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朝の空港で

早朝っていうか、、まだ夜やん

「3時代に起こして!!」と娘が言うので3:55にタイマーをセットして起きる。

夏休みに入ったばかり。
ねっちが1週間北海道に行く。

一年生の彼女は出場はしないのだけど
10人のチームには入れてもらえて、
一年生で一人だけインターハイ出場の先輩たちについて行く。
まぁ、現地でいろいろ後輩の仕事もあるのだろう。

彼女たちが行く場所を検索すると
北海道でもめっちゃ東の端だ。
地図上だと知床半島とか国後島とかがすごく近くに見える。
すごいな。
こんな遠くまで行くんだな。

本人が試合に出ないとはいえ
この「北海道行き」は、家族たちのテンションをも上げる。
ねっちが部活に燃えている姿を目の当たりにして
おじいちゃんとおばあちゃんが、競技に興味を持ち、
一気に若返った気がする。
すごい、孫の力。

6時前に空港に着くと、ねっちは先輩と合流しさっさと行ってしまう。

私はそのまま出勤するつもりできているので、車の中で少し寝る。
朝なのに暑くてうなされる。
7時前起きて、サンドイッチを食べる。
ああ、、もうすぐ離陸の時間だなと思って、飛行機を見にいこうと思いつき
展望台に行く。

きれいに快晴で、海が綺麗な一直線の青。
ANAの飛行機が滑走路をじれったいくらいゆっくり動いていく。

展望台には、職員さんらしき男の人と、
どなたかを見送られている老夫婦(飛行機に手を振ってらっしゃったから)

飛行機が加速して地上を離れる時に泣きそうになっちゃった。

あの中に、高校の部のお揃いのジャージを着た女の子たちが乗っていて、
人知れず?(そう、今日はちょうど注目度の高い高校野球の地区予選の決勝をテレビでやっていた)
早朝親たちに空港に送ってもらい、パンやらおにぎりを持って
北海道での試合に向かっている。
あなたたちはめちゃめちゃ輝いているよ。

飛行機が旋回して上昇していくのをずっと見ていて、
出勤前の早朝
展望台から降りる階段の踊り場で

ああ、、こうやって、この先私は
子どもたちがこの先ここから旅立っていくのを見るのだなと思う。

ずっと愛して育ててきた子がわくわくと旅立っていくのは
それは最高だ、きっと。

そして、今日も朝からずっと切れ目なく私は働いていて
別に睡眠時間少ないとか関係なく
一日や二日くらい「くっ!」と気合入れることで、全然まだいける!と思う。

その「くっ!」ってう気合いは
旅の中でバックパックを背負って次の目的地までとりあえずひたすら歩く時に出す「くっ!」 
しんどいけどできる系の。
やらされていることではなくて
自分が勝手にしたくてしていること。

ねっちにしても
しゅんにしても
彼らがしたくてしていることをこのまま放しておこうと思う。

そして、
今更だけど、
空港と飛行機はいくつになっても好き。

今日はとてもいい朝でした。

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