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[映画]「希望と絶望 その涙を誰も知らない」の感想・解説・考察・レビュー

映画「希望と絶望 その涙を誰も知らない」について、前半はネタバレなし、後半はネタバレありでまとめています!

  1. ネタバレなし

    1. イントロダクション

    2. あらすじ・ストーリー

    3. 感想・解説・考察・レビュー

  2. ネタバレあり

    1. あらすじ・ストーリー

    2. 感想・解説・考察・レビュー

  3. 参考

引用元:映画『希望と絶望』公式サイト

ネタバレなし

イントロダクション

2022年3月末に“約束の地”である東京ドームで、デビュー3周年記念ライブを行った日向坂46。

2019年12月のクリスマスライブにて、1年後に東京ドームライブが実現することが発表されるも、コロナ禍により延期。

そこからの2年間に密着したドキュメンタリー映画。

あらすじ・ストーリー

キャプテンである佐々木久美は、その2年間について知ってほしくないと話す。

夢にまで見た東京ドームでのライブ開催決定による喜びから一転、地の底に叩き落とされたメンバー達は立ち直れるのか。

味わったことのない未曽有の状況に皆戸惑い、体調不良による離脱者が続出して一向に全員揃わないグループ。

固い絆で結ばれたはずの繋がりに綻びが見え始める。

感想・解説・考察・レビュー

タイトルにある『希望と絶望』。絶望の方が多く映っていた。

だからこそ“希望”である東京ドームライブは輝いたのかもしれない。

それでも、メンバーの辛い姿は見ているファンにとっても辛いもの。

自分たちは精一杯やっているつもりでも、迫りくるコロナ禍、思い通りにいかないパフォーマンス、スタッフから発せられる厳しい言葉にさらに追い詰められる。

もちろんグループ、メンバー1人1人、そしてファンのためを思ってスタッフも含めてみんなが頑張っている。

限界を超えるしかない。でも、体も心もついていかない。

そんな中で、すでに卒業を決心していた渡邉美穂にとってはタイムリミットが迫っている。

誰よりも想いが強くなる渡邉美穂は、人一倍心理的にダメージを負い、窮地に追い込まれる。

本人たちにはどうしようもできないことであっても、責任を感じてしまったり、悪い方向へ考えてしまう。

負のスパイラルにはまるも、決して諦めずに持ち前のガッツを今こそ発揮した彼女たちはまた強くなった。

そんな大変な思いをしながらも、最高のパフォーマンスを届けようと進み続ける姿に感動し、もっと応援したいと思う。

元気をもらった自分も、もっとがんばれるようになれる。

やっぱり素敵なグループです。

引用元:映画『希望と絶望』公式サイト

ネタバレあり

あらすじ・ストーリー

ドキュメンタリー映画1作目『3年目のデビュー』及び『3周年記念 MEMORIAL LIVE ~3回目のひな誕祭~ in 東京ドーム』のネタバレも含みます。

ドキュメンタリー映画1作目の『3年目のデビュー』では、けやき坂46結成から日向坂46への改名と単独デビューまでを描いていた。

欅坂46との直接的な比較により絶望を突きつけられていた。

あまりにも早過ぎるメンバー追加を、実力不足によるものと考えた彼女たち。

そのときも希望を見ていたのは後にキャプテンとなる佐々木久美。

逆風に対して先頭で立ち向かう彼女の存在は、時を経ても霞むことはない。

そのけやき坂46時代と同じく襲ってきたのは、意識や価値観のズレ。

要因は変わろうとも必ず存在する一人一人違う、ということ。

イベントが減ることによって、ファンとの交流の場も減り、自分たちから離れていってしまうのではないかと不安も大きくなる。

さらにメンバーと会える機会も減って、メンバー同士の繋がりまで弱くなってしまうのではないか。

慣れないオンラインでのライブやイベント。

ようやく少しずつファンが入れるようになってきたライブ会場。

しかし、『3回目のひな誕祭』でも小坂菜緒が復帰するも、濱岸ひよりがコロナウイルス感染で本番直前(5日前)に離脱。

どこまでも苦境と立ち向かうことになるグループには、ひとときも安らぎの時間が訪れない。

満足な準備ができないまま臨む東京ドーム公演。

かつてないほどの大きな会場で、本番中も順番や場所を確認したり、間違えて焦ったり。

それでも、最後に見せるのは笑顔。

感想・解説・考察・レビュー

今回の作品でも、改めてやっぱり佐々木久美がいてくれて良かった。キャプテンを務めてくれて良かったと心底思う。

2期生で最初の卒業生となった渡邉美穂の存在感も、特にその高い演技力をもって示していた。

弱さを見せないムードメーカーでもあった。負けず嫌いの2期生の中でも、特に気持ちの強いメンバーだった。

それでいて周りも見れる彼女なら、グループを離れても十分やっていける。

東京ドームライブに卒業生である長濱ねる、井口眞緒、そして芸能界から身を引いた柿崎芽実の姿があったことに嬉しさが倍増した。

ステージには立っていなくても、導いたメンバーであることには変わりなく、その功績は並々ならぬものだから。

ライブ開始直後から、皆満面の笑みでメンバー同士目を合わせて楽しんでいる姿、終わったあとの達成感に満ちた笑顔に安心と嬉しさが募った。

参考

映画『希望と絶望』公式サイト|日向坂46 Documentary Film 2nd

映画『希望と絶望』公式Twitter

セルフ Documentary of 日向坂46|TVer

日向坂46ドキュメンタリー映画『希望と絶望』公開直前!おひさま座談会|TVer

3回目のひな誕祭|日向坂46公式サイト

日向坂46 DVD&Blu-ray『3周年記念MEMORIAL LIVE ~3回目のひな誕祭~』in Tokyo Dome

ORICON NEWS

音楽ナタリー

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