見出し画像

理想×理想を3DCGで1つの画像に!撮影プランナーとお仕事とは!(vol.2)

こんばんわ、加藤沙也佳です。

今回は前回に続き、撮影プランナーのお仕事について書いていきます。
前回の話はこちら。

前回挙げた撮影プランナーの主な仕事は2つ。
1. 新商品の写真の撮影プラン、計画立て、撮影立ち合い
2. 3D写真の作成依頼

そのうちの、2つ目について、今回は書いていきます。

どういうときに3D写真を使うの?

たとえばこちらのカタログ。
https://tajima.jp/digitalcatalog/data/18LF/#page1
(参考:田島ルーフィング デジタルカタログ)

床材のいろいろなシーンの写真がありますが、全てCGです!
実在する空間写真は1つもありません。

なぜCGなのかというと、
床材の撮影の場合、たとえば「オフィスに使って欲しい!」などの要望があったとしても、どこかのオフィスの床をまるっと張り替えて撮影するというのは、材料費や人件費を考えるととてもコスパが悪いです。

そんなとき
①写真素材を購入して、床材の写真を合成する
②1から写真を作って、床材の写真を合成する

これらの2つの方法で床材の写真を作ります。

①写真素材を購入して、床材の写真を合成する
こちらは、比較的簡単です。
写真にしたい床材の商品を見せていただき、その使用イメージに合いそうな写真素材を探してきて、3DCG上で合成します。
(あ、私はその作業はできないです笑)

合成に使う床材は、あらかじめ真上から撮影して、必要な箇所だけを切り抜きをしてもらったものを使用します。
それを3DCG上で床に敷くように組み合わせて、合成するだけ。
ちゃんと写真のイメージに馴染んでいるか、床の実際のサイズ感や、独特のツヤ感・凸凹感は正しく表現されているか、などチェックしていきます。

②1から写真を作って、床材の写真を合成する
こちらが仕事のおもしろいところ。

写真を1から作るにあたって、ポイントがいくつかありました。
1 アングルと全体的なイメージは?
2 家具、小物イメージは?
3 商品の特徴をよく見せられているか?

これらの観点で写真をたくさん集めてきて、ひたすらパワポ上で組み合わせます!この作業がとにかくおもしろい!!

たとえば!
「1 アングルと全体的なイメージ」はこれ!シンプルモダンで、暗めの木目調の床材が合いそう。

画像1

次に、「2 家具、小物イメージ」について!
画面手前のテーブルの は、作業場ではなく、こんなカウンター付きのカフェテリアにしよう。照明もカラフルに。

画像2

最後に、「3 商品の特徴をよく見せられるか」という観点では、今回の床材は光沢が特徴だから、
天井が2階とつながるくらい高い吹き抜けで大きな窓があり、自然光豊かなオフィスって設定にして、ツヤ感を強調しよう!

といった具合で、細かく細かく作り込んでいきます。
作り込みが甘いとシンプルな写真になってしまうので、細部の小物まで具体的に指定していきます。

イスの形やテーブルの色、壁紙にまでこだわった写真が少しずつ出来上がっていくのを見るのは、本当に楽しいです!

頭の中のイメージを形にするって、楽しい!

最初は「何が正解なんだーーー?!?!」って思うことばかりでしたが、だんだん慣れてくるもの。

そのうちアウトプットの幅も広がり、自分なりの最大限のイメージを形にする作業が、好きになりました。

これら経験が、
いろんな人が描いたイメージや、そこに込めた思いを世の中に広めるような仕事がしたい!と思ったきっかけになります。

その中でも、やっぱり″インテリアが″好き!

そういったインテリア好きの観点から、いろんなことをご紹介していくnoteにしていけたらと思っています。

自己紹介長くなりましたが、これからよろしくお願いします。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?