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【学び㉙冊目】できる若者は3年で辞める!

学び①成功する人→自立した人 成功しない人→依存した人


成功する人は、自立した人、成功しない人は、依存した人という表現が本書では使われていますが、自立した人、依存した人の2つの言葉をさらにわかり易い言葉で説明すると、前者は与える人、後者は与えられる人です。

何が恐ろしいかと言えば、就活の際の会社の選び方一つが、将来の自分がどちらになるかが、大きく決まってきてしまうということです。その会社に入ることで何を得られるかばかりを考えている学生は、結局自分が求めている何かが得られないと判断した途端に退職してしまい、他の会社でも最終的にネガティブな理由で退職することになります。一方で、どんな貢献をしたいか、何を与えたいか、など貢献ベースで就活をしている学生は、入社後もどんどん責任の幅を広げていくことができるのです。

学び②結果=能力×努力×戦略性

能力は、その名の通り、今現在の自分の能力を指すので、今すぐには変えることは出来ません。そして、多くの人が努力(泥臭く数をこなしていくもの)か、戦略性(努力をしなくてもいい仕組み作りに努めるもの)の片方だけで勝負しようとようとしますが、結果を最大化させるためには、両方並行して取り入れていく必要があります。

学び③ゴールではなく道を敷く

ゴールを敷くこと自体は、決して悪いことではありませんが、ゴールに生きては行けない、ということです。なぜなら、一つのゴールを達成した時に、あっという間に燃え尽き症候群に陥ってしまうからです。そして、ようやくまた新しいゴールを設定して、また達成すると燃え尽きて、というように、結局自分がどこに向かっているのかが分からなくなってしまうのです。

ゴールに生きる人の多くは、スキルだけを追い求める職人型の人材になります。この人材になってしまうと、スキルこそあるものの、「嫌われる勇気」にも登場する共同体への帰属意識を持つことができず、自分の居場所を中々見つけることができなくなってしまいます。

まず最初に選ぶべきは、ゴールではなく、道、すなわち「哲学」です。哲学は「生き方」そのものです。ゴールはその上に設定すればいいのです。そうすることにより、ゴールが一つ達成されても迷子になることはありません。さらに、「哲学」が「宗教」と大きく異なる点は、宗教はある普遍の真理とされるものに沿って生きていく生き方であることと対照に、哲学は常に変わり続けるものです。常にアップデートされ続ける哲学の上のマイルストーンとしてゴールを散りばめながら生きていくことができれば、決して迷子になることはなく、単なる技術に留まらず、人間力までも磨かれ続けます。 


最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

 


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