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技術史

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技術の歴史
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2022年11月の記事一覧

【大工道具】曲尺(2)

An ancient Chinese creation image showing the intertwined double helix,representing an i…

【大工道具】曲尺

大工道具の「曲尺」は、『和名類聚抄』には「マカリカ子」(まがりかね)とあるが、普通は「さ…

【木工技術】大入れ 【大工道具】鑿

【木工技術】大入れ 『鎌倉殿の13人』(第39回)の北条政子は政治に興味が出てきたのか、八田…

「技術」「鎌倉」

大河ドラマ評から技術史へ移行中である。 鎌倉時代については、半年以上、高校の日本史の授業…

『人間の歴史』(Как человек стал великаном)

 児童向け『人間の歴史』(「Как человек стал великаном」)は、科…

リサイクル本

 図書館へ行った時、必ず寄るのが、出入り口のリサイクル本のコーナーです。経年劣化や、多く…

自動電気炊飯器の技術史

日本に稲作が伝わって以来、米は火で炊いて食べられてきた。 その1000年以上の長い歴史の中で、 はじめチョロチョロ(浸し炊き、前炊き。吸水) 中パッパ(吹き上げ) ブツブツ言う頃、火を引いて(沸騰維持) ひと握りの藁燃やし(追い焚き) 赤子泣くとも蓋取るな(置き火むらし) という、おいしく炊くための温度調節法が編み出された。 この「かまど炊き」を、スイッチを入れたら放置できる電気機器で再現するためには、その電気機器に、 ①細かな温度調整 ②釜全体を包み込むような火力 が

「炊飯器の技術史」を書き終えて

 手元には、静岡市立登呂博物館発行『目でみる 米づくり 農具の歴史』はあっても、『炊飯器…

炊飯器の技術史

──あなたはパン派? ご飯派? パン派の人は、パンをパン屋さんで買うことが多いが、 ご飯…

大河ドラマ評から技術史へ

 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』がピンチである。  視聴率がどんどん下がってきて、10%割れし…

技術史 -「波」とも「革命」とも-

 「工作」「工学」の「工」は、板に錐で穴をあけているところの象形文字だという。板の表面と…

日本の「プログラミング教育」の黎明

 2年前(2020年)、小学校でのプログラミング教育(「プログラム学習」はスキナーが考案した…