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【学び⑪冊目】日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。 太田英基

この本を手にとった理由

私は、読書の習慣が身に付いてからまだ、久しくありません。なのでまずは、読書を行うにあたり、自分の興味、関心がある分野周りの本を中心に読んでいます。その中で、ゆくゆくはまだ自分が知らない分野、ジャンルなどにも手を広げていこうと、考えています。自分の興味のある分野の中でも「海外就職」関連、自分のアンテナがかなり反応する話題の一つです。

まずその理由の1つとして、私がインターンをしている会社のうちの一つの「GJJ海外就職デスク」では、海外就職の支援を行っており、自分自身も会社に携わりながら、数多くの体験談を聞き、一人ひとり全く違ったストーリーのある海外就職、というものの面白さを実感していました。本書でも、途中で実際の体験談の紹介があるということを、レビューを通してきいていたので、その部分も非常に楽しみでした。


2つ目に、自分自身も中長期的に海外就職を目指しているからです。自分より、一足先に、海外経験のある著者の、海外就職観というものに触れることで、なにか自分自身の考え方にも影響を与える事ができるのではないかと考えました。

学び①「日本」と「世界」ではない。日本の世界の一部。

今の日本では、「海外就職」ときくと、まだ正直ハードルが高く聞こえますよね。しかし、日本の外側をみたら、それは全く真実では無いことが分かります。海外では、もはや海外就職という言葉自体もあまり馴染みが薄く、国境をまたいで就職をすることがごく普通にある時代が、まさに今という時代だということを筆者は述べています。そして、日本人も例外無くそれをすることができるのです。なぜなら、日本も世界の一部だからです。

たしかに、一昔前までは少しハードルが高いものでしたが、LinkedInなどのプラットフォームの発達などを背景に、国境をまたいでの就職というものハードルが一気に下がってきている時代なのです。この、事実を知らずに海外就職を躊躇するのは、非常に勿体ないというのが、この学びのエッセンスです。

学び② 自分を説明するためのストーリーを揃えることができているか。

海外就職をするに当たって、海外就職そのものが目的になってしまっては、行った後に後悔してしまう可能性があります。自分どういうことに、関心があり、どういう社会貢献をしたいと思っており、何をそのためにするべきかというストーリー上に海外就職という手段が来るのであって、海外就職はけっして目的では無いのです。もちろん、特定のこの国が好き、といった理由も大事ですが、好きだかたら、この国でどういうことをしていきたい、というところまでストーリーがつながっていると、より意義のある海外就活になるのではないかと感じました。自分自身これを機に、ストーリーをより一層明確にしようと決心しました。


学び③英語が情報リテラシーを左右しかねない

自分が英語を勉強していて良かったと心の底から思う瞬間のうちの一つが、何か知りたい情報があり、日本語で検索してイマイチ情報量が少なく、英語で検索した時にヒットする情報が大量に出てきた時です。英語の情報というのは、日本語の情報量の何倍も多く、英語を知っているだけで得られる情報アドバンテージは侮れません。逆にいえば、英語を知らないことで、選択肢が狭まってしまったり、損をしてしまったりしかねないのです。英語=情報リテラシーの時代に差し掛かっているのかもしれません。

まとめ

まず、全体の構造としては、中間に海外就職者の実際の経験談が載っており、前後で著者の価値観に触れることができます。私のように、海外を目指している人が読めばこの上なくワクワクする1冊だとおもいました。ただ、個人的には海外に興味があるけど迷っている人にもぜひ読んでほしい1冊でもあります。読み終える頃には、「壁」だと思っていたものが、「扉」に感じられるようになること間違いなしです!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


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