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【学び⑦冊目】読んだら忘れない読書術 樺沢紫苑

この本を手にした理由

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次に読む本をどうしようかと悩んでいた所、大ヒットの「アウトプット大全」「インプット大全」から知っており、個人的に大ファンの、精神科医、樺沢紫苑さんの著書ということで、たまたま目に入ったこちらを購入しました。読み始める前に、この本で学ぼうと思っていたことは、主に読書のアウトプットについてです。以前「アウトプット大全」と「インプット大全」を通して、記憶をするにはアウトプットが重要で、勿論読書もアウトプットを伴わせないと、忘れてしまうということは既に学んでおり、noteに読んだ本についてのアウトプットを始めたのもそれがキッカケなのですが、今回は特に読書に特化した1冊なので、自分の読書アウトプットにさらに磨きをかけるための何かを学べるのではないかと思い、その点に特に着目しながら読み進めました。

学び①人間の脳が記憶として留めるもの

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何時間もかけてせっかく読んだのに、数日後、本の内容を聞かれても全然覚えていない。このような読書の仕方は時間とお金の無駄だしもうおしまいにしたい!こう思ったのが、樺沢さんの本を手にとったキッカケでした。一年間に300冊以上もの本を読み、SNSなどを通して書籍レビューなどもして、というように、ものすごい量のインプット、アウトプット量を誇る樺沢さんですが、実は脳の記憶の仕組みについて理解しているがため、このようなことが可能なのです。

脳が記憶するもの①一週間に3~4回使われたもの②心が動いた出来事

①に関しては、SNSやブログなどを通したアウトプットをとにかくするということで、アウトプット大全で既に詳しく読んでいたので、ある程度実践することができていました。しかし②に関して、新たな学びがありました。脳内の物質を意識的に分泌させることで、記憶力を高めるのです。

アドレナリン、ノルアドレナリンなどは不安、恐怖などに伴い分泌される脳内物質です。ホラー作品などを読んでいるときなどに、記憶に残りやすいのはこの物質の影響です。また、ドーパミンなどは幸福物質と呼ばれているドーパミンは、ワクワクしている時に分泌されます。こういった物質を分泌させることができれば、アウトプットを伴わずとも長期記憶をすることができてしまうのです。

学び②読書をすることによる選択肢の広がり

現代人は特に読書をする習慣が無い人がとても多いと言われており、自分も今年の初旬に「アウトプット大全」「インプット大全」を手にするまでは、全く本を読む習慣が無い人でした。しかし、読書による選択肢の広がりは侮るべきではなく、何より読書の習慣がない人よりも問題解決能力が上がるのです。読書というのは、お金を払って他人の知見を買うことができるものなのです。

例えば、読書をする人は、困難に直面した際に、判断基準となるものが、読書をしない人よりも多く、どうすれば分からない時にも、本を手に取り解決策を探しに行くことができます。しかし、本を読む習慣がない人は、自分の経験のみから判断するしかなく、そもそも、本で解決するという選択肢が頭に浮かびません。

自分もつい最近までは、本なんか読んでも、どうせ頭に残らないし役に立たない、というスタンスでした。しかし、莫大な量の読書量を全て取りこぼさず知識として吸収している樺沢さんを見ると、読書の仕方を変えるだけで、読書を最強の武器にすることができるのではないかと思い始め、読書習慣を身につけるにいたりました。

学び③読書の速さを追求したい

もちろん読書の速さは、一番重要なことではありません。いくら速いスピードで多くの本を読んだところで、内容覚えていない、アウトプットをしない、などのようなことであれば全く意味がありません。まずは深読をしっかりできるようになるところからです。ですが、それが既にできるようになっている段階なのであれば、速さを追求すれば、単純に得れる学びの量が増えるので、求めてもいいところではあります。

自分は、内容をとにかく理解しようとしながら読む傾向があり、とにかく読むのが遅いです。(笑)すこしでも、効率よく読書をするためのコツは無いかと探していた所、この学びに出会うことができました。

「パラパラ読書術!?」

なんだそれは!? ということなのですが。まず読み始める前に、目次を見て、パラパラと全体に目を通すように読んで見るのです。その目的としては以下2つがあります。

①目的を設定するため
②読み方を決めるため

①についてですが、まずこの本からどんなことを学びたいのかを決めるといことです。これをしなければ、自分がどこに焦点を当てて読めばいいのかがわからなく、内容が頭に入ってきにくくなってしまいます。

次に②に関してですが、しっかり読むか、ポイントだけをおさえるように読むのかを、このパラパラ読みを通して決めるのです。例えば実用書などでは、深読をする必要がないことが多く、ノウハウの部分だけを知れればいいので、理由や根拠の部分などは必ずしもしっかり読まなくてもいいのです。自分が知りたい部分にいかに早くたどりつけるかどうかが重要だからです。

まとめ

個人的に好きな著者ということもありますが、かなり読み応えがあり、学びも多い1冊でした。既に読書とアウトプットの習慣がある人が、そのやりかたに更に磨きをかけるためにも、最良な1冊ですが、自分は特に読書の習慣があまり無い人に読んでほしいと思いました。一般的に他の読書本などには書いていないことばかりなので、特に読書習慣が無い人にとっては、かなり革命が起きると思います。(笑)

今日も、読んでくださりありがとうございました!!







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