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校則データベースサイトなんて・・・えっ・・あったぞ!!!〜校則改革という働き方改革〜

僕は私立高校で英語の教員をしています。結構楽しく学校生活をおくっています。

今日は校則に関しての文章を書きたいと思います。

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納得いかない校則は教員もツラい
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基本的に教員生活は楽しいです。でも生徒指導する時は僕も少し「しんどいな」って思います。

しかも学校には教員も「何でだろう?」って思う校則があります。生徒指導の内容がこれらの校則に関するものだと特にキツイです。

教員以外の人にわかって欲しいのは、教員は生徒を好きで叱ってるわけでは無いと言うことです。出来れば叱らずに良い関係を築きたい。

だから理不尽な校則って教員にとっても困った存在です。

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実は校則改善は教員の働き方改革
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教員の働き方改革が叫ばれていますが、僕は理不尽な校則の改善はかなり大きな働き方改革になると思います。

なぜなら人間の悩みのほとんどは人間関係に起因するものだからです。

これが改善されるだけで教員は生徒と不要なイザコザを避けることができるのでかなり働きやすくなると思います。

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本校の生徒の知的な反抗が始まる
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これは以前、他の文章で書いたのですが、本校の生徒が校則に反対するために、本校のWikipediaに校則を晒すという作戦に出たことがありました。

以前は校則に対する抵抗は生徒総会などを通して行われましたが、その結果ほとんど校則を変えることができませんでした。

そのためこのように校則をウェブで公開するというある種のゲリラ的な手法で変革を起こそうとする生徒が現れました。

しかしこの時は校則を変える動きは学校では起こりませんでした。

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変える方法をシミュレーションしてみた
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そんな中、もし僕が校則を変えたい生徒だったらどんな手法を使うか考えてみました。

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全国の高校の校則データベース作成
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シミュレーションした結果こんな手法を取ると思いました。

①校則に関するテンプレートをSpreadSheetで作成する。
②その共有リンクをSNSを使って拡散
③全国の高校生に入力してもらう
④出来上がったデータベースを使って学校と交渉

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まさかそんなデータベース‥ん?あった!!
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そんなシミュレーションをしてみました。

でもふと思ったんです。「まさかそんなデータベース‥‥まさか‥‥あるのか、調べてみよう」と。

そしたらまさかの‥あったんですよ。そんなサイトが本当にビックリしました。

kousokuwiki.org/wiki

全国校則Wikiというサイト

なんと全国の多くの高校の校則が網羅されているサイトです。本当にこんなサイトがあったとは・・・どうやってデータ集めているんだろう?

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校則が商品化される
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このデータベースは生徒が学校と交渉する際の資料として使えます。

でも僕は教師なので同時に思ったことがあります。校則は中学生の学校選びに影響を与えるので、データベース化されてしまうと校則も商品化されるな、と。

営業の観点からも校則の適正化は行われるべきだなと思います。

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校内で教員が校則を話す際の資料にもなる
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さらにこのデータには価値があります。それは各校で校則の見直しが起こった時に重要な資料になり得るからです。

校則が全国で問題化しています。今後、校則の適正化はどの学校でも進んでいくと思います。

その際にこのデータベースは教員が自分たちの学校の校則を客観的に判断するための指標にもなります。

全国の学校の校則が適正化されていくことを望んでいます。そしてこのような活動が実際に行われていることに本当に驚きました。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。






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