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8月 夏休みの人権作文

中三になってもまだ?って思うんだけど
「夏休みの宿題」があって。
絵とか料理とか家族作文とかイラストとか、やっつけで仕上げていったねっちだが、「人権作文」だけできず、夏休みが終わる間際になり困る。

料理中に私がSpotifyでコテンラジオ。キング牧師の回を聞いていて、おもしろかったのでそのまま食卓で流していて、子どもたちも一部を聞いていたのだけれど

「なんで肌の色で差別されるんか全然分からん」とねっちが言っていたのを受け
「じゃあ、人種差別このテーマで書いてみたら?」と薦めるも嫌がる。

知りたいことがこんな分かりやすく解説されて、文字でなく音声でも入れることができる今。
君たち中学生、めちゃめちゃラッキーじゃん って思うんだけどな。

8月23日
宿題の締め切りに切羽つまった娘が、人権作文のことを夕食時に話題に出し、「コテンラジオ長くて聞けん」とか言ってくるので
じゃあ、要約しますからっ!!って話すんだけど、下向いていて苛ついている。

学校で言われてたテーマは他にもあって
「高齢者」というので
「ああ、、それじゃあ『PLAN75』は!!」って映画予告を見せるも。

他人事ではなくて
ここに出てて来る倍賞さんは未来のお母さんかもだし、磯村さんは今のはお母さんみたいかも・・・なんだよ の私の解説も全然伝わらない。
このテーマで書けたらめちゃめちゃいい作文になると思うんだけどな。

中学生の時には、鬱陶しくて仕方ない人権作文
これ、、大人になったら、けっこう書けるんじゃないかと思う。
人種、性別、年齢、国籍、パワハラ、セクハラ。もう胸糞悪い!!は、人権問題だらけだもの。

「差別されたことがないから分からない」と娘は言う。

彼女は「ワンピース」を読んでいて、その世界に胸糞悪く思う差別があるとか。
ワンピースをテーマにして作文を書こうとして、作品を知らない人への説明が難しいと言ってやめて、振り出しに戻った感じで、

PLAN75は諦めてキング牧師で今回の作文をのりきろうとしているのか、
娘はコテンラジオを聞きながらメモを取って、2階から降りてこない。

「非暴力・不服従」が強いわけを知る。
それに賛同できるのが、武器を持たない子供女性老人でも可能で武装勢力より人数が多いこと。
世界は、断然ごりごりの武装勢力よりも 非暴力で活動しているこっちに味方すること。

人種にしても性別にしても、いったん「こう」ってされてしまった制度をひっくり返すどころか、
ちょっとでも変えることがめちゃめちゃ大変ということも知る。

書き上げたものを子供たちは絶対に見せないから
私はどんどん彼らの作文を読めなくなっているのだけど、
テーマは何にせよ、大きくなるほど、彼らがどんなこと書いているのか興味深く、ますます読みたくなる。

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