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東大中退後、音楽家になりたかったはずがなんだかんだでコンピューターを触っている。 普段…

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東大中退後、音楽家になりたかったはずがなんだかんだでコンピューターを触っている。 普段は音楽を聴いたり、ごはんを食べたりしている。

最近の記事

ライブレポ: Meshell Ndegeocello@Billboard Live TOKYO

まじでめっちゃ良かった。良きポイント3つに絞って振り返る。 良きポイント① Ventriloquismのリリース直後だった前回来日時(2019年)に比べて、ベース・リフやリズムによる表現に比重が戻ってきた。これは初期の作品(Plantation Lullabies, Peace Beyond Passion, etc)を愛聴している自分のようなベースキッズにとって本当に嬉しい。 90年代のようにベースをシバき倒すわけではないけれど、当時バキバキに発露させていた音楽性、ミ

    • ペア読書のTips紹介

      「ペア読書」という読書法を定期的に実践するようになり、3ヶ月で計10冊程度を読んだ。この記事ではペア読書に興味がある人に向けて、実践的なTipsを紹介したい。 初めてペア読書をやった時の様子は以前記事にしたので、「そもそもペア読書って何?」という人はこちらから読んでみるといいかも。 📚 本選び新書が最も取り組みやすい ペア読書は、「制限時間つきで2人同時に同じ本を読み切り・読後に議論する」という読書法なので、以下のような本は不向きだった。 制限時間に対して、ページ数

      • 2023年買ってよかったもの5選

        TIMEMORE Black Mirror Basic+コーヒーをハンドドリップで淹れる時に使う計量器。 ふつうのキッチンスケールでも問題無く淹れられるけど、抽出に再現性を求める場合、最初の蒸らしの時間やお湯を注ぐタイミング・速度に気を遣わないといけないので、別途タイマーを用意することになる。 このコーヒースケールはタイマーが一体になっていて、しかもお湯を投入し始めると勝手にタイマーがスタートする機能があり、ハンドドリップの体験がめっちゃ良くなった。 精度が0.1g刻

        • ペア読書やってみた!「暇と退屈の倫理学」

          概要ハヤカワさんちの五味さんが以前(もう何年も前か…)言及していた「ペア読書」を夫婦で実践してみたので、記録を残す。 ペア読書については 👇 取り上げる本の入手「読んだら絶対学びを得られるんだが、機会がなくて長いこと積ん読しているな……」って感じの本を選んだ。 購入は夫婦で共同入金しているペアカードで。このペアカードも五味ちゃん様のおすすめで知ったので……お世話になってます…… 時間と場所平日の仕事が始まる前の時間として、水曜の朝8時〜10時に実施。場所は近所の喫茶店

        ライブレポ: Meshell Ndegeocello@Billboard Live TOKYO

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          2022年 良かったライブTOP3

          はじめに 自分はかなり音楽が好きな方だと思うが、ここ数年のコロナ禍でほとんどライブが開催されず、自分が人前で演奏することもほぼなく、退屈な日々が続いていた。 その中で著名アーティストの訃報を聞いてつらい気持ちにもなっていた(生前に一度でも聴いておきたかったと思ったり)ので、自分の中でなんとなく「会いたい人には会える時に会っておきたい」という気持ちが強くなっていた。 2022年はライブ開催も増えてきて、結構沢山のライブに行くことができた。Instagramで感想を書きため

          2022年 良かったライブTOP3

          軽く2022年を振り返る

          キャリアのイメージが少しはっきりした 今年1年はEngineering Managerとして働いて、得るものが大変多くありました。チームのエンジニアと一緒に目標設定やメンタリングをおこなう過程そのものも非常に楽しかったし、チームメンバーがいきいきと仕事をする手伝いができるのは幸せでした。 一方転機もあり、11月に(CTOの計らいで)1ヶ月だけEMとしての業務をストップし、Player(社内ではEMと対比してIC, Individual Contributorと呼んでいます

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          コンテクストから切り離され、未来へ向かう演奏の妙 (Pino Palladino and Blake Mills ライブ感想)

          バンドメンバーから誘われ、Pino Palladino and Blake Mills featuring Sam Gendel & Abe Rounds の公演を聴きに行った。普段はJ-POPばっかり聴いている自分にとっては難しい内容に違いなかったが、感じるところがあったので記録として残す。 このグループについては前情報を全然仕入れていなくて、「Pino Palladinoが超一流ベーシストで様々なセッションに参加している」ことと、「Sam GendelがKNOWERのバ

          コンテクストから切り離され、未来へ向かう演奏の妙 (Pino Palladino and Blake Mills ライブ感想)

          NiziUのライブが衝撃的だった。

          今日、NiziUというアイドルグループの、初めてのツアーに参戦した。本当に感動してしまい、終演して5時間経った(宮城から神奈川へ帰宅し、PCに向かっている)の感情を整理したくこの文章を書き始めた。 率直な感想を先に言うと、「今まで見たどのライブよりも、自分が観客としてそこにいる意味と幸せを感じた」。なぜそうなったのかを言語化していくのが、この記事の目論見になる。 唐突だが、こんな有名でも何でもない書き手のnoteを読み始めているあなたの好奇心を信じて、ブラウザを閉じられな

          NiziUのライブが衝撃的だった。

          本日のBADモード

          近頃毎週、月曜日は少しBADが入ってしまうのだが、今週は今日(水曜日)になっても微妙にBADが抜けず困った。仕事を終え、いつもとちょっと違う酒を飲んでみるなどしたが、全快しないでいる。理由を考えてみる。 今日まで気づけていなかったが、ここ数週間、組織の内外を問わず、自分の周りにいる人たちの多くから疲れがにじみ出ている。変化がめまぐるしい組織にいるので、(自分を含む)一部の人が一時的に疲弊したりするのはたまにあるのだが、最近は多くの人から慢性的な疲れを感じる。 例えば、毎週

          本日のBADモード

          非デジタルな持ち物で、自分のためだけの時間を確保する

          新型コロナウイルスの流行で、生活におけるデジタルの割合が増えた。 仲間とお酒を飲みながら語るのではなく、感じたことはTwitterに書く。 旅先で一目惚れしたお酒を買うのではなく、Amazonで調べて購入する。 旅行に行けないけど刺激は欲しくて、YouTubeを延々と眺めてしまう。 なにげない日常が徐々にデジタル化している。 もともと自分は生活におけるデジタルの割合は高かった(家電の操作を自動化したり、Uber Eatsの頻度が高かったり…)が、最近たまに、デジタルか

          非デジタルな持ち物で、自分のためだけの時間を確保する

          こだわりのデスク環境を紹介してみる

          某スタートアップでソフトウェア・エンジニアをやっているt-poyoです。 かねてより周囲から「t-poyoは自宅のデスク環境整ってそうだから紹介記事を」と言われていたので、書いてみます。気になるポイントがあれば詳しく説明しますので、気軽にコメントください。 コンセプトと概観「仕事ができない言い訳を無くすデスク」です。 自分のように心の弱い人間の皆々様であれば、「デスクの高さが気に入らねえから今日は仕事のやる気出ねえな」とか、「もっといい音で音楽流れてないとコード書けない

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          ギターを買った

          良いギターを買った。Paul Reed SmithのMira(Core)というモデルにした。既に生産完了しているモデルで、探すのがちょっと大変だった。 どうして突然そんなもん買ったのか、どうやって選んだのか、を書いていく。 たいしたことないギター所有歴上京した時(10年前くらい)、Grecoのストラトをお茶の水の楽器屋で買った。中古で3万円くらい。ストラトにした理由は特になし。たまに触っていたが基本持ち腐れていたので、よく友達に貸していた。この記事を書いていて思い出したが

          ギターを買った

          音楽の聴き方について

          これは意識を持って音楽聴き始めてこのかたずっと思ってることなんですが、こと日本人同士の間で、ライトリスナー・非プロフェッショナルであればあるほど、人に音楽をおすすめする、という行為はなんかマウンティングのにおいをまとってしまい、他意がなくてもちょっとその場の空気が悪くなったりし得る。 「いっぱい知ってることが偉い」という感じで、収集癖的に音楽を聴いていることがある。自分もそういう側面はある。 けれど音楽好きなら、まず最初に本能的に、「もっと(自分の好みの)音楽を聴きたい」

          音楽の聴き方について