛いイメージがあり、
3K(きつい、きたない、帰れない?)と言われる職種だった。


なぜ、エンジニア(SE)だったか?
手に職が必要だと思った、
PCがなんかカッコよく見えたから。
元々新しいことは好きで、
キーボードに触っているだけでワクワクしたから。

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エンジニア時代(SE)

当時の会社はもう存在しない。
色々あって、倒産してしまった。
学生時代、全くプログラミングに触れてなくても
エンジニアになれた時代だった。
入社前に半年間のプログラミング研修を経て、新卒入社。
同期何人いたかもはや覚えていないが、
結構な人数がいた気がしている。
全体で3,000人くらいの会社だった。

はじめの配属先は、某カード会社の入会審査システム保守。
入会審査とは、クレジットカードを申込した後、
紙で書かれた情報をカード会社で
申込者の情報を入力し(手入力だった!)
カードを発行しても大丈夫な人かチェック
カード発行されるまでを管理しているシステム。
ざっと書いているが、
細かく書くとかなりの工程に分かれていた。
カード発行までのシステムメンテナンスが仕事。

システム保守という仕事について。
要は何もしない。
何もすることがない。
何も起こらないことが一番素晴らしいこと。
特にクレジットカードなどの金融系の場合。なにかあってはいけない。
システム障害(入力ができないとか、通信できない。)など。
申し込みをしてから〜時間以内にカード発行できます。
みたいなのもあったりするので。
システムの全体像なんて当然新卒入社のエンジニアがわかるわけもなく
そのシステムを作ったエンジニアはおらず
仕様書すらどこにあるのか
いつのものなのか、全く不明。
なにか障害が起こったときに場当たり的な対処をするのみ。
カード会社側もシステムに強い人などいないので、
根本原因を問われることもない。
月に原因不明で1度程度発生する障害対応と、
定期的な夜間処理の立ち合いをする程度。
やることなど何にも無かった。思いつかなかった。
あったのかもしれないが、特に見つからなかったし、
先輩からも特に何かを教わろうとして無かった。
そんなでも給料はもらえているし、
新卒にしては良い給料もらっていたと思う。
実家暮らしだったし。

やってたことは、
ひたすらYahooニュースやブログなどを読みあさって、
定時になるのを待つだけ。


なんなんだこれは?
気づくのに6年もかかってしまった。。。
1年程度は開発側へいくことになるのだが、
ここでプログラミングの難しさを知る。
整備された環境やPC、働きやすい環境など皆無。
立ち上がるのがままならないようなPCを使いながら、
訳のわからない言語で何かを作っている。
全く進まないし、何が書いてあるかも全然わからなかった。

運用期間の方がまだマシと思ってさえいた。
世の中に出始めていた渋谷、六本木系の会社とのギャップを激しく感じた。
Web系エンジニアとその時の自分が違いすぎて違和感がどんどん広がっていった。

そこへ、ITバブルが弾け、さらに悪いことに社長の脱税事件が発覚。
会社の信用がなくなり、出向先がなくなり、社内待機。
ここでも社内向けのツール開発を担当。

ボーナスカット、残業の削減。
続いて、希望退職者の募集。
ここで見切りをつけることにした。

ここまでで29歳
プライベートの方では結婚をして、子供も2人産まれ、
社宅に住んでいた・・・。

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29歳からの転職。〜エンジニアから転職エージェントのコンサルタントへ〜


転職エージェントを使って転職することにした。
大手1社とコンサルタント職に特化したエージェントの2社を活用。
この時の軸はだいぶフラフラとしており、
SIは嫌だ。
自社かITコンサルが希望。
という要望を出していた。
エンジニア経験といっても、
実体は大したことないので
書類も面接も落ちまくる。

そんな時に他のエージェントを活用することにした。
そこで、
「うちでコンサルタントをやりませんか?」
この一言で大きくキャリアが変わることになる。
転職エージェントで言うところのコンサルタントとは、
営業のことなのだが、
それはこの当時のわたしはそれもわかっていなかった。

他にも実は大手エージェント経由でSIの内定をもらっていたのだが、
仕事内容がエンジニア時代と全く一緒。
カードシステムの保守をメインでやっているような会社だった。
給料は上がったが、全くひかれなかった。

給料を下げてまで、コンサルタントを選んだ理由は、
- 色々な業界や企業を見れる。(無知な自分が世の中を見れそう)
- エンジニアという経験があるので、それを生かすことができそう。
- コンサルタント!という響きが心地よかった。

こうして、
エンジニアからコンサルタント(営業)に29歳にして転職することとなった。

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コンサルタント(営業)時代。


転職エージェントがなんの仕事かわかっておらず、
妄想だけで入社。
後々知ることになるのだが、
その会社のITに特化したチームが独立して別会社を設立。
IT特化の人材が不足している時に
ちょうどよくエンジニア経験のわたし。
タイミングが良かったから入社できた。
営業未経験の30歳手前をよく採用したなと今でも思う。

エンジニア特化のチームに配属され、
CA(キャリアアドバイザー)
(転職したい人に希望を聞いて、求人を紹介する。)
の仕事を担当。

転職エージェントのビジネスモデルを簡単に説明しておくと、
企業から転職者の年収の30〜35%を紹介料としていただく。
こんな感じ。
500万で転職すると、150万〜175万を手数料として請求する。
めちゃくちゃに高い気もするが、
やっていることをざっと説明するとこんな感じ。
- 転職したいと思っている人を見つけてくる。
- 数万とある会社の中から自分の会社を受けてもらう。
- 他の会社ではなく、自分の会社に入社するという意思をもらう。
これだけでも相当に大変なこと。
恋愛やパートナー探しに例えられることが多いが、そういうこと。
エージェントの良い面も変えたところもいっぱいあるが、
それは別の機会に。

エンジニアから営業に転向してやっていけるのか?
正直な話。
かなり甘かった。
何が?
- 人と接する仕事をしてこなかったので、相手の気持ちを理解できない。
- 自己完結する仕事ばっかりだったので、誰かに頼る、聞くができない。
- 数字に対する意識が弱すぎる。
- 世の中もビジネスの仕組みも仕事についても知らなすぎる。
こんな感じ。

当時、業界最大手のトップ営業ウーマンが同期にいて、同部署。
上司もその最大手から生え抜きで転職。
という環境があったので、
自分の出来なさ、彼女との差を痛感する毎日。
何をしても全然違った。
タスクのこなし方。
考え方。
話し方。
社外、社内に対しての影響力発揮の仕方
数字の作り方。
数字を作るための行動の仕方。
仕事に対する考え方や向き合い方。
これだけは勝てると思ってたエンジニアに対する理解度の違い。
行動量。
年齢も自分より全然若い。
自分のビジネス人生を考えさせられた。
一つの行動を起こすだけでもこんなに違うのかと思い知らされた。
呼吸とか歩き方さえ違うんじゃないかと思うくらい違った。

唯一、その当時の自分を褒めてあげたいと思うのは、
あきらめなかったこと。
彼女の明るさにもだいぶ助けられた。
同期だったということも。
とりあえず徹底して彼女のやっていることを見て、
まねて、やってみようと。
とりあえず時間だけでもかけてみようと。
自分は未経験だし、学ばなきゃいけないことが多すぎる。
入社タイミングが新卒入社と近く、
新卒はゴリゴリとしごかれているのを横目に見て
年齢だけは自分の方が上だけど、
営業としての経験を考えれば、
新卒と一緒なんだと感じてた。
それなのに、あつかわれ方も違うし、
年が上というだけで先輩あつかいもされていたことに違和感があった。

この頃くらいから、
誰にでも丁寧語ではなすのが習慣づいていった。
ビジネス書を読みあさり、営業とはなんたるかを知り、
同期バリバリの彼女から刺激を受けつづけ、
吸収して少しづつできることを増やした。

本棚見てたら当時の本要約のメモとマインドマップでてきた。
2011年か。。9年前。

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その後、
同期の女性は退職してしまうんだけれど、
彼女の生き方、仕事の仕方は彼女らしいなと思う。
しばら〜く会えてないけど、
どこで何してるかはなんとなく知っているので
どこかでまた会えたら嬉しい。

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次の転職。〜エンジニア特化とベンチャー企業〜


この会社では2年ほど経験できた。
短い期間ではあったけれど、
営業という仕事を短期間で濃く経験できたのは価値がある。
個人側と法人側の営業経験を積ませてもらい、
会社というものがわかってきた。
営業がわかってきた。
自分がやりたいこともぼんやりと見えてきた。

そんなタイミングで転職した。
理由は、
その会社ではエンジニアとの接点を持つことが厳しくなってきたから。
転職したいというエンジニアの人が、
その会社経由で転職をすることが少なくなってきたからだ。
要は選ばれなくなっていたんだと思う。

そこで、転職することにした。
今から6年くらい前の時期では、
エンジニアニーズが上がりはじめる一方で、
エンジニアからは、エンジニアのことをわかってない。
エンジニアのことをわかっているサービスが存在しない。
ニーズがあるからとりあえず紹介する。
みたいな状況になっていた。

転職の必須要件に
「何かしらの開発経験2年以上」
とかの求人が多数存在していた。
他の仕事だったら、
「社会人経験2年以上」みたいな感じだろうか・・・。
その求人受けますかね。
誰でも良いと言われている感じがしませんか?

そこで、
エンジニアが欲しい情報を
エンジニアが掲載している媒体を運営している会社に
転職することにした。

以前一緒に働いたことのある人が転職して
誘ってくれたのがきっかけだったが
この媒体の存在は知っていて、
すごいサービスが出てきたと思い、
参考にしていたからぜひ!という感じだった。

表参道の雑居ビルに入ってる
ベンチャーって感じの企業だったけど
全然気にならなかった。

ここでも3年くらいで転職することになるのだが、
すごく濃密な時間を過ごさせてもらった。
破茶滅茶な代表や
エンジニアに共感されるサービスをエンジニアが作っていること。
営業しか知らなかった私が、
エンジニアと一緒にサービスを広めていくことの面白さ。
エンジニアにしかできないこと、営業にしかできないことの違い。
営業ができることは、エンジニアが作ったサービスと思いを伝えること、
広めることだと思えたこと。
お客さんのニーズに応えるために、サービスを作っていくこと。
キラキラと輝いていて見えたエンジニアが身近にいて、
自分を頼ってくれていること。
仕事が楽しいと思えた会社だった。

でも、退職した。34歳。
35歳の一歩手前。
その会社では営業としてのキャリアを積む中で、
マネジメントの経験が出来なさそうと感じてしまった。
転職ビジネスの限界を感じ始めた。
エンジニアは転職ではなく、
フリーランスで自由に働く環境を求め始めている。
と感じた。

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今の会社のことはいつか書くとして


今の私が大切にしていること。(2020年11月時点)

体験数。
経験年数は実は関係がなく、
その期間の中でどれだけ実体験できる行動をしたのか?
が大切。
年齢×経験年数
を軸に今までは生きてきた。
経験年数で考えれば、新卒と同じ0年生。
だけど、年は29歳の私。
とか。
37歳にしてマネジメントを経験した。
とか。
そういう気持ちは大事、
だからこそ甘んじないで学ぶ姿勢ができる。

もうすぐ40歳。
これからも楽しみ。
何を選択するのか。何を今から0年生として経験したいのか。
それを探しにいきたいと思っています。



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