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【学び⑥冊目】楽しい仕事はない。だから楽しくやる  岩瀬大輔



はじめに、この本を手にしたきっかけ

前回読んで、投稿にもあげた「入社一年目の教科書」の著者である岩瀬大輔さんの著書ということで気になり、同時にこちらもKINDLE版で購入しました。

タイトルに関してはかなりインパクトはありますが、自分も、100%楽しい仕事は無いとすでに思っていたので、その点に関しては衝撃は受けませんでした。「1%の好きなことには99%のやりたくないことが伴う」ととある方が言っていたのですが、個人的にかなり共感しています。

その一方で、嫌のことと思っていたことの中でも、感じ方や、やり方次第で楽しくすることができる部分は必ずあり、その部分で損はしたくないという思いはあります。そのように部分についてのポイントを学ぶことができるのではないかという仮説とともに、この本を開き始めました。

しかし、自分が楽しくする余地がある部分まで、マイナスに感じてしまうことがあるのではないかと想定。感じ方や、やり方次第で楽しくすることができる所で、損はしたくない。そのような些細なポイントについて紹介してくれてるいるのではないかと思い。

与えることをしなければ、与えられることはない

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この学びに関しては、本書にこのように直接書いてあったのではなく、自分なりに解釈を加えたものです。まず、大前提として、仕事は1人でするものではなく、助け合いによって成り立つものです。そこで、困っている時に助けてあげたい!、と思える人はどういう人なのか、考えてみてください。

自分の場合は、普段から貢献心が強く、「与えてくれる人」だと思っています。他の書籍にも書いてあったことなのですが、自分が与えることができた分が、自分が得るもので、与えることをせずに、得ることだけする、ということはできません。

信頼を得るためには、まずは「与えることができる人」になるところから、全てが始まるのです。

人脈という言葉の意味


人脈という言葉には、この人は自分の役に立つから仲良くしておく、という、何か戦略的な響きを感じる。人脈を広げようとするのではなく、ごく自然に自分が好きな人と付き合うのが、自分も相手もハッピーになる付き合い方ではないか。

著者はこのような言い方をしていました。自分も、全く同じ考えを持っており、仲良くしておくと自分に得がありそうという戦略的な理由で人付き合いをするのも悪くはないとは思いますが、やはり、自然に人として興味を持て好きになる人と長く付き合うのがじぶんとしても、相手にとっても一番幸せだと感じます。

また、個人的には、長期的に付き合っていく人というのは、必然的に自分が好きな人なので、その人の肩書だけに興味をもつということなどはなく、例えばバックグラウンドや人間性の部分にも必然的に目が行くのですが、どうしても全て、自分に得があるかどうかで、短期にとどまらず長期的な付き合いも決めてしまう人がいるのもまた事実です。

著者が言うように、難しく考える必要はなく、単純に誰しもが幸せになれることを優先した人付き合いの仕方というのが、結局は自分にとっても一番幸せな人付き合いなのではないかと思います。

対立軸を明確にする。相手のメガネをかけてみる。

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まず前提として、個人的には、怒り、苛立ちという感情を誰も幸せにならないものだと思っており、仕事場に限らず日常生活上、全てにおいて、他の人のためだけではなく、自分の精神衛生上のためにも、些細なところで怒る回数を減らしていく必要があると考えます。本書で紹介されていた例を用いるとすれば、意見が対立した時に「分からず屋だな!」と腹を立てるのではなく、相手の立場に立って感がてみるのです。「あれ、この人自分と違うメガネをかけている」と気付き、相手のメガネをかけてみるのです。立場が違う相手に対していくら感情的になっても、何も解決しません。まずは、相手の立場を理解することから全てが始まります。その上で、どちら側も利益を得ることができる所はどこなのかを、探っていくのです。

MBAは高級フィットネスジム

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良い経営者であることと、MBAを持っていることは必ずしも一致しない。
「僕 が 通っ て い た ハー バード 経営 大学院 は 高級 フィットネスジム の よう な もの だ。 そこ には 最高 の 機材 が 揃っ て い て、 最高 の トレーナー が 指導 し て くれる。 周り を 見れ ば マッチョ な 人 ばかり だ から、 競争心 も 芽生え やすい。 ただ、 ジム の 会費 だけ 払っ て、 トレーニング も せ ず 談笑 ばかり し て いる 人 や、 ジム に 来 なく なる 人 も いる。 そんな 人 は 当然、 筋肉 が 付か ない。 ちなみに 会費 は 2 年間 で 1000 万 円 以上。 自宅 での 筋 トレ や 近所 の ジョギング なら タダ で、 それ 以上 の 成果 を 出し て いる 人 も いる」   という わけ で、 MBA を 取得 する こと が その 人 の ため に なる かと いう と、 その 人 の 努力 次第 としか いい よう が ない。

この言葉にハッとしました。私は、何となく数年働いた後、海外のMBAを取ろうと考えていましたが、何のために必要なのか、そして本当に必要なのかどうかがまだ明確になっていませんでした。このままの状態で入学すれば、談笑ばかりして、来なくなってしまう人になること間違いなしです。大金持ちでない限りは、いずれにせよ、MBAという高級フィットネスジムに通うという選択をするには、もう少し吟味する必要がありそうです。

まとめ

まずはじめに、価値観において言えば、全体を通して自分の価値観に一致する部分が多く、価値観そのものに革命は起きませんでした。しかし、明日から実践できる些細な視点や、考え方などの学びは非常に多く、この投稿でまとめた点を中心に実践していきたいと思います。(個人的に、特にMBAの考え直し笑)

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!



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