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【イベントレポ】富山駅前の日本酒バルでリアル交流会~企画アイデアを発表~

T-ROOMメンバーのリアル交流会を2023年3月12日に富山駅前「MAROOT」1階の日本酒バル「バール・デ・美富味」で開きました。
富山県内の古民家に移住して交流の場づくりをしている「富山古民家村長」さん、「富山に移住してきた男たち」主宰のKOYAさんなど、会社員、公務員、インスタグラマー、動画クリエイター、個人事業主、地域プレイヤーのなど多彩な方々が参加しました。進行はRUNOさんが務めました。
東京では渋谷キューズで2回実施しましたが、富山では今年度初でした。今回は、新年度に向けて「T-ROOMメンバーとやりたい企画」を募集し、4人の方にプレゼンテーションしてもらいました。そのアイデアごとにメンバーが分かれ、企画をブラッシュアップするワークショップをして、発表をお願いしました。後半は名刺交換、SNS交換などして交流しました。

古民家村長によるプレゼンテーション
KOYAさんの提案をじっくり聞く参加者
みんなでTポーズで記念写真

◎プレゼンテーション企画とブラッシュアップされた提案

T-ROOMメンバーと取り組みたい、やってみたい企画を4人の人にプレゼンテーションしてもらいました。富山でそれぞれでコミュニティ運営している人、SNSで発信している方々です。提案された案について、グループに分かれて意見交換して、ブラッシュアップした提案を発表してもらいました。

◆富山の古民家マッチング企画
今、古民家に住んでいる。元々地域のボランティア団体が使っていた場所だったが、団体が解散して空き家になっていたのを引き継いだ。SNSで古民家をするボランティアや、整備地域の賑わいづくりをしてくれる仲間を呼びかけたら多くの若者が参加してくれた。地域のために役に立ちたいと思う人が多いことも分かった。古民家に対して「機能」を求めてくる人はいない。再生する「プロセス」や集まる「人」に価値がある。

今の日本を見ると「空き家」「耕作放棄地」が増えている。もちろん富山も同じ。実際に自治会でも地区の「空き家」問題が常に話題に上がっている。自治体も空き家バンクなどの施策も行っているが、借り手と買い手のマッチングが上手くいかないケースも多い。
しかし、地方への移住に関する希望や問い合わせが増えている。富山も増えている。こんなチャンスはない。だが「移住コンシェルジュ」だけに頼っているのではないか。

移住希望者は「何かを成し遂げたい」と思って来る人が多いのだが、サポートしきれていないのでは。移住して活躍する人に大切な能力は「コミュニケーション能力」だとみなさん口をそろえて言う。
移住者をサポートできる最初の窓口が必要だと思う。富山を好きになってもらい、富山の人と繋がってほしい。T-ROOMから富山に居たいと思う人を古民家など富山の空き家にマッチングさせていきたい。

⇒「富山版トキワ荘」を提案
・富山県出身マンガ家「藤子不二雄」のお2人も住んでいたアパート「トキワ荘」をモチーフにした。何かをやりたい人がいてもサポートする人がいないのが課題だが、同じ志を持った仲間が集まりコミュニティを作ることができれば相乗効果が生まれるのではと思った。
・世代間のギャップを埋めることも必要だがこれも解決できるのでは。何かやりたい20~30代、サポートしたり、アドバイスしたりする40~50代、温かく見守る60~70代など、一貫してつなげることができるのが大切。
・古民家を提供したい人はそもそも住みたい人の情報がない。売るという選択肢しかないと思っている。「貸す」こともできることを知らせたい。T-ROOMでこのプロジェクトをすることを広報し、両方から情報が入るようにしたい。

富山の古民家村長さんの提案

◆富山サウナツーリズム企画

富山に移住して「サウナ」にハマってしまった。鳥取県はサウナ周遊モデル観光ツアー「鳥取ツーリズム」として発信している。サウナをきっかけに鳥取の食や文化に触れてらうことを目的にしている。この「鳥取サウナツーリズム」を参考に富山の「サウナ観光モデルコース」を考えていきたい。T-ROOMでサウナツーリズムを企画・実施していきたい。

なぜ、富山でサウナツーリズムなのかといえば、富山は自然を売りにしている観光が多いが、雨や雪の日が極めて多く、外のアクティビティを売りにするのは無理があるのではと考える。富山の自然を活かしたネイチャーツーリズムの新たな柱に、天候に左右されない「サウナツーリズム」を入れたらいいのではと考える。

今、富山ではサウナブームの影響で、サウナが非常に多くなっている。県内の需要を取り合っているのでは持続可能なビジネスにならない。もっと県外からのお客様を増やすべきだ。富山に来ていただくことで、サウナ外の富山の魅力にも気づいてもらえるのではと思う。サウナツーリズムのモデルコースを作っていきたい。サウナの後に寿司職人を呼んで富山のお寿司を食べてもらうなど富山らしい遊びを楽しんでもらうコースを考えたい。

⇒サウナーが、サウナ以外で好きなものはお酒と食事
富山は水がいいので、水分補給を富山の湧水を飲むのも富山を体験する遊びとして面白いのでは。魚釣りも盛り込みたい。釣った魚をみんなでさばくアクティビティを盛り込む。ガイドもお客様のバスに乗せて一緒に行く。ガイドは富山のサウナや食に詳しい人。T-ROOMメンバーとお試し会を開きたい。

富山に飛ばされた男たち・KOYAさんの提案
企画ごとにグループになり意見交換
具体的なアクションにつなげるためには?

◆直観ブックマーカー(村上和博さん)

本を通じてコミュニケーションを取ることを提案したい。読書は敷居が高いイメージがあるかもしれないので、「直観ブックマーカー」を提案したい。何か出されたお題に対し、「あなたの運勢は?」「今の気持ちは?」みたいな問いを出しあい、本を無造作に開き、指を刺し、そこに書かれた文章があなたの答え、というワーク。
「そんなこと思っていないよ」と思った後に、反論することをきっかけに自分の本当のことを話してみんなと会話する。気付かなかった、知らなかった出会いを本からもらい、他者と会話をする。自分の経験から回答を出し、コミュニケーションを強化するワークショップだ。

⇒初めて会った人と「仲良くなる」「アイスブレイクする」ため
「本」を使うことも非常に有効な手段だが、難しいと考える人もいるかもしれない。TikTokはランダムにおすすめ動画がスマホ画面に流れてくるので、偶然出てくるTikTok動画のことを話題にすることによって仲良くなるきっかけになると思う。

村上和博さんの提案

◆富山県公式TikTokアカウント

今の消費行動は変わっていて、「能動的」に自分で検索して(例:富山 居酒屋など)、そこに出たものを参考にする行動から、SNSの普及によって「受動的」におススメとして出てくることを参考にする行動に変化していると考える。TikTokはおススメがどんどん出て来て、見る人は短い動画を次から次へとめくっていくサイト。興味ないものでも目にふれることができる。

興味あること・スポットが出て来て、それを探していると最終的に「富山県」が出てくるイメージ。富山県に興味があって富山県を検索することから始めるのではない。きっかけは大きく変わってきている。富山県公式TikTokを作ることで、富山県のことを意識していなかった潜在的なニーズを取っていきたい。どんな動画を撮ったらいいかを話し合いたい。

⇒行きたくなる富山、住みたくなる富山を発信
▽行きたくなる富山 =立山や自然、観光地を紹介する、
▽住みたくなる富山=住んでいる人しか分からない暮らしのあれこれ(雪対策など)を紹介する。方言も有効だ。
それぞれ別の手法で動画を作る。TikTokはランダムに登場するのが特徴なので、偶然富山のことを知って興味を持ってもらう。

富山にこられまさんの提案
グループ代表者が発表
ブラッシュアップした内容を披露してくれました

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