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~半分の理解~コミュニケーションの落とし穴

会議やセミナーでメモやノートを取る時に、
大切なことがあります。

このことを知っていると、
知らなかった時と比べて、
2倍ぐらいの効果がでます。

考え方を少し変えるだけなので、
ぜひ、みなさんにも知ってもらい、
実践してもらいたいなと思っています。

「紙一枚」セミナーの宿題とは

私が「紙一枚」について
勉強をしていた時のことです。

当時は、月に1回、
6時間ぐらいのセミナーを毎月受けていました。

このセミナーの受講生は、
毎回ある宿題が出されていました。

その宿題とは、
6時間の講義の「文字起こし」です。

要約をするのではなく、
1語一句正確に書かなくてはいけません。

当時は、今のように、
自動で文字起こしをしてくれる
便利な機能もありません。

毎日、文字起こしをするのですが、
なかなか進みません。

だから、毎回、
文字起こしの宿題が嫌だったんですよね。

面倒くさいし、
なんで、こんなことをするんだろうと
思っていました。

でも、文字起こしを初めて、
数か月すると、
文字起こしをする意味が分かったのです。

聞いているようで、聞いていない

文字起こしをしていて、
気づいたことがあります。

それは、自分が、
セミナーを聞いているようで、
聞いていないということです。

文字起こしをしていると、
「こんなこと言ったっけ」
「これってどういう意味だろう」
など、色々な気づきがありました。

文字起こしをしながら、
それなのことに気が付くと、
調べなおしたり、
聞き直したりするんですよね。

そうすることで、
理解が深まっていきました。

さらに、文字起こしをしていくことで、
手に入ったものがあります。

これこそ、文字起こしをすることの
一番の効果だなと思います。

それが何かと言いますと、
講師の思考が手に入ったことでした。

セミナーをしていると、
自然と私の先生の思考をすることに
気が付いたのです。

思考だけでなく、
同じような言葉使いをしていることに
気が付きました。

今までの思考法ではなく、
私の先生の思考を手に入れてからは、
私が開催するセミナーの質は、
大きく向上しました。

その考え方は、
普段の仕事や私生活にも
活かされていったことは言うまでもありません。

効率的な勉強法とは

効率的に学ぶには、
脳に負荷をかける必要があります。

ただ、会議の内容を書き写したり、
ホワイトボードの内容を書き写すだけでは、
以前の私のように、
聞いているようで、聞いていない状態に、
なってしまいます。

だから、
聞くときには考えながら聞いて欲しいし、
考えながら聞けないようでしたら、
文字起こしなどをして欲しいのです。

考えながら聞いてみてくださいと言うと、
聞くことと、考えることを一緒にできないので、
話を聞き逃してしまうのではと、
質問に来てくれる人がいます。

確かに、考えながら聞いていると、
考えている間の内容は、
私も聞くことは出来ません。

でも、それでいいと思っています。

考えている間に、
聞き逃してしまった内容と言うのは、
今の自分にとっては、
聞き逃すぐらいの内容だったのです。

だから、気にすることはないのです。

それよりも、
考えよう、考えたいと思った内容は、
今の自分には重要な内容なのでしょう。

すべてを手に入れようとするから、
結局すべてが手に入らないんだと
私は思っています。

そして、今自分に必要なものを
必要な時につかめた人が、
成功する人なんじゃないかと思っています。

今その瞬間、
自分に必要なものを手に入れて、
チャンスをつかんでくださいね。


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