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少しずつCDも増えてきた

 僕が人よりも多く持っている物といえば、本以外には無いのだが、近頃、少しずつCDも増えてきたことに気が付く。ペースがゆっくりなので、飛躍的に増えたり、コレクションを名乗るほど多くはない。

 僕は好きな曲も、書籍と同様、所有しておきたい。あるいは保存しておきたい。昨今では稀かもしれないが、音楽系アプリは一つも入れていない。あくまでも聴く媒体はCDが多い(YouTubeはある)。アプリもそうだが、レコードの方も僕の守備外。

 僕の好きなジャンルはクラシック音楽とアニソン。それと映画やドラマ、ゲームなどのサウンドトラックも好きだ。この三種のジャンルをCDでも、大まかに集めている。

 僕が一番好きなジブリ作品は『風の谷のナウシカ』(なお、映画は厳密にはスタジオジブリ創設前)。漫画版も持っているのだが、とある回で登場する天国のような場所には、「音楽」が残されている。
 思えば、セラミックの大地であるかの世界には、音楽というものが出てこない。事実、人間社会で音楽を楽しめるのは長らく、上下の階級がありありと存在していた。ましてや文明の黄昏では、音楽という余暇を楽しむことは、風の谷の姫さまであろうとも、容易に取れる行動ではないのかもしれない。

 僕がスマホなどであまり聞きたくないのは、外界との隔離を味わいづらいからなのかもしれない。スマホであれば、ついつい充電や通知が気になることもあるだろう。CDの場合は再生中、だまって耳を傾けて何もしない、ということも可能だ。

 クラシック音楽の場合は、指揮者や演奏者をかえて、様々なパターンのCDが発売される。なので正直、ある特定の曲が手に入らなくなることは滅多にないと思われるが、アニソンやサントラについては、やや希少性がある。

 あとやはり、「知っている」と「持っている」は次元が違うなと。
 単なる知識は失われる。あるいは世代交代によって消えゆく。ネット上にある曲は膨大であり、一個人の地肉とするのは簡単ではない。僕はこういう風な思いを抱いているので、これからも好きな曲をこつこつ手に入れていきたいと思う。

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