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心に届くアドバイスってどんな言い方か考察してみた。

アドバイスって難しい…と思う。


良かれと思って、つい余計な言葉を送ってしまいがちだ。
私がまさにそうで、あとで考えるとマウント気味だったんじゃないかと反省する事がある。

最近、ガールズオーディション番組iCONZを見ている。ちょうど次回、デビューする5名が決まる。

本番1週間前に、世界的ダンサーのMaasaさんがゲストに呼ばれてダンスを見てアドバイスをしていた。

そのアドバイスは、無駄な言葉がなく、押し付けではなく女の子たちの心にしっかり届いていると感じたので、どんな言葉が心に届くのかを考えてみたくなった。

①上手にできた子への褒め方と、②あと一歩の子へのアドバイスの2パターンを見ていく。

①褒め方

ANRIさんへ→プロデューサーに「あの子だれ?」って聞いたのは、ANRIちゃん。圧倒されました。私はみんなのこと何も知らずにパフォーマンスを見ていっているので。
「あの子だれ?」と聞いたというところにリアルな本音を感じて嬉しくなる。先入観無しに誉められている事も伝わる言葉。
誉められてびっくりしている顔
RUANさんへ→バランスが良い。もっと見ていたい。そう思えるのは結構すごい事で、色んなパフォーマンスを見てきたんだろうな。いろんなジャンルを、いろんな視点で。
ダンスから、その人の経験に思いを馳せてくれている言葉。努力を認めてくれた気持ちになる。
TUKUSHIさんへ→劇的にレベルの高いダンサーって、ダンスを見るとその人から音色が聞こえてくるの。それをTUKUSHIちゃんから感じる。
世界的なダンサーに「音色が聞こえてくるダンス」と言われたら、とんでもなく嬉しいよね。
UNOさんへ→純粋にダンスを楽しんでる。それって忘れがちで、真剣になりすぎて楽しさが人に伝わらない事がよくあるの。そこがあなたのスペシャルなところ。
アドバイスって、悪いところだけを指摘するイメージだけど、自分の特別な所を教えてくれるの素敵。


②アドバイスの仕方

AYUNOさんへ→どういうアーティストが好き?(リアーナ)うん、リアーナをインスパイアしたAYUNOは完ぺき!そのままでも素敵なんだけど、+αで、違う面がチラチラ見えるともっと良いアーティストになれる。
「そのままでも素敵」と一度肯定してくれる言葉があるだけで、その後のアドバイスが安心して受け取れる。
UWAさんへ→ダンサー目線で見ちゃうくらい、玄人のような。アーティストになる時って引き算も大切で、全部できるからするってのもアリだけど、それはダンサーでもいいよね。ダンサーには無いものを持っているからアーティストなんです。そこの感覚を見つけたら伸びる。
ダンスが出来るからこそ、ハッとする言葉。
一番欲しいアドバイスで刺激を受けたと話していた
HANAさんへ→不安なんだろうな。でも、「私、HANAです!」という一瞬がある。そこを数秒から10秒…と伸ばしていくの。最初から完璧になる必要はなくて、HANAちゃんにしかない魅力があるから、そこを可愛がって温めて伸ばしていってほしい。
焦るからこそ、「最初から完璧になる必要はない」とあえて言葉にしてくれるのがいい。「変える」ではなく、「可愛がって温めていく」というワードが優しい。
MINAさんへ→踊っている時、何考えてる?(うーん…)それが出てる。自分を探しているんだろうな、みたいな。そのままずっと自分を探し続けて下さい。最後まで。あきらめないでほしい。
「今の状態がダメ」と言うのではなく、「それでいいからあきらめないで」と背中を押してくれる言葉が良い。本人が一番もがいているだろうから。
RIAさんへ→自分を信じてあげて下さい。すんごい素敵なのよ。すごい原石なわけよ。可能性が見えるのよ。誰よりも伸び代があるわけ。「自分はまだまだだ」「ダンスが入ってない」とか顔に出ちゃってる。思っても良いけど、顔に出さない。それってどこから始まるかというと、自分を信じてあげること
この子に今一番必要な言葉は、たくさんのアドバイスではなく、自信の出る言葉だと絞って言ってくれている。

【気づいたポイント】

●今の状態を否定せず、一度肯定している
●今状態がいい子には、その子の良さだけを伝え、必要以上にアドバイスしない
●自身がない子には1つだけ、核になる考え方を持たせてあげている。

苦しくて、精神ギリギリの状態の女の子にかける言葉って難しいのに、スーッと受け止められている。
しかも、視聴者である私もなぜか励まされている(笑)

ダンスのアドバイスシーンは【28:45〜】

次回のファイナルステージが楽しみです。多分、泣きます😂😂😂


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