見出し画像

雇われ先生の企画書が経営者に採用されない理由&対処法

こんにちは。新潟県湯沢町で小学生向けプログラミング教室の教室長をしている腰越です。本日は表題にある通り、雇われ先生の企画書が中々採用されない理由を、現在の立場で感じたことを元に記録しようと思います。

そもそも教育ビジネスの顧客とは

まず教育業界に入ると「この業界における顧客は誰なのか」を研修で叩きつけられます。(僕の新卒研修ではそうでした)

「顧客 ≠ 生徒」ではないという確認。
教育ビジネスの第1歩。

イベントや新企画の提案時は、とにかく保護者(顧客)を意識しつつ上記4者がWIN-WINになる企画を構築するよう教わります。

生徒WINの企画しか作れない先生

理屈は教わるのですが、実際フタを開けてみると先生からは実現性のある企画が中々あがらない。理由は明確で、そのほとんどは目の前の生徒を思うが故、「生徒しか得しない企画」を生み出しがちだからです。

「生徒の為」が前面に出過ぎるあまり、
保護者(顧客)や会社の取り分が無い企画も。

例えば「生徒満足度UPのために新たな教育資材を購入したい!」という案はよく出るのですが、
・導入することでの保護者満足度への影響は?
・予算回収の見通しは?
などの質問回答を用意せず提案する先生がよくいます。(まぁ僕もそうだったから気持ちはよく分かるけど。。。)

4者WIN-WIN企画が作るには

「生徒の為に」と一生懸命企画を考える雇われ先生たちよ。
今一度考えて欲しい。あなたの企画を通すには、
「保護者(顧客)と会社(経営者)を軸に4者がWIN-WINになる企画を考える」必要があります。

民間企業である以上、売上UP施策をまず検討。
その上で、生徒の満足度が向上する企画を練る。
自分の取り分は最後に絞り出す!

先程の例で言えば「夏休みに親子体験イベントを企画して売上を増やすので、そこで使用する教育資材を購入してほしい!」と言われたほうが、採用率がグッとあがります。

まとめ

ビジネスマンに言わせれば当たり前の事なんでしょうが、「雇われ先生」の多くは目の前の生徒たちを喜ばせたいが故に「資金繰り」「収益」とかいう発想が欠落している人が多い気がします。

世の中お金が全てではありませんが、子どもが少ない地方で教育ビジネスを存続するには、やっぱり生徒だけでなく、顧客(=保護者)・会社の取り分も考えながら企画をつくってもらいたいです。

僕はこの辺の違い(=企画を通すための正しい思考順)に気づくのに10年くらいかかってしまったクソ人間なので、今後入ってくる先生には、同じ過ちをしないようアドバイスをしていきたいと思います。

世の雇われ先生、頑張りましょう!
ではではまた。

この記事が参加している募集

お金について考える

よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはデジタルツール活用に関する記事作成の活動費用にします!