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自信をなくした時は、自分の中で起こっていることに早く気づきたい。

(写真はルートビアで有名なA&W<エンダー>名護店:2022年3月撮影)

どんな時に自信をなくしてしまいますか?

そもそも、自信喪失したことありますか?

いや〜自信を失ったってことはないなぁ。

自信を失ったことが今まで一度もないのなら、この記事は読まなくても大丈夫ですね。

(でも、自信が最初からないから、自信を失ったこともないんです、と言う方が、もしいたら是非読んでみてください。)

自信を喪失するとき

どんな時でしょう。

  • 願っていた成果が出なかった時

  • できると思っていたことが、思うようにできなかった時

  • 周囲と比べて自分が著しく劣っていると感じた時

  • ダメ出しをされて努力が水の泡となった時

  • 体調がすぐれない時

どんな「時」であっても、自信喪失がやってくるのを予測することは不可能なことが多いと思います。

「あ〜自分はこの時点で自信を失うよなぁ」と予定してその通りに自信を失うことは稀でしょう。

多くの場合、きっかけがあるのかもしれませんが、同じようなきっかけでも自信を失わないこともあれば、ガクンと自信をなくしてしまうこともあります。

そして、自信を喪失した状態が続くと、スランプに陥ったり、落ち込んで前に進むこともできなくなることさえあります。

失われる自信って何なの?

そもそも「自信」って何なのかを少し考えて見ましょう。

「自信」読んで字のごとく、「自分の能力や価値を信じること」ですね。

これは信じるわけですから、データとして客観的に能力や価値が提示されたものを確認したり、認知するのとは異なります。

「根拠のない自信を持て!」

ということばを聞いたことがあるかもしれません。

「自信」にはそもそも根拠はないと思われます。

何かを信じるというのは、客観的というよりは、主観的な心の状態だからです。

根拠を必要としていない、と言った方が良いかもしれません。

自分に対する「信心」と言ってしまっても良いでしょう。

自信喪失で何が起きているか

自信が「自分の能力や価値に対する自分の信心」だとするなら、信心が喪失される時に何が起きているのでしょう。

子どもが学校に行っていた頃、子どものための野球部を復活させようということになり、まず親が指導者を集めるために「PTA野球部」をつくりました。

何十年ぶりかに野球をしました。

最初の練習でのことです。自分の頭の上に来た打球を取れると思ってジャンプ。

あれ、ボールにグローブがかすりもしない。後逸してしまいました。

自分では届くと思っていたのに、思ったより高く飛べなかったのです。

運動神経は良い方で、野球でも活躍できると思って参加したのでしたが、体力は落ちていたのです。

これがきっかけで、自分の運動能力に自信が持てなくなってしまいました。

私のジャンプ力は自信を失う前と後では何も変わっていません。

それでは、何が起きたのでしょう。

私のジャンプ力に対する「信心」が揺らいだ、いや失われてしまったのです。

自信が失われる時には、自分の能力や価値が実際に減少したり消滅したりして「失われている」のではなく信じる心の状態が不安定になって、自分の能力や価値に対して、不信感が生まれている状態だともいえます。

「信心」が揺らいでいるのであって、能力や価値にいささかの変化もないのです。

自信をなくさないために、そして、取り戻すために

それでは自信をなくさないためにどうしたら良いのでしょう。

いくつかのことをオススメしたいのです。

(1)何も変わっていない事を知る

自信を失ったとしても「自分の能力や価値は減少も増加もしていない」という事を確認しましょう。

私の場合、ジャンプの能力は、野球を再開する前も後も変わっていないのです。

そして、私が貢献できるとイメージしていた貢献は、攻守にわたって活躍する事でした。でも、実際にどのような貢献が、求められている貢献なのかも明確にしていなかったわけです。ですから、イメージ(信心)が崩れただけなのです。

能力は自信を失うことのなかったかつてに比べたら、落ちていたでしょう。でも、私自身の価値は変化していないのです。

そもそも、世界にたった一人の自分ですから、価値はそこから来ているとも言えます。

(2)自信を揺らがせる「声」を明らかにする

自信を失う時には、自分の頭の中に湧き上がってくる「声」が、信心に対抗してくるのです。

その「信心」に対抗する「声」が、不信感を心の中に入り込ませるスキマを作っていることがほとんどではないでしょうか。

その不信感が、「信心」を揺らがせているのです。

この「声」は他者の言葉であるかもしれません。

でも、その場合でも、その言葉の解釈だったり、自分が追い打ちをかけるように出してくる、自分の中に湧き上がってくる疑いの言葉ではありませんか。

その「声」を明るみに出してしまいましょう。この疑いの言葉をノートなどに書き出すのです。

この「声」に聞き従う必要はありません。

私の内側にあった声:

「あんな低い球にも届かないほどジャンプ力ないんだよ」
「あんな球もとれないならレギュラーメンバーにもなれない」
「野球下手なのに子どもに教えられるはずない」
「体力ないな」
「自信過剰!」
「ダメだなぁ」

確かに打球を捕れませんでした。でもこれら「声」に聞く必要ないのです。

(3)客観視してしまう

自分のその時の状態を、良くも悪くもないと、客観視することです。

裁判所に出廷したのではないのですから、自分のパフォーマンスに判決を下す必要はありません。

結果は思ったようではなく、無念、残念だったかも知れません。

しかし、結果には自分のコントロールが及ばないことが多いのです。

自分のしたこと、しようとしたことだけ、結果とは分けて客観視しましょう。

また、他者と比べる必要もありません。もちろん、スポーツなどで他者に負けるということがあるかもしれません。悔しいかもしれません。でも客観視をしましょう。

でも、客観視することで、自信喪失することを避けましょう。

私は一万回の失敗をしたのではない、一万回のうまくいかない方法を発見したのだ。

トーマス・エジソン

(4)一人で戦わない

自信を失ったと思ったら、一人になるのはやめましょう。

孤立するとやられます。

あなたを励まそうと思っている誰かに、自信がなくなった一連の話しを聞いてもらいましょう。



自信を失っている人は取り戻しましょう。
そして、成長に向かって一歩踏み出せますように!

自信を失っていない人は、失わずに前進し続けましょう!


最後までお付き合いありがとうございます。




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