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五歳の演技メソッド

驚きを隠せない。
保育園のクリスマス会。
五歳息子は寸劇で「怪獣4」を演じる。
与えられた台詞について先生に意味を問うたという。

「俺たちは夢喰い怪獣だ。おいしい夢だ」

後半部分への気持ちが繋がらないという理由。
「そこに食べ物を見つけたように」と言われ納得したんだけど……
立ち位置、ベテラン俳優かっ
学芸会で台詞の意味を問う演者を私は知らない。
先生にもその姿勢を大いに褒められた。

夕食後、息子はくだんの台詞の稽古。
さらに「面白くしたい」と悩む息子にママが「変顔で言えば?」と助言。すると――
「それじゃあ可笑しいだけになっちゃうでしょ? 怪獣の怖さは残しつつ、面白く見えるようにしたいんだよ」

重ねて言うが保育園での寸劇の話。
よく舞台役者は、登場人物との関係(ドラマ)を演じつつ、お客さんの視線(ショー)も忘れないと言うが、やろうとしてることはそれ。
……少し小憎らしいな。
本番はむしろ「棒」だったら可愛いのにと思う私。


行間を演技に落とし込む小春

(ぎょうかんをえんぎにおとしこむこはる)

季語(初冬): 小春、小六月、小春日、小春日和

小春・小六月は旧暦十月の異称。小春日(和)は、立冬を過ぎて春のように暖かい日のこと。



※舞台と言えば、本日(11/10)は私が台本を担当した”劇団すごろく”の公演初日。無事に幕が上がることを願って――


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