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【学び62冊目】人がやめない会社がやっている「すごい」人事評価 「人事評価制度研究」

人件費を減らすために評価制度を入れる!?

新しい人事評価制度を導入しようとする理由は何でしょうか?

評価を効率的にして、無駄を削減するためでしょうか?

であれば根本的に、導入の目的からして間違っているといえます。

会社の戦略を理解し、経営者の感覚を社員一人一人が持つようになることで、収益が最大化され、賞与として社員に与えられる部分も増えていくのです。

良い評価制度は、行動指標を昇給の材料とします。また、全体賃金の管理の観点から、調整弁として賞与を用い、成果を出した人間に対して報います。また、昇進は定量化することが難しく、会社の理念をよく理解している人間かどうかを総合的に判断し、決めるのです。

どういう行動をすることで、評価されるのかが明確化するので、当然社員の昇給率も上がります。また、社員の生産性を最大化し、理念の共有を深める狙いがあるので、制度が上手く回れば収益もその分増えます。人件費の増加など、収益の増加に比べると微々たるものなのです。

評価制度の導入が生産性の向上に繋がるという実証が進み、政府も助成金を出すなど、評価制度導入を奨励しはじめてきています。リモートワークが常態化し、社員の働き方、また社員から見る、評価のされ方が見えづらくなっている今、新しい評価制度を入れてみることには大いな意義があると思います。

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