ごはんは大事

はじめまして。

今、世の中が荒れ狂うっている中、出来た時間で自分の今まで起こったことしてきたことを色々考えることもあり、これを機にnoteを始めてみました。

特に面白いことはなく、私のメモリアルな感じで気軽に書いて行こうと思いました。そう、ただのメモ感覚で書いて行こうかなと。書くことは好きなので。上手いか下手は置いといて。

タイトルにある通り、ご飯は大事ということで。私がご飯をきっかけに起こしたある病気をちょっとでも語れたらなと。

私は二十歳の最初のころに、それこそ新卒で会社に入って~の頃。私は専門学生だったので就職活動も早く、それに運がよく二十歳で仕事に就くことが出来ました。

それでもその仕事は半年と続かなかったです。

私にも原因はあるし、きっと他にも原因があったんだと思う。半年そこらでって怒る人もいれば呆れる人もいる。いろんな意見を思う人がいると思う。その時は結構思うことがあって悩んだり、自分はダメだなとか落ち込んだりしてた。それなりにね。初めての仕事で初めてのお給料を貰うからなんか人間として認められるようなんだな~とかぼんやり思っていたから。それが無くなって、ダメじゃん、みたいな感じ。けど今となれば、そういうときもあるよねっていう感覚になっている。まあそんなことは今はいいのです。

仕事をやめてから数か月後に、私は身体を壊した。

仕事をやめてからの私は本当にクズで次の新しい仕事を探す気力も自信も無くなっていました。なのでふわふわ適当な生活を送っていた。昼夜逆転なんて当たり前だったし、不規則な生活をしてた。それでも家のことをなんとなやって、だらだら過ごしてましたね。マジでクズだったと思う。

身体を壊したのは今の季節くらいだったかな。本当に。丁度7月21日くらい。この時期になるといつも思い出す。

その日はニートなくせに友達と夜にご飯を食べに出掛けていて、夜遅くに帰ってきました。お酒も入っていました。帰ってきた直後でした、丁度親にただいまと挨拶をしてリビングに入ったときでした。視界が一気に二重になったんです。ブレているような感覚。ひとつあるものがふたつに見えたんです。母の顔がふたつ。まさにブレって感じで。

その時は酔っていたのもあって、そのせいかなって思ったんです。親に視界がふたつになっている、なんて謎の発言をしましたが軽く流されました。そりゃそうですよね。目を擦っても、目薬をしても治りませんでした。痛みとか違和感とかは全くなくて、ただ視界がブレブレになっていたんです。正直、歩くのが大変でした。

そのうち治まるだろうと着替えてシャワーを浴びた。それでも視界はずっと二重のままで、とても行動しづらかったです。すべてがブレて見えて、モノを取るのも上手く出来ませんでした。

不安になった私はスマホで「視界」「二重になる」「ブレる」なんて色んな言い合いで検索をかけて調べました。調べると、重い病気の名前ばかりがヒットして嘘やろ…とビビり散らかしました。その症状も詳しく読むと、内容に当てはまってきたので、ますます不安になりました。すぐに親に伝えても、疲れが出たんじゃない?なんて。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。不安でああだこうだ言う私はとりあえず、今日はもう寝て、起きて治らなかったら近いうちに病院に行こうと思いました。

一度不安なことになるとずーーっとうだうだしているのが私の悪いところでもあって、ずっとしょんぼりしてました。

次の日、目が覚めても視界の二重が治ることはありませんでした。それよりももっとずっと悪化してて、くっきりはっきり二重になっているように思いました。真っ直ぐ歩けないくらいに。階段が一番怖かったです。ブレているので形がよく分からなくて、よく知っている家なのに、歩くのも怖く、扉を開けるのさえドアノブを掴めずに、ドアノブどこだー!?となっておりました。

これは流石にやばいと思い、とりあえず眼科に飛び込みました。

もし自分がネットで調べた内容の病気などだったら大変だし、死ぬ可能性もあると思うと不安がいっぱい募りました。親は大して心配はしていなかったみたいなんですが、それでも私自身が心配だった。どの病院に行けば正しいのかも分からなくて、目がおかしいと思っていたので、その時は眼科に駆け込みました。

眼科で検査してもらった。

ただの目の疲れとかであってくれ、なんて願いながら診察して貰った。

診断結果は、原因不明。様子を見る限り、目の病気じゃない可能性がありますって先生に言われた。マジかよ。内心更に不安と恐怖が足されて大きくなった。すぐに先生は知っている脳外科医の先生に紹介状を書いてくれて、すぐにここに行きなさいと言われた。

目自体に異常はなく特に病気があるわけでもなかった。ただ、焦点の動きとかを見て貰ったときに、目よりももっと違うものかもしれないと言われた。考えられるのは脳がおかしいこと、らしい。

その時、まさか脳外科医に行けと言われるなんて思ってなかったので泣きそうだった。今日はもう行けなかったから明日、また改めてその脳外科医に紹介状を持って今度は親と行った。

くそ暑かった。もう夏だし。

次の日に脳外科医に行って、先生に診てもらった。朝早く起きて午前中に行ったのが良かったと今では思う。診てもらった結果、脳外科医の先生からはすぐに検査をしてくださいと言われた。視界がおかしくなる理由のひとつに脳の病気が関係していると言われた。そこで初めて、目と脳が繋がっていると実感した。目ではなく、脳に問題がある、と。確かにネットで検索したときも脳の病気ばかりがヒットしていたので、嘘やろ…とまた思う。

MRI検査しますって言われて、うわああって感じ。人生初。

午前中は診断をしてもらって、午後から徹底的に検査します、って言われたから検査の予約をしてとりあえず時間になるまで近くで待機していた。血液検査もされて、なんかいよいよやばいよって感じだった。車のなかで泣いた。本当に怖かったから。

これで何も無ければいいんだけど、自分でスマホで調べれば調べるほど、やっぱり重い病気ばかりしか分からなくて、更に自分で不安を仰ぐ。流石に親もMRI検査をされるなんて思わなかったらしく、動揺して心配し始めた。大丈夫だよ、とは言われてたけど診断結果が出るまでは不安、不安、不安……。

午後になって、脳の検査を2~3時間にかけてやった。終わったのはもう午後の3時すぎくらいだったかな。結構、なんだかんだ長かった。

検査結果は後日ということで、その日は家に帰った。終わったあとは少しだけ楽になってたけど、結果が出るまでは落ち付けなかった。

診断したときのことなんですが、ほぼほぼうろ覚えだけど思い出して書いてみようと思う。とりあえず目の左右で焦点が合っておらず、特に左目がおかしいと言われた。眼科の先生と同じような診察もしてもらった。やっぱり目の視界のブレや二重に見えるのは脳の病気の原因が多くて、代表的なのは脳梗塞などがあり得るらしい。先生もそれを疑って検査をした。

それから結果が出てまた病院に行った。結果は、脳の病気では無かった。

いや、もう、ほんと良かった、って感じだった。

脳自体に特に以上はなくて大丈夫だったみたい。脳梗塞でも何でもないと言ってくれた。ひえ~って感じだったよね。でも、脳に繋がる目の神経が見事にぶっ壊れていた、とのこと。目の神経は脳に繋がっていて、その神経の中の神経が壊れていたらしい。普段絶対に聞かないような名前だったし私もそんな神経あるんだ~て勉強になった。滅多にそこを壊すことなんて無いとも言われた。わお。主に壊れていたのは左目の神経。視界がブレて見えるのは左目の神経が壊れてしまったせいで、視界が二重になっていたらしい。

神経的なものなので、こればかりは治すのに薬はなくて自然治癒しかないと言われた。本当に繊細なものらしくて、治るのに凄い時間がかかるかもしれないと言われた。でもちゃんとご飯を食べて、寝て、健康的な生活を送れば自然と治ってくるはず、と言われた。だから特に手術をしたり入院をしたり死に関わる大きな病気ではない。

ただその人の身体とかそういうのでもしかしたら治らない可能性もあると言われた。ずっとこのままかもしれないし、もしかしたら何年もかけて治るかもしれない。すぐに治るっていう保証ができないって言われた。

で、ここが割と本題なんだけど、どうしてそんな目のよく分からない神経がぶっ壊れておかしくなっちゃたか、の原因ね。

先生に事細かに聞かれた。

・ご飯をしっかり食べているのか?

・今の体重は何キロか?

・ちゃんと寝ているのか

この三つ。全部、答えて言われたことは

「栄養失調」

そのときの体重は36キロ以下ぐらいだった。ちなみに身長は150センチくらい。ガリッガリやん。昼夜は逆転していたし、ご飯のルーティンもぐちゃぐちゃだった。自分のなかではちゃんと食べているという認識でも実際は全然食べていなかったになっていた。昼夜逆転もしれいれば、食べる時間なんて朝だったり夜中だったり。一日一食というのが普通の状態になっている。下手すれば一日食べないでいることもあった。それでも自分のなかではその一食でちゃんと食べているということだけしか分からなくなっていて、結局栄養が偏って、いつのまにか栄養失調になるほどになっていた。

親にも髪の毛はバサバサで気になっていたと言われた。その時は特に気にしてなかったけど。親も親で反省していて、わたしもかなり反省した。先生に説教をされた親子でしたね。ご飯食べなきゃな。わたしはダイエットとかしていたわけではないし、本当に自分のなかでは普通に生活しているつもりだったけど、全然そういうことではなかった。普通の生活じゃなかった。親とも私が逆転生活をしていたためにすれ違い生活でもあって、気づけなかったのもあったのかもしれない。

先生からもダイエットしてますか?なんていっぱい聞かれたし、親から虐待されてますか?ご飯貰ってる?なんても聞かれた。ご飯を貰えてないんじゃないかって心配された。今思えば当たり前だよね。ガリガリに痩せて栄養失調なんて言ったらもしかしたら虐待なんじゃないかって思われちゃうよね。残念ながら全然そういうことはなくて。普通の仲良しファミリーなんだわ。

とりあえず、ご飯をちゃんと食べてください、と怒られた。その日はビタミン剤の薬と眼帯を貰って、終わった。

それから親にも怒られて、でも大きな病気じゃなくて良かったとは安心していた。それから自分のなかでもご飯を食べるという意識を強くつけるようにした。当たり前だわ。でも私の中で欠けているものだなって思った。なんでもいいからつまんだり、一日三食、食事の回数を気にするようになった。普通なら気にしないのかもしれないけど、それだけわたしは食に関心がなかったということが分かった。無意識に食べなかったりしてるからね。

ごはんって大事なんだなって思った。本当に。

当たり前じゃん、馬鹿じゃないの、って思う人がいるかもしれないけど、でもたぶん私と同じような人もいると思う。こういう昼夜逆転して食生活がおかしくなっている人っていると思う。私と全く同じとはいかないけどさ。無意識にご飯を食べなかったり、時間が無いからご飯を抜くとか。それが癖になったり身についてしまって、食べないのが当たり前食べなくても大丈夫って。その時は大丈夫なんだよね。割と平気だったりするんだよ。でもそれって重ねていくと私みたいなことが起きるかもしれない。今じゃなくても数年後とか。私は割と早い段階で起きた。言うなれば仕事を辞めてから半年で壊した。自分が身体を壊しているときって、自分では本当に分からないんだって体感した。本当に身体がヤバイってこういう風に症状に出て警告を出さない限り絶対に気づけないくらいに分からなかった。

栄養失調ってそれ自体を大きな括りになっているけど、その中でも身体のどこを壊すとかおかしくなるってことがあるってこと。栄養失調と共に、身体のどこかを壊すってことなんだなって。

こんなまさか栄養失調で目の神経を壊して、それが今後治るかどうかも分からない、曖昧な感じなんて、こんなことあるんだねって思った。

それから先生に言われた通り、ご飯を少しでもいいから三食をきっちり食べて、なるべく決まった時間に寝る。それを繰り返して続けていたら、目のブレも次第に良くなってきて回復に向かってくれた。

その後は眼科で大丈夫と言われたので、定期的に眼科に通って検査して回復の経過を診てもらった。

それでも治るのに一年半はかかった。それまで脳外科の先生には仕事は絶対にしないでくださいとドクターストップをかけられた。だから仕事もしないで、またクズみたいな生活はしていたけど、しっかり療養して目は治した。免許も持っていたけど運転もしないでくださいと言われ車にも乗れなくなった。本当にただ身体を休めることだけを考えてくださいと。今までニート生活を送っていたからピンとは来なかったけど、それは規則正しく生活をしてくださいってことだったんだよね。

今ではもう治って、ちゃんと見えるようになった。でもたまに眩暈や左目だけが痛くなったりするからこれは後遺症なのか…などと思っている。分からないけど。特に天気が悪い日とかは。前は無かったんだけどね。

何が言いたいかっていうと、ご飯は大事だなってこと。

栄養失調っていう病気のなかで、さらに病気になるっていうことを知ったきっかけだった。みんなご飯は食べよう。

難しい人もいるかもしれない。けど、何も食べないにはしないで欲しい。ゼリーでもカロリーメイトでも、菓子パンでも。何かしら胃に入れておいたほうがいい。そして体重はなるべく減らさないほうがいい。健康的に減らしたなら問題は無いのかもしれない。栄養も取りつつね。今ではそういうダイエット方法がたくさんあると思う。ただ食べないでダイエットは本当にダメっていうこと。食べないでダイエットがダメって言われている意味を理解した。いや、私はダイエットをしていたわけじゃないんだけどね。

そんなことが昔の私にはありました。

書いててだんだん恥ずかしくなったけど、私みたいな経験の人はいるのかもしれないしいないのかもしれない。私にとってこれは別にすごいことでもないし、むしろバカなことだと思っている。バカなんですわ。

今の時期、家にいることが多いと思います。ご飯食べるのを忘れる人もいれば、ご飯ばかり食べる人もいると思う。食べ過ぎは良くないけど、やっぱり食べることは大事なんだなと思う。

人間、ちょっと食べ過ぎなくらいがいいのかもしれないね。

でした。