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難病罹患から五年、現在地。

結果から言うと、再燃は避けられた。
先週、倍増したプレドニンの効果が出た模様。ほっ。

朝、出掛けに五歳息子がハグをくれた。
入院にならないかと不安がる私に「パワーをあげる」と。
嬉しい反面、いつもと違う振る舞いにまた不安になる。

いつも付き添ってくれる妻がいない。
待合ロビーでの時間の潰し方が分からない。
仕事の資料を広げる気にもなれず。
他愛無い無駄話のありがたみよ。

久しぶりに持病と向き合う時間。
五年前「皮膚筋炎」という自己免疫疾患になった。
三年前「間質性肺炎」を合併してからは、24時間在宅酸素療法(酸素ボンベを抱える)生活。
完治することはなく、病気と折り合いをつけていく後半生。
楽観的な性格からかつい現状を忘れがち。
気持ち引き締め、また日々を丁寧に暮らそうと思った。

病院を出た瞬間の、風と緑の匂いが嬉しかったな。
どこ行きでもいい、次来るバスに乗って帰ろうと思った。
先週と同じバスだったけれど、見える景色が違ったよ。


病院発風薫る場所行きのバス

(びょういんはつかぜかおるばしょゆきのばす)

季語(三夏): 風薫る、薫風


※病名等で検索して来られた方。以前、noteでは闘病日記を書いていましたので宜しければ――


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