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あなたの「ハイパフォーマンス」を妨げるもの...(5)エゴイズム

(写真は羽田空港国際線搭乗ゲートの通路:撮影2021年1月)

ハイパフォーマンス・コンサルタントの髙澤健です。
あなたが「最高の自分」に向って成長し続けることに役立ちたいと思って書いています。

もちろん、ここで私が「ハイパフォーマンス」の妨げには、こんなことがある、あんなこともありますよ、と書いたところで、これを読んでくださっているあなたが「最高の自分」に向かって成長しながら、「ハイパフォーマンス」を発揮するようになるとお約束はできません。

ただ、ここで取り上げることが、少しでも気付きや学びに役立ったり、成長への刺激になったりするなら、とても嬉しいです。

今回は「利己主義エゴイズム」です。


利己主義エゴイズム」とは?

説明するまでもなく、「利己主義エゴイズム」とは、

自己の利益を重視して優先し、他者の利益を軽視や無視する考え方

のことです。他者の利益を軽視したり、無視するだけではなく、場合によっては、損害をもたらすことも厭わない考え方です。

その逆は、そのまま「利他主義」。他者の利益を重視して優先する考え方です。

どちらも大切で関係者全員の利益や幸福を重視して目指すのは、「功利主義」です。

こうやって言葉だけで扱うと、一番良いのは「功利主義」みんな利益があっていいよね、と感じます。そして、みんな幸せになれれば良いけれど、そうできないなら、自己を犠牲にして「利他主義」が二番目

やっぱり、自分の利益や立場を最優先に考えて、他の人を犠牲にさえするのは、良くないんだ、と思いますよね。

倫理の授業だったら、そんな順位をつけて利己的なのは良くない、と答えを出して終わりになるかもしれません。(倫理の先生、ごめんなさい。そんなつもりで教えているわけじゃないですよね。)

難しいのは、概念ではなく、自分の中に存在する「利己主義エゴイズム」なのです。

自分の中の「利己主義エゴイズム

私の中にも利己的なもの、「エゴ」が存在します。認めたくない思いがあります。

かつては「エゴ」なるものが自分の中にあったとしても、私利私欲の心ではなくサーバントリーダーシップを心がけ、40年近くお仕えしている私は、もやは「エゴ」を磔殺たくさつ」したのだ、と言いたいのです。

ところが、そんなことは私の幻想に過ぎないのです。

自分の心を探ってみれば、すぐに発見できます。

noteを書き始めてまだ2ヶ月弱しかたっていませんが、自分と同じようなテーマや論旨の投稿があると、「やられた」みたいな気持ちになって、「スキ」を素直に押せない事があるのです。

自分があるアイディアや視座から書いたものを公開して、それが共感を呼んで「スキ」を押していただく。自分への利益は重視している。その一方、他者に共感をしたときに、「ライバル心」をもって「スキ」を押すことをためらうってしまうのは、相手の利益を軽視しているからに他なりません。

否定したいけれど、私の中に「利己主義エゴイズム」が潜んでいるのです。

これが「ハイパフォーマンス」を妨げるのです。アウトプットが自分の望むような利益にならないなら、その時に出せる「最高の実行」を出さないで、出し惜しみさえしてしまうのです。


利己主義エゴイズム」の妨げを取り扱う

それでは、どうすれば良いのでしょう。

どうやって、「利己主義エゴイズム」を自分の中から消し去ることができるしょう。

多摩大学院大学の名誉教授である田坂広志先生は、「なぜ、優秀な人ほど成長が止まるのか」という著書の中で成長を止める7つの壁を紹介しています。

その内の一つが、「エゴの壁」です。

田坂先生は、自分の「エゴ」を肯定も否定もせずに、静かに見つめることが、「エゴ」が悪さをしないようにする技法であると紹介しています。

そのように自分の中の「エゴ」をじっと観察することにより、不思議と「エゴ」の動きは静まってくると実体験の中から諭しています。

まとめ

利己主義エゴイズム」は、私たちの「ハイパフォーマンス」を妨げるものの一つです。

しかし、「利己主義エゴイズム」を消し去ったと思ってみても、どこかに潜んでいて、別のところから現れてきます。

利己主義エゴイズム」があることを素直に認めつつ、悪さをしないように肯定も否定もせず、その時々にできる最高のアウトプットをしながら、「最高の自分」に向かって成長していきたいですね。



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