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経験の貧困という格差

皆さんこんにちは。
もうすぐ冬休みですね。クリスマスがあったりお正月があったり
皆さんはどのように過ごされますか?
本日こんな記事を目にしました。

この記事には、体験や経験から獲得した知識や情報の格差は、
その後、何かの時にイメージが描けるかどうかの違いとして浮上。
どんなふうに出てくるかというと、絵や作文のテーマが思い浮かばない。
など、様々なところで想像力が働かない、イメージできないなどにつながっていくので、『経験は大切』という、子どもたちに経験の場を提供している方のお話が掲載されていました。

この格差についてこの記事では、親の収入面での貧困についての経験値を書いていましたが、
今回する話はお金だけでなく、心や考え、行動で経験の格差が出るのではないか?と思いちょっと語ってみようと思いました。

体験や経験はお金をかけないとできないものもありますが、それと同じくらいお金をかけず獲得できる経験や体験がたくさんあります。

何故そんなことがやすやす言えるかというと、
私は幼少期は決して余裕のある家庭ではなかったが、ものすごく振り返ると様々な経験・体験をただでしてきたからです。

バブルの頃に子供世代だった私は、夏休みなどの長期休暇ともなれば、
親戚や友人は海外旅行や帰省などありましたが、
我が家には遠い夢物語の話・・・・。

唯一、夏休みの楽しみは学校で行われる自由プールと近所の子と近くの山に自転車で登っていき、滝つぼがある川へ手作りのロープを揺らし飛び込む。ということでした。はい。田舎育ちです。笑。



家族で散歩に行こうと絵の具の道具を持って、水筒におにぎりを持ち、山の頂上で絵をかいたり、数十キロも離れた港へ、母と自転車で何時間もかけて行き、海をただ見て帰る1日とか。

雨の日は母がピザやパンの作り方を教えてくれたり、粘土で人形を作ったり、夜は毎日本をたくさん読んでくれたり。

その中で私が学んだことは、暑~い夏の日差しのなか、滝つぼへ下っていくとサーっと肌にミストのように触れる水しぶきと、木々からこぼれる優しい日差し、夏なのにためらうほどの水の温度、ほどけないように友達と試行錯誤するロープの結び方、寒くなったら道路まで上がっていき、アスファルトに寝そべり体を温める。

海風のにおいを自転車を走らせながら感じたり、引く波、来る波をみながらなんでこんなふうに、波って引いたり打ち寄せたりできるのかな?
と家のお風呂で再現したり。
遠いからもう行きたくない。途中で帰りたくなる道中を乗り切って後に見た、海と富士山が異様にきれいに見えたり。景色を見て感動するを味わったり。
何で自転車にギアがついてるんだろう?とかギアをカチャカチャと変えてみたり・・・
飲食店をやっていた祖母の手伝いをすると
おしぼりの出し方やお水の出し方を覚えたり、包丁の使い方も習いました。
父方の祖母からは野菜の作り方、採る時期や、野菜を沢で冷やし、かぶりついて野菜の甘味をあじわうなど。

親が寝る前に本を必ず読んでくれて、これってどういう意味?これってどういうこと?って
もう寝なさいって言われるまでずっと質問していた。

体感で感じる経験、そこに行って考える経験、話を聞いて知識となる経験。
たくさんありました。

裕福ではなかったし、1円もお金はかからなかったけど、たくさんの経験や体験をしてきました。

何故こんな経験や体験ができたか。
親がマメだったんでしょうね。
親から教わった先は自分で出かけたり、やってみたりにつながっていきました。

新しい服や、旅行、外食なんてほとんどなかったけれど、
やりたいといった習い事は全てやらせてもらってきました。
今思うと、それをやらせることはその状態で凄く大変だったと思います。

母が常に言っていたのは『経験は財産・失敗も財産』
私もそう思います。

今は数千円のネット代金を払えば情報はいくらでも手に入ります。
見たことのないようなところ、いけないような場所にもアクセスできます。
繋がるのが難しかった人たちとも繋がることができる。

それを上手く利用し、自分の経験に加えていくこともできる時代がきたのではないでしょうか?

オルタナティブスクールしいの木は体験を大切にしています。

今月の活動予定はこのようになっています。

しいの木の会員でなくてもちょこっとたいけんができる企画があります

もし、興味のある方は 
こちらから友達になって情報を受け取って見て下さい。


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