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本当に運命の人?バチェラーの怖いシステム

友達にバチェラー面白いよと言われ、年末年始にバチェラー3を一気見。
いろんな場面で違和感を感じたのでそれらをまとめていきたいと思います。
バチェラー3を観て一番の問題と感じたのは、「女性たちがバチェラーに対して減点ができない」ということです。

これから、バチェラーという減点できないゲームのシステムを独自の3つの観点から解説していきます。

・応募する女性の特徴
・デートの特徴
・距離感の特徴

バチェラーに応募する女性

バチェラーがどんな人間なのかを知ったうえで応募するため、

バチェラーの良いところ→把握○(スペックの高さ)
バチェラーの悪いところ→把握×(会ったことないから分からず)

となります。悪いイメージを持っていたら応募しないですよね。好意があるから参加するのです。
つまり、スペックの高さがゆえに100点でスタートすると仮定します。

デートの特徴

1.デートに誘われた場合について

この厳しい争いの中で、デートに誘われて嬉しくないわけがないです。「自分のこと必要としてくれている」「特別感」「自分のことを知ってもらえる」などのプラスな要素があり、必ず加点
さらに、デート内容は常に「豪華」であり「非日常」です。女性陣の中で、フェラーリに乗せてもらったり、ヘリ乗ってスカイダイビングしたり、クルーズから花火見たり、海の上のブランコ乗ったり、カーシアターしてもらった人はほとんどいないと思います。こんなん高身長金持ちイケメンにされたら誰でも加点です

デートの途中で多少の違和感(バチェラーに対する女性側の違和感)が出てしまったとしても、「競争」「非日常」「特別感」という環境においては、そのミスすらも減点に感じないのではないだろうか。少ないデート時間でその判断は的確にできず、友永さんはきっと素晴らしい人だという思い込みから、「子供っぽくてかわいい」「自分の気持ちに素直」と言った加点要素に変換されるのです。そもそも自分の魅力をアピールしなきゃいけないというミッションを抱えているため、それどころじゃないのかもしれません。

よって、デートは加点でしかないです。
(2on1は例外として、グループデート、ツーショットに関しては当てはまると思います。)

2.デートに誘われなかった場合について

デートに誘われないともちろん悲しいと思います。しかし、バチェラーはいろんな女性をデートに誘い、相手を知らなければならないミッションがあるということを考えると減点には繋がらないと考えてもおかしくはないと思います。誘われないことで不安に襲われ、バチェラーのことを想う時間が多くなるでしょう。
さらに、その後デートで誘われると、「ちゃんと自分のことを見てくれている」「久しぶりに会えてうれしい」というような気持ちから、1の加点要素が爆上がりするのです。

よって、デートなくても維持、加点幅拡大となります。

距離感の特徴

今回のバチェラーでは、手をつないだり、ハグしたり、頬にキスすることはありました。しかし、キス以上のことはできなかったですよね。
一般的に、キス以上の行為をすることで、相手の性格だったり知らない一面を知ることができますよね。女性はキスで遺伝子的に相性がいいかを本能的に判断するという説があったり、セックスの相性が良くないという理由で別れるカップルがいるくらいですから、非常に重要だと言えます。
しかし、この番組ではセックスどころか、唇を重ね合わせることすらできないのです。つまり、ハグだけでは相手を加点することも減点することもできないのです。



以上3つの特徴から、女性陣はバチェラーに対して減点することができないゲームであることがいえるのではないでしょうか。



そう考えると、

きちっと向き合える時間が少ない中で、岩間さんがバチェラーに違和感を持ったのはすごいと思います。おそらく減点したのは、神戸にこだわるわがままさや、誰にでもローズをあげてそんなに特別感ないこと、内面というよりは見た目しか褒められてないこと、自分の大事な食事観に合わなかったことなどではないでしょうか。



結果、とても面白かった。
最後の結末にはびっくりだけど、あんくらいの方が人間味あって好きだな~
番組側からあの展開を仕込まれていたとしたら……コワイネ。

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