私はなぜワイン会という沼にはまったのか？

前回の記事はこちらです。今回はこちらの続きとなります。

Bとの出会い

前回は、歌舞伎町の謎のBARで、謎のパーティに参加した私は、同じく一人で参加していたN島秀俊似のBに出会うというところまででした。

余談ですが、Bとはここで初めて会い、現在まで深い関係性が続いています。彼は東京住まいの人間なのですが、先日も私のため九州に会いに来てくれて一緒にお酒を飲んだりしました。人の縁ってほんと不思議ですねー。

話を戻して2017年の歌舞伎町です。
立食パーティの群衆の中で目が合ったBと乾杯、軽く自己紹介をした後に、お互いの情報交換をする流れとなりました。話を聞くと、以下のような状況でした。

（Bの現状把握）
・Bも一人で参加している。
・Bも私と同じ女性にこの会に誘われている。（マジ！）
・Bもこの会の主旨がわかっていない。
・おそらく合コンの延長のようなものと認識している。
・お店も参加するメンバーも怪しいと感じている。

概ね私と同じ感覚をもっていました。
私も「そうですよねー、なんなんですかねこの会・・・」みたいな共感する会話で、このBとこの場での徒党関係を築いて行こうと思っていました。

私はそういう場って苦手ではないんですが、基本人見知りなのでいわゆるグイグイ積極的に行くタイプではなく、周りの様子を伺ってタイミングを見て対応するタイプなんですよね。そこでBのようにその場の共犯関係というか、一緒に行動してくれる人を見つけて行動するってすごく重要だったりします。なので友達とか誘って複数で参加するのが一番いいのですが、どうしても予定が合わなくて一人で行く場合などは、まずBのような同じく一人で参加している人を見つけて一緒に行動するようにしています。このような出会いの場に限らず、ビジネスの場や懇親会など、これまでの人生の中で多く参加してきていたので、そこで自然と身についたスキルですね。

という気持ちもありつつ。で、Bとの距離を意図的に近付けていったのですが、話しているうちに、このBとは感覚が合うというか、話しててとても気持ち良い感じなんですよね。初めて会ったとは思えないような、長年の親友であったような感覚。普段生活している中で、初対面でこういうタイプってあまりいないんですけど、まさに・・・Bがそれだったんです。なので自然と会話は盛り上がり、Bは趣味や自分の特技について、いろいろ話をしてくれました。

（Bのこと）
・マラソンが好きなこと。
・趣味は飲み歩き。東京のディープな場所を回るのが好き。（特に蒲田）

飲み歩き、最高じゃないですか。もう蒲田行きてぇ（カイエン乗りてぇ風）

もうこのままこの怪しい会を抜け出してBと一緒に蒲田（聖地）に繰り出すか！という気持ちも芽生え始めていたのですが、せっかく勇気を出してここまで来たのに何もしないのか！（怒）という感情も出てきます。人間って何か与えられると何か成果を自然と求められるものなのですね。私はBに以下の提案を切り出しました。

「ここに参加している人たちで話したい人いますか？フォロー入ります。」
するとBから即答で・・・
「いません（笑）」
と言われてしまいました。

「ですよねー笑」と返しつつ、私もそうだよな、、、と思っていたのでした、
まず店が怪しすぎるし、誘われ方も微妙だしで二人とも乗り気な感じになってなかったんですよね。Bと話している間に周りの参加者たちにも注意を払ってだれか良い人がいないかなー？と見ていたりしたのですが、乾杯も最初の挨拶もない独特の雰囲気の会でそのような魅力的な人がくるはずないんですよね・・・経験上。

なので今日は完敗ならぬ不戦勝感を漂わせつつ、結局二人でトイレに行く振りをしてその店から抜け出したのでした・・・僕らを誘ってくれた女性はその前にどこかに消えていました。（お前は何だったんだ？）
これは考察ですが、いわゆる彼女はお店の従業員で集客目的として雇われていたのかもしれないですね。合コンとか別の飲み会に参加して連絡先を交換して知り合った人を誘っていくスタイルって感じかもしれないです。コスト的にこの手法は良いんですかねー。
＊あ、ちなみに参加費用は事前前金払いでした。お店入った時に払ったと記憶しています。

脱出〜帰還

Bと抜け出して新宿で呑もうかとおもったのですが、
意外と遅い時間になってしまっていたので、そのまま解散することに。
Bと会話しながら駅まで向かうことにしました。

「こういう会ってよく参加されるんですか？」
「ここではないのですが立食系の他のものにはよく参加しています」
「そんなのあるのですね、どういう会なのですか？」

「すこし参加料金が高いのですが、女医さんとかが参加しています」
「！」

・・・その後、Bとは新宿駅で別れました。もちろん連絡先を交換しました。この出会いをきっかけにBに誘われて私は「ワイン会」なるものに参加するようになっていきます。

今回もすこし長くなってしまったのでこの辺で終わらせていただきます。次回以降はワイン会でのお話や東京や福岡での生活について記事を書いていきます。よろしくお願いいたします。

前回の記事はこちらです。

✴︎8/30更新
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