奥の細道パロディ日記「寒夜の路」
冴え渡る弦音が的を打つ、極寒の弓稽古。その帰り道、凍てついた内臓を溶かしたのは百三十円のコンポタだったーー
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本当は3月初旬にあった出来事を、季節の整合性をとるために12月ということにしたのはここだけの話。そう、「コンポタ」は冬の季語で間違いありません。
奥の細道風えりんぎ日記「寒夜の路」
師走始めの寒夜、弓稽古す。冴ゆる弦音は的を打てども、矢は安土を穿ちたれば、腸凍るまで涙を落としはべりぬ。稽古終わりてちゃりんこ漕