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【1分で読める】本の要約シリーズ

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「忙しくてなかなか本を読めない」というビジネスパーソンの方向けに本の要約をしています。正直、本を読んでも数日後にはほとんど忘れてしまっていることが大半だと思いますので、重要だと思…
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#要約

【1分で読める】無(最高の状態)/鈴木祐

・苦しみ=痛み(現実)×抵抗(認識)  ・人間の脳は現実よりも認識を重視する  ・受け入れることで痛みが和らぐ  ・無我に至るには停止と観察が必要  ・思考を停止させ、脳内を客観的に観察する  ・無我は幸福度と意思決定力を高める

【1分で読める】欲望の錬金術/ロリー・サザーランド

・ロジカルであることは、人に安心感を与える ・だからこそ人は非合理的(感覚的)なことに、解決策を見出そうとしない ・人の行動には「表面的なロジック」と「心理的なロジック」の二つがある ex.歯磨き 表面的:虫歯にならないようにするため 心理的:爽快感を得たいため(だからミント味が多い) ・私たちは思っているよりもロジカルな判断をしていない ・効率性を追求すれば、必ず良い結果が出るわけではない ex.ホテルのドアマン ドアを開けることが目的ならば、ドアマンは自動ドアに代替可能。

【1分で読める】プロセスエコノミー/尾原和啓

・アウトプットではなく、プロセスの価値が高まっている ・プロセスエコノミーのメリットは3つ 1)アウトプットを出す前からお金が入る可能性がある 2)孤独の解消(モチベーションの持続) 3)長期的なファンを増やせる※共犯者をつくる ・これまでプロセスがブラックボックスであることが当たり前だった ・そのため正解主義、完璧主義が増えた ・これからは修正主義にならなければならない ※オーケストラ型ではなくジャズ型 ・情報化社会において、情報を隠しておくことは困難 ・むしろ情報をシェア

【1分で読める】自律する子の育て方/工藤勇一・青砥瑞人

・18歳意識調査によると「自分が社会や国を変えることができる人間だ」と思っていない ・サービスの産業化が進み、サービスを受けることが当たり前になったことが一要因 ・子どもの自律性を養うことは文部科学省の上位目標にもなっている ・本来「知育・徳育・体育」のバランスを取るべきところ、知育に偏っている ・学力向上という手段が目的化している ex.OECDの学力発達度調査でフィンランドに大きく差をつけられた際、宿題を増やして挽回しようとしたが失敗 ・子どもの自律と学力向上

【1分で読める】アフターコロナのニュービジネス大全/原田曜平・小祝誉士夫

■オンラインビジネスのリアル化 ・オフィスワークのVR化 ex)『Meetin VR』(アメリカ)   仮想空間内で共同作業を行えるプラットフォーム   仮想のオフィスに出社し、デジタルアバターを通じて打合せやプレゼンを行う。   3Dペンで空間に文字を書いたり、付箋を貼ったりすることも可能。 ※リアルとバーチャルの使い分けが重要になる。 ・自宅エクササイズの進化 ex)「Smart Mirror」(アメリカ)   映像やデータが表示される通信機能付きの鏡   鏡に自分の姿

【1分で読める】世界初のビジネス書/ベネデッド・コトルリ(著)、アレッサンドロ・ヴァグナー(編)

・ベネデット・コトルリ、ほとんど知られていないイタリア商人 ・14世紀半ばにペスト(黒死病)がヨーロッパで猛威をふるい、ルネサンス、大航海時代へと続くイタリア・地中海世界において、外交官、財務総監、造幣局長まで務めた「ビジネスパーソンの父」とも呼ぶべき人物 ・そんなコトルリが書いた『商売術の書』は、複式簿記について世界で最初に記述した画期的な書物として近年脚光を浴びるようになった ・そこから現代のビジネスパーソンにより響くポイントを選び抜いて編集されたのが本著 ※以下、印象に

【1分で読める】はじめての機械学習/田口善弘

・機械学習の本質は「関係性の予測」。 ・相互の関係性がわからない情報をもとに、関係性がわかりやすい「数」を作る。 ・k近傍法とは? 与えられた学習データをベクトル空間上にプロットしておき、未知のデータが得られたら、そこから距離が近い順に任意のk個を取得し、その多数決でデータが属するクラスを推定するというもの。 ※落第を防ぐために補修を受けさせる生徒を選ぶ時などに活用できる ・入試とは、「入試の成績」と「入学後の適正」という2つの事象の関係性予測。 ・線形回帰とは? 「複数のも

【1分で読める】サクッとわかるビジネス教養 行動経済学/阿部誠

・伝統的な経済学では、人間を「ホモ・エコノミカス=経済人」と定義し、人間は常に自分の利益を最大化する合理的な選択をすると考えていた。 ・しかし実際には利益を追求しない、合理的ではない行動をとるケースが多くある。 ・このような人間の行動を解明するために生まれたのが「行動経済学」である。 ※ 行動経済学は経済学と心理学のハイブリッドと表現されることもある。 ・行動経済学において「ヒューリスティック」と「システマティック」の二つの考え方が重要。 ・ヒューリスティック(直感): 過去

【1分で読める】AI分析でわかった トップ5%社員の習慣/越川慎司

・本書では、各社の人事評価「上位5%」の社員の行動や働き方を調査した結果、見えてきた共通点が紹介されている。 ▪︎5%社員の5原則 (1)「目的」のことだけを考える (2)「弱み」を見せる (3)「挑戦」を「実験」と捉える (4)「意識変革」はしない ※行動・習慣から変える (5)常に「ギャップ」から考える ▪︎5%社員の思考と行動 ・作業完遂ではなく成果達成に充実感を覚える。 cf)67社で調査した結果、従業員800名以上の企業では、1時間の役員会議のための資料作成に7

【1分で読める】SFプロトタイピング/大澤博隆、宮本道人、難波優輝

・SFプロトタイピング:サイエンス・フィクション的な発想をもとに、まだ実現していないビジョンの試作品=プロトタイプを作ることで、他者と未来像を議論・共有するためのメソッド。 ・起こる出来事から逆算して今を考えるという「バックキャスティング」的な方法。 ・予想外の未来を想定する際に有効。 ・時間軸が20~30年先と長い。数十年先を正確に予測することは不可能なので、「こういうふうにしたい」という"意志を生み出す"ことがポイント。 ・変化の激しい現代において、人類の文明の進化の方向

【1分で読める】9割の社会問題はビジネスで解決できる/田口一成

・ソーシャルビジネス:貧困や環境問題など、「儲からない」とマーケットから放置されている社会問題にビジネスとして取り組むもの。 ・2007年に創業したボーダレスグループは、ソーシャルビジネスしかやらない会社。 ・社会問題の解決は、政府や自治体、NPO、慈善活動だけでは限界がある。 ・ソーシャルビジネスは、非効率を含んでビジネスをデザインする必要があるため、従来型のビジネスより難易度があがる。 ・ボーダレスグループでは、新卒、第二新卒の場合には、3人一組に1000万円を渡している

【1分で読める】小売の未来/ダグ・スティーブンス、斎藤栄一郎(訳)

・新型コロナウイルスをキッカケとして、人々の生活や買い物のあり方が大きく変わろうとしている。 ・アマゾン、アリババ、京東商城(JDドットコム)、ウォルマートは、コロナ禍でも急成長しており、顧客が基本的なニーズの大部分を頼る生活システムを築くことを目指している。 ・上記企業が「理屈で選ばれる定番」であれば、それ以外の小売業者は「感性で選ばれる定番」になる必要がある。 ・本書では10のリテールタイプに分類し、ナイキやパタゴニア、コストコ等の具体的企業の例をもとに小売戦略を紹介して

【1分で読める】フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか/堀内都喜子

・仕事の文化として「ワークライフバランスがとれること」と「職場での平等でオープンな関係性」がある。 ・スポーツやサウナなど、趣味を楽しむ制度が充実している。 ・一方で学ぶことに貪欲であり、仕事に関連しない分野でも「学んだ方が得」という文化がある。 ・「シス」の思想。自らの意志で困難に立ち向かう。