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あなたの「ハイパフォーマンス」を妨げるもの...(1)現状維持

(写真は八景島シーパラダイス水族館のクマノミ:2021年9月撮影)


ハイパフォーマンス・コンサルタントの髙澤健です。
あなたが「最高の自分」に向って成長し続けるために書いています。

「ハイパフォーマンス」にテーマを絞って書いています。
そもそも「ハイパフォーマンス」って何?と言う方は、こちら↓をご覧下さい。(もちろん、このまま読み進めて頂いても差し支えありません。)


今回は「ハイパフォーマンス」を妨げるものをご一緒に考えます。妨げについて考えることで、「ハイパフォーマンス」に対する理解が深まります。

「妨げ」は外にではなく内に

まずは前提について考えましょう。

「妨げ」とか「妨害」と聞くと、私たちは自分の外側にあるものを想像しがちですが、「ハイパフォーマンス」を妨げるものは、私たちの外側にはありません

「ハイパフォーマンス」は「最高の自分」に向かって成長する旅路における場面場面で発揮されるものです。

わたしたちの人生は、それこそ「山あり谷あり」です。全てが順調にいくわけではありません。危機が訪れる。逆境に直面する。そんなことが多々起こるのではないでしょうか。

しかし、そのような危機や逆境でさえも、究極的には私たちの「ハイパフォーマンス」の妨げにはなり得ません。

なぜなら、あなたの「ハイパフォーマンス」は、あなた自身から流れ出るようにして、

「言葉」
「態度」
「姿勢」
「覚悟」
「決断」
「行動」

などに姿を現すものだからです。

つまり、あなたの「アウトプット」を究極的に妨げるものは、あなたの外側にはないのです。

それでは私たちの内側にある「ハイパフォーマンス」に対する妨げとはなんでしょう。

現状維持の心

現状維持。何も変えずに今のままを続ける。

ここで現状に不満を持てとか、達成感を味わうな、と言っているのではありません。現状を受け止めることの大切さは強調しても強調しすぎることはないでしょう。(感謝して現在、現状を受け止めることについては、別の機会に取り扱います。)

しかし、現在のままで良い。何も変えない。その考え方の根底には、自分は既に頂点に到達した、これ以上は成長しなくても良い、今の状態をキープさえすれば良いのだ、という成長に対するブレーキが潜んでいるのです。

以前にも紹介ましたが、葛飾北斎は90歳の時、死を前にしてこう言います。

「あと10年、いや5年の命を与えてくれば、本物の絵描きになることができるのに」 〜葛飾北斎

北斎は死を目前に更に高みを目指していたのです。高みに行くことができる。成長することができる。そう信じていたのです。

今日よりも明日、明日よりも明後日、もっと良くなりたい。いや、もっと良くなる。そう願い、そう信じる。

その想念が、今の「ハイパフォーマンス」を生み出すのです。

どうでしょう。

過去の実績、現在の立場、そういったものに無意識のうちに慢心してはいないでしょうか?

仕事に慣れて、ある程度の実績を生み出すようになると、どうしてでしょうか、初心を忘れ「この程度で構わない」と思ってしまいます。

そうして、自分自身の中にある可能性自分に与えられている使命目を瞑ってしまうのです。

そうすると、「ハイパフォーマンス」を発揮することはできなくなってしまいます。

まとめ

今回は、あなたが「ハイパフォーマンス」を発揮することを妨げている「現状維持の心」について考えてました。

「ハイパフォーマンス」は、もっと早く、もっと強く、もっと、もっと、と|急≪せ≫かすことや感情を鼓舞することで発揮されるものではありません。

あなたが「最高の自分」に向かって成長していく途上で、自分の中にある可能性に、そして自分に与えられている使命目を留める時に、あなたの内側から流れ出るようにして発揮されるのが「ハイパフォーマンス」なのです。


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