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【学び⑯冊目】心がつながるのが怖い 愛と自己防衛 イルセ・サン

この本を手にした理由

以前読んだ事がある、心理学のマンガをきっかけに心理学への関心がますます高まり、  心理学こと、対人関係や愛情などの心理学へ特に関心が高まり、こちらを読むに至りました。なので、本書で紹介されているの中で特に、実際に人との関係において活用することができそうなレッスンを中心にアウトプットしたいと思います。


人に備わった自己防衛の機能


人は、誰しもがパートナーと幸せな関係を結ぶことや、恵まれた友人関係などを望みますが、必ずしも手に入れられるわけではありません。幸せな人間関係、恋愛関係などを妨げてしまうものの一つの要因として「自己防衛の機能」というものがあります。なんとこれ、誰しもに平等に生まれながらに備わった機能なのです。この自己防衛の機能は、人との親密な関わりが怖くなり、自ら心を閉ざしてしまったり、もしくは自分の感情に正直になるのが怖くなり、それを押し込めるために自ら別の感情の仮面をかぶってしまうなどと、様々な形で現れます。本書では、この自己防衛機能と、どのようにうまく付き合っていくべきなのかについて、事例を通して学ぶ事ができます。


一時的な回避措置としての自己防衛は役に立つ?!


怒りや、悲しみといった負の感情と向き合わなければならない瞬間は人間なら多かれ少なかれあるはずです。例えば、朝、出勤前の時間にふとしたことでパートナーと言い合いになってしまったとしましょう。朝の時間内に口論を収束させることができなくても、仕事には行かなくてはなりません。もやもやした気持ちが残りますが、職場に到着すれば朝の喧嘩のことなど考えてられません。というよりかは、仕事を始めれば殆どの人が仕事モードに切り替わり、時たま頭をよぎることはあっても、仕事中も朝のことを終始考えている人はまずいません。これこそが、一時的な回避措置としての自己防衛なのです。このような緊急事態を回避するために本来備わっているのがこの自己防衛機能なのです。しかし、仕事を終え、家に付けばパートナーと和解をしなければいけません。あくまで、一時的に自分の感情から目をそむけるための機能なのであって、時が来れば再び感情としっかり向き合わなければいけないのです。


恋愛においての自己防衛の一例 心を閉ざした相手をパートナーにしてしまう


多くのものを与えてくれず、また望みもしない心を閉ざした相手を常にパートナーとして選んでしまう人がよくいます。ついついそういう相手を選んでしまうのは、心の底では親切で暖かく、自分のことを思ってくれているという想像することで自分を安心させる、というようなかたちで自己防衛機能を作動させてしまっているのです。恋愛において自己防衛機能を使ってしまっている可能性のある人は、中々パートーナーができない人の場合ではなく、パートーナーがいる人の中でもその危険性をはらんでいるというのです。

まとめ

自己防衛の機能が如何にして、無意識のうちにあらゆる場所で作動しているのか、またそれとどのようにうまく付き合うべきか、など個人的にかなり考えさせる1冊でした。紹介しきれないほど、まだまだ奥深い話が盛り沢山なので、是非手にとってみてください!

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!




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