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なかなか信じてもらえない、長月と病の今まで。 その3

・はじめに

 前回前々回と生まれてから少し前までの病や治療まで書きましたが、今回は現在の状況まで書きたいと思います。


・突然の下血、その後

  前回、突然の下血後、大腸カメラでポリープと出血を伴う病変がある旨書きましたが、その後の病理診断でポリープ腺腫であったものの、まだ化しておらず、出血を伴う病変も悪性度は低い為、改めて大腸カメラで確認しつつ、ポリープを切除し一年程度の間隔で経過観察することとなりました。
 切除したポリープは六つもあったのですが、化していなかったので、とりあえずは安心できる結果となりました。
 同時に受けた胃カメラでも慢性胃炎ポリープが二つほど見つかったのですが、ピロリ菌も居らず、早急な切除は必要無いとの事で、先ずは投薬治療で慢性胃炎を治療することとなりました。


・慢性鼻炎からの眩暈、その後

 前回、慢性鼻炎と鼻中隔彎曲があると診断され、根治の為の手術をする旨書いたのですが、術前のMRI検査で、かなり大きな中鼻甲介蜂巣が見つかり、併せて治療する事となりました。
 手術の内容は中鼻甲介蜂巣を切開し、該当箇所の鼻粘膜の形成、鼻粘膜下の骨を削り鼻腔の空間を確保、鼻中隔を切除し、彎曲を矯正とかなり大掛かりなものとなりました。
 手術は全身麻酔で行ったものの、すべて鼻の穴から内視鏡での手術となり、医術の進化を感じました。
 術後は両鼻腔内にみっちりと創傷被覆材を詰めて、さらに綿球を鼻の穴から重ねて詰める為、まったく鼻呼吸ができず、痛みと出血もかなりあり、一週間程はほぼベッドに臥せっている状態でした。
 また、入院中は傷の治りを見ながら毎日鼻腔内に詰めた創傷被覆材を少しずつ吸引除去していくのですが、これが思いの外痛く、日々処置前は憂鬱な気分でした。
 また、退院後、傷が治りきる前に感染を起こし、急性副鼻腔炎蓄膿症を発症、通院治療が一ヶ月ほど伸びてしまいました。
 手術が2019年末近くでクリスマスは病室で過ごし、年越しの治療となりましたが、傷も完治し、現在は人生に経験が無い程自然な鼻呼吸ができて、治療ををして良かったと感じています。


・感染の発覚

 前回書きました、国立国際医療研究センター病院の研究参加により、同じく前回書いた、慢性前立腺炎に関連しているかもしれないウィルス感染が見つかりました。
 感染していたのはHPVヒトパピローマウィルス)52型。
 HPVはとても種類が多く、低リスクな型から高リスクな型まで様々なタイプがあるそうです。
 高リスクなものでは、感染部位に疣贅(イボ)や尖圭コンジローマを生じることがあるそうです。
 HPV自体はありふれたウィルスで、ほとんどの人が大人に成る頃には感染しているのですが、自分が感染していた52型は欧米などでは少なく、一般的な検査では見つからない、ワクチンでは感染を防げない型であるそうです。
 HPV自体がまだわからないことも多く、一過性の感染の場合もあれば、長期間、持続的に感染が続き、や慢性疾患につながる事もあるそうです。
 自分の場合は慢性前立腺炎が長期間に及び、血尿などの症状もあったものの、正確な原因がわからなかった為、関連を調べることになりそうです。

・そして現在

 経過観察や引き続き治療を要するものもありますが、一時期に比べて病院への通院頻度も減り、幸いCOVID-19にも罹患せずに生活しています。
 父のに伴う通院付き添い、家での看護は変わらずですが、一時期よりは楽になったのかなぁ…っと感じています。
 今後は自分の趣味や仕事に関する事、思い付いた他愛もない事などを綴って行きたいと思います。
 更新に間が開いてしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。

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