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三年ぶりに演劇を味わう。

観劇後、妻と帰路の車両。
互いに熱く感想を語りあう。
自分の書いた台本の上演は三年ぶり。
生の観劇も三年ぶりで、忘れかけていた小劇場への熱も思い出す。

Twitterで「#劇団すごろく 」or「#令和版おゆき」と検索。
普段はエゴサーチなど一切しない自分。
今回は見終わった瞬間、関わった中でも「傑作」と自信が持てた。

脚本のイメージ以上。演出家と俳優たちの解釈や表現が想像を上回った。こんな幸せなことはない。
さらに陰の主役である「俳句」表現の部分。映像効果もふんだんに現実と詩的世界を融合させてくれた。

クライマックスに於いて、俳人・句狂の句が妻おゆきの脳裏を駆け巡る。
その「演出」に観客たちのすすり泣き、隣の妻の号泣嗚咽が混じった。
瞬間、我慢していた私も涙腺決壊。
物語を一番知ってるのに……やられたっ

終演後のキャストたちとの接触はなし。
そそくさと劇場を後にするのが寂しい。
その分、電車の一時間半はずっと芝居について語っていた。


冬つぐみ観劇の熱冷めぬ帰路

(ふゆつぐみかんげきのねつさめぬきろ)

季語(三冬): 冬
 ※鶫(つぐみ)自体は「晩秋」の季語


※ツイキャスプレミアムにて、本公演の録画配信が決定したみたい。
宜しければチェックしてみてください。
『令和版おゆき〜盲目の俳人 緒方句狂の杖』 - プレミア配信 (twitcasting.tv)


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