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火曜日しばらく雑記帳・2023 CW32
先日、京都に帰ったときには最速達のぞみ491号を使ったと嬉しげに書いた。そのときに書き忘れていたのが、新幹線の車内メロディが TOKIO の「AMBITIOUS JAPAN!」から変更になっていたことだった。
新しいメロディは UA の「会いに行こう」。
JR東海もジャニーズ離れ、ということかもしれないしそうでもないかもしれないが、AMBITIOUS JAPAN! はいい曲だと思う。機会があれば私がカラオケで歌う一曲でもあった。一度聴くとしばらく耳に残る。今、ちょっと調べてみたら作詞がなかにし礼で作曲が筒美京平だというのだから、納得だ。
時代はかわる。この歌の趣旨からいったら、もっと早くにどんどん新しい楽曲に変わっていてもおかしくないのだが、そういう塩梅はなかなか難しいものだろう。機を逸してずるずるとおなじみのテーマになってしまって20年も続いてしまった、Ambitious が失われた20年。
と思っていたら、東海道新幹線で「車内ワゴン販売を10月末をもって終了」というニュースを読んだ。高速移動の揺れる車内で重いワゴンを押して往復する笑顔が素敵な女性の、鍛えられたふくらはぎをもう見ることができないのか、と少々残念だが、これも時代の流れだろう。
道中、停車中に駅におりて駅弁を買ってきたり、弁当をかかえた売り子さんが通りかかれば窓を開けて弁当を買ったり、半透明のプラスチックの容器にティーバッグにお湯を入れたお茶、夏なら凍ったみかん、そんな時代は遠くに過ぎてしまった。
新幹線ももともとは食堂車があったし、軽食を楽しめるビュッフェもあった。2階建ての新幹線、上階が食堂だったなんて、今、憶えている人がいるのだろうか。
車内のワゴン販売は無くなったらいやだなと思っていたので、新幹線を利用するたびに、ビールを一缶、ワインを一本、と購入するようにしていた。しかし、それも効率を求めて朝いち最速達ののぞみにしたら買うこともない。
車内ワゴン販売を終了すれば、そのぶん輸送に必要な重量は減る。そして今車掌2人+パーサー2-3人で車掌業務とワゴン販売運用しているところを、合計4人で車掌業務に専念ということになるのだろう。4人で車掌業務専任なら、もっといろいろできるはず、警備のスキルもアップさせれば、巡回している警備会社の人を減らしてもいいだろう、てな具合になるかもしれない。
人出不足対策、経費削減ということもあるし、十秒くらいか1分か知らないが、搭載重量の削減の積み上げで到達時間を縮めることができるだろう。
・・・誰もそんなことは言ってないが。
より高速に、より大量に、より効率よく、より安全に。その機能美が新幹線ではどんどん研ぎ澄まされていく。メロディもこれからどんどん変わっていくことだろう。その機能美を美として感じない人にとっては、思い入れが入りこむ余地などどんどんなくなっていく。
だからといって悲しむことはない。機能は機能、移動は移動、旅は旅。美しさはどこにでも感じられるものである。用意された旅情をたんに消費するのではなく、移動を楽しみ旅情を楽しむことは誰にだってできるだろう。
AMBITIOUS JAPAN! やワゴン販売を懐かしんでいるようでは、まったくアンビシャスではないのだ。
■そうはいっても、日々食べるものはなかなかいつもアンビシャスとはいかない。弁当は特に保守的かもしれない。今の季節はツルムラサキが必ず入る。さっと茹でるだけで、少しネバネバが感じられつつシャキっとした食感と独特の香りがいい。
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冬瓜も夏の野菜だ。冬まで保存して食べることができるから冬瓜だということだ。一口大に切って皮を剥いて、20-30分下茹でしてから、出汁で炊いて葛をといてあんかけにするとよい。
と言いながら、なぜかカレーになってしまった。
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冬瓜は皮を剥いて一口大にして20-30分下茹でしておく。みじん切りのにんにく・玉ねぎとひき肉をいためてから冬瓜を投入、カツオと昆布出汁でしっかり炊いて、スパイスはS&Bの赤缶、とろみは片栗粉でつけて、純和風、おうどんやさんのカレー。
十六穀ご飯に、梅干しと酢漬けのみょうがが付け合わせ。
カボチャや茄子のカリーもおいしい。
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小茄子の素揚げに青唐辛子を付け合わせに、これは美味い。 スパイスは、コリアンダーシード、クミンシード、フェヌグリーク・シード、カルダモン、ターメリック、赤唐辛子。
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生の青唐辛子が入手できるので、トマトや玉ねぎと刻んで、オリーブオイルとビネガーで合わせて冷やしておくととても美味い。レモンやライムを絞ってもいい。ひき肉でトマトとタコシーゾニングでミートソース、アボカドも添えたりして、トルティーヤと合わせれば、それもよし。
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トマトと玉ねぎにハラペーニョをレモン汁とオリーブオイルで和えたサルサ、アボカド、レモンを添えて夏の味。 サルサの青い鮮烈な辛さと、爽やかなレモンで喝。
ビーツは小さいのが一個あったので、これもサラダ風に冷製で。
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■先週にひっかかった音楽を少し
1.スウェーデンのギタリスト、グスタフ・ラングレンのアルバム "French Connection, Vol.2"が、最近、リリースされた。私が一押しの気鋭の若手ギタリスト、アントワーヌ・ボワイエとの duo "Someday My Prince Will Come" が耳にとまって気が付いた。
ジプシージャズを堪能できる一枚だ。vol.2 とあるとおり2014年リリースの French Connection の第2弾となる。
そういえば、1か月前にリリースされていたシングル、ウエイン・ショーターの名曲 "Footprints" もなかなかよかった。
2.ジプシージャズといえば、ビレリ・ラグレーン。リーダーアルバムはとんとご無沙汰だが、ライブでの演奏や他のミュージシャンとの共演など活動は精力的だ。
そういえば、ビレリ・ラグレーンについてはあちこちで何度も書いていたように思うが個別記事では書いていなかった。そのうちに書こうと思う。
3.ザ・バンドのギタリスト、ロビー・ロバートソンが2023年8月9日に亡くなった、とfacebookのタイムラインに流れて来た。悲しみでいっぱいだ。
ザ・バンドの楽曲・アルバムもいいが、ボブ・ディランとの何枚かのアルバムもとても好きで、とくにライブ盤の "Before The Flood"はそれこそ擦り切れるほど聴いた。
ソロの作品は寡作だが、自身の名前を冠した1987年のデビュー・アルバムには痺れた。U2が参加している。
流行に媚びを売らない壮大な音づくりの上にしゃがれたボーカルがいい。荒廃した近未来を描くセピア色の映画のように、アルバム全体が統一されたコンセプトとストーリーで仕上がっていると思う。
R.I.P.…
■ジョギングは、新横浜で 13.1km、朝もう少し早く出走したかったのだが、ちょっとぼんやりしていて9時すぎになった。
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だいたい、7分/kmのペースで、途中エイドステーション(コンビニのこと、念のため)に寄ったり、こうして写真を撮ったりしながら走るからトータルで2時間弱だ。
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午前中の早いうちなら建物や街路樹の影が伸びる。強烈な太陽の光をなるべく避けるようにしながら走る。
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走っている途中、あちこちで盆踊りの準備をしているのを見かけた。そして、赤とんぼが飛んでいるのをちらほら見かけた。
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Boys be ambitious! 略してBBA。
“Boys, be ambitious!”について – Hokkaido University Library (hokudai.ac.jp)
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