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今までの人生47(父に囁いた母の言葉2)

食事の後眠ってしまった私が起きるまで
母も少し昼寝をしていたらしい。
気がついたら横で眠っていた。
母を起こさないよう私も目は覚めたが
そのまま横になって例の言葉の事を考えていた。

「お母さんもすぐ行くからね・・・」

いつ聞こう。
不安で仕方なかった。

聞きたい。
だが、聞くのも不安。

こんなモヤモヤした気持ちの状態で
いつまで私の精神は保てるのか・・・

この時はまだ私が不安定になることで
母に心配をかけたくないという気持ちが強く
不安で、悲しくなってきて横になりながら
グズグズ泣いてしまっていた。
結局心配をかけている・・・

母はそれに気づき目を覚まし

「大丈夫?コーヒーでも飲んで
   また整理始めようか。」
と、コーヒーを作ってくれて
とりあえず飲みながら、気持ちを落ち着かせた。

母は強し


とはよく言ったものだと本当に思う。
この時の母は普通の中年の3人の子の母だ。

でも自分が子供の頃のことから思い返すと
私がヤンチャで友人に怪我をさせて
しまったりしても
すぐ相手の親御さんに謝りに行ったり・・・

弟が喘息で呼吸困難になり病院で貰った薬が
効かなかったり、良い漢方があると聞けば
遠い街の漢方専門店に買いに出かけたり。

ずっとパートをしながらでも
いつも私たち子供のことを第一に考えていて
くれていたのだと思い返す。

うつ病のせいもあるのだろうが
泣いては泣き止んで
泣いては泣き止んで
疲れて眠って
起きてはいつの間にか泣いて・・・

母もそんな私に気を遣いながら
父の片付けもしながら本当に迷惑をかけたと
今でも思う。

昼夜問わずそんな状態だったので・・・

母はまた整理の続きを始めていた。
ハッと気が付き私も手伝うためにそばに行く。

「あのさぁ…母さんお父さんのお葬式の時、
   お父さんに何か言ってたよね?」

何も考えてなかった。
ふと母の近くに行った時に、
既に口から勝手に言葉が出でいた。


今日はここまで


昨晩の天気予報から大幅に変わって
現在は晴れている。
沢山寝たけどなんか眠い。
寒いからか冬眠したいのかな(笑)
今日はやっと夕方には自宅に帰還だ。

30代後半でうつ病になり、 病気になった原因や、 51歳を機に第二の人生を歩もうと未来を望むことを決めた、 これからのことを綴っていきたいと思います。