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「ビルの屋上に、男が二人」製作裏話①

■きっかけ

4月に入るまで、ラジオドラマ風作品なんて、作る気は全くありませんでした。

3月に中野のg LUVというバーにてリーディングライブに出演し、
久々の俳優でいろいろ苦労しながら、無事に終え、
さ、これから自主企画公演の本格的な準備に入るか、となっていた矢先、
金純樹くんからフラリと連絡が入りました。

金くんとは2012年に共演してからの付き合いなので、
そろそろ出会ってから10年が経とうとしています。

思い立ったらすぐ行動に移れる彼を羨ましくもありますが、
連絡があった時、「俺は何に巻き込んでくれるつもりだ?」といぶしがりました。


3月は緊急次第宣言前で、「自粛してください」という話が溢れてはいましたが、
4月に入ると、演劇、映画館、ライブハウスなどはできなくなりました。

金くんは毎月のように公演予定だったのに公演中止が相次いぎ、
何年かぶりの「暇」を謳歌することになったそうで、
「安達さん、何かやりません?」と言ってきた。

突然すぎるし、6月には自主企画公演を予定しているから、
『すぐには無理だな』と思って、その場は終わりました。

ただ、自主企画の準備を進める中で、頭の隅に追いやっていたのが、
ある時ふと、「あ、できるかも」と思いついたのが、このラジオドラマ風作品。

6月の自主企画公演もあるし、どうしようかなと考えていました。


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