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停滞期にどう過ごすか(一月の十七音まとめ)

ものの本によると、俳句は1000句作ってようやく自分の俳句が見えてくるらしいんです。
私、no+eでこれまで800弱を詠んできました。
初めてスランプを感じています。

原因には心当たりがあります。
「眼前いまここ」を描写することから「空想」「連想」に頼り過ぎたこと。
ショートショートは成功したんですけどね。
想像だけで詩心を生む素養は私にはない模様。

日々の暮らしから心動いた瞬間を切り抜く。日常に付箋を貼る。
六歳息子が幼い頃は、「初めて」目にした感動をその目線になって一緒に追体験すればよかった。
成長するにつれ彼の「初めて」が減ってきた時、どうするか。

自身がもっと「その瞬間の有難さ」を意識しないといけなかったです。
当たり前にあるものは当たり前じゃない。
退院後、車いすを経てまた自分の足で歩けたときの気持ち。
コロナで仕事がゼロになって、それでも何か書きたくて表現したくて俳句に光明を見出したときの気持ち。

忘れずに、また粛々とやっていけたらと思います。


[一月の俳句一覧]

まとめてみると空白の多いこと……まあ、そんな月もありますかね。
無理せず、気負わずにいきたいです。

7日 初日記パパのしょっぱい卵焼き ★
8日 
9日 
10日 
11日 成人式帰り百円寿司の酒
12日 万年筆の命入れ替え初仕事
13日 鏡割り今後の時間割腹に
14日 
15日 
16日 百段を駆けあがる子と初詣
17日 加湿器の代わり毎朝干すタオル
18日 親友と殴り合った日冬帽子
19日 保護者面談終わりホットドリンクス
20日 大寒や届く切手のない葉書
21日 
22日 
23日 冬苺分け合って問題を解く
24日 三寒四温妻の甘やかタイカレー
25日 寒波来ぬトイレの床を拭く視界
26日 しばれるとばっちゃの口を真似る朝
27日 雪女ほのかに酒の匂ふ妻
28日 
29日 
30日 搾りたてジュース自販機春を待つ
31日 

※ 日付をクリックすると、当該エピソード(400文字)が開きます。

太字は妻の特選(冬帽子)と次点(冬苺)です。
六歳息子は YouTubeに夢中で答えてくれませんでした。(後日、出来たら追記します)  ⇒特選 ★は、初日記の句でした!

妻「冬帽子の句は、喧嘩なのに季語のおかげで少年たちの友情が見えて、あたたかい気持ちになれたから。冬苺も季語との取り合わせがよくて、二人で問題を解き合う姿が微笑ましかった。」
息子「搾りたてジュースと迷ったんだけど、やっぱりしょっぱい卵焼きはパパの愛情を感じたからこれが一番だね」←

とはいえ、今月もたくさん読んでいただきありがとうございました。
(心配をかけてしまってたのなら、すみません)
体調はすこぶる元気ですので、ご心配なきよう。



※先月のまとめはこちらから____🖋



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