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前向きな気持ちになりたいとき、お坊さんが読むマンガ6選【僧侶が語りたいマンガシリーズ その①】

日々にちょっと疲れたときや、気持ちが沈んでしまったとき。そんなときは、マンガなどのカルチャーに触れて、少し心を癒したくなるもの。そこで、築地本願寺のお坊さんや職員たちが、元気で前向きな気持ちになれるマンガ6作品を紹介します! 

1 『SLAM DUNK』 井上雄彦


気分が落ち込んだ時に読みます。言うまでもなく最高の漫画ですが、どのキャラクターにもそれぞれのバックボーンがあり感情移入ができます。また一番盛り上がったところで連載終了という作品が不幸にならない終わり方をしており、セリフの全てが名言ですのでオススメです。(30代・男性僧侶)

2 『サザエさん』長谷川町子

ほっとしたいときに読みます。家族愛など日本人の思いやりを感じます。(60代・男性僧侶)

3 『かけあうつきひ』 福井セイ

最近ツイッターで知った漫画です。主人公は高校卒業したての女の子二人がお笑いの養成所に通いながら、お笑いのネタを考えたりバイトをしたりしてる日常漫画です。ネタを考えている時以外でも、掛け合いをしながら楽しく生活している姿をみて、考えすぎずに日々の生活を送ろうと元気をもらえる漫画です。全6巻なので、ちょうどいい長さですので、機会があれば是非読んでみて下さい。(20代・男性僧侶)

4 『11人いる! 』萩尾望都

疑心暗鬼や羨む心等人間が本質的に持っているドロドロとした醜い感情。それはどんなに清廉潔白であったとしても誰しも心に抱えている。そしてそれを含めて人間なのだという人間愛に気づく時、自分の愚かさにあらためて気づかされる。深い人間観察に感嘆。(30代・男性僧侶)

5『アカギ 〜闇に降り立った天才〜 』福本伸行

私の誕生年である1992年に連載開始して、私の人生と共に歩んだこの名作は、連載26年にして2018年に完結。人生の厳しさ、不条理、そしてどんな逆境にも立ち向かう強さををこの作品から学んだ。赤木しげるという一人の天才少年の青春を追ったドキュメンタリー。彼の一つ一つの言動にしびれ心震えそして涙する。全人類が教養として読むべき作品であると確信している。

この作品を毎週楽しみにしていた私の祖父は、その長すぎる連載期間に耐え切れず完結の半年前に往生した。この作品の完結を見れなかったことは唯一の心残りであったであろう。(30代・男性僧侶)

6 『NARUTO』 岸本斉史

天涯孤独で嫌われ者だったいたずら少年のナルトが、様々な出来事を経て、里一番のヒーローに成長する物語。ともかく読むことで、自分も励まされ、勇気をもらえる、大好きな作品です。

キャラクター一人ひとりにもしっかりと物語があり、推しが増えます……。血のつながりありなしに関わらず、愛を感じられる作品でもあります。この作品の終わりを生きているうちに見ることが出来て良かった。(20代・女性僧侶)

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