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今までの人生78(私のうつ病と伯母の認知症10)

年明けに伯母がデイサービス
行くことを忘れていなければいいなぁ・・・

そんな新年を迎えていた。

認知症の伯母は
新年一回目のデイサービス通所の事を
従姉に説明され
行っても何する訳でもないし
病院だって薬もらえるわけじゃないし

行っても仕方ない。

と言ったらしい。

従姉は薬を見せ
病院では薬をちゃんともらってること
デイサービスではこの洋服でこの鞄で
行っていることを物を見せながら説明し
ホワイトボードは必ず見ることを伝え
しぶしぶ伯母は納得したようだった。

新年初のデイサービスもことなく通所でき
従姉も母も私も安心していた。

順調に進んでいた私達の普通の日々。
伯母の脳の検査は3ヶ月毎。
診察は毎月。
内科も毎月。

私のメンクリも隔週から
月いちに変わり少しずつ
回復している感じがして
嬉しかった。

自分の通院日を避け
隔週で実家訪問し
伯母がデイサービス通所日以外は
朝の散歩を一緒にした。

春が近い寒い日の雪の残る朝。
伯母との散歩をしてると

「寒くなって来たね~
 もうすぐ冬だね・・・」

伯母は季節の感覚も
肌で感じることでの認識しかできなかった。

「おばちゃんこれから春だよ~
 今日は寒いから冬来るみたいに感じるね。」

と答える私に

「もう春かぁ。実家の庭の花の手入れも
 しに行かないとね。」

伯母の実家とは亡くなった伯父の家の事だ。
伯父の家は息子に任せており
片づけを手伝いに行った以来訪問していない。

私はそのことには触れず

「そうだね~。」

とゆっくり伯母の歩幅に合わせながら
1時間弱歩き送り届け、鍵を閉めるのを確認し
私も実家に帰宅した。

帰宅して母に伯母との会話を話した。
伯父の家は売りに出すことになっていて
もう行くことは出来ない
とのこと。

いつか伯母にその話もしなくてはならない時が
来るのだろうなと思った。

実家から帰宅し
メンクリの通院が月一になったとて
特別大きな改善はない。

眠剤飲んでも眠れなかったり
朝起きても怠くて昼寝したり
やれる時に出来ることをする生活。

ただ伯母との散歩で一日一回は外に出て
買物でも散歩でも用事をわざと作って
外に出るよう心がけるようにはなっていた。

先生にも今の状態を無理しないように心がけ
日光に当たるように指導された。

穏やかと言えば穏やか
変化がないと言えば変化のない
いつもの私の生活スタイルの中・・・

起きる時間も7時には目覚ましをセットして
いたが起き上がれない事のほうが多かった。

いつものように朝7時の目覚ましで目覚め
怠いなぁ・・・
と布団から出られないでうだうだしていた時
珍しく9時前に電話が鳴った。

だれだよ~・・・
と、スマホの着信を見る。
着信は伯母のデイサービスからだった。


今日はここまで


布団を一枚減らす作戦を試してみた。
多少寒さは感じたが薬のせいもあってか
寝つけば寒さは感じなかった。
寒さのせいではないと思うが
30分おきに中途覚醒し
6時に目覚めたがしばらく布団の中で
ゴロゴロ動いて体を温めた朝だった。

30代後半でうつ病になり、 病気になった原因や、 51歳を機に第二の人生を歩もうと未来を望むことを決めた、 これからのことを綴っていきたいと思います。