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三日間の幸福

この本は、本当に僕にとって大切で

大好きで

だからこそ、4年くらい前に読んだのに何回も読んで、

いろんな気持ちがあって

こうして感想なんかを書くと、それに感情が限定されそうで書けませんでした。

でも、最近は感情があるなら、その分だけ書けばいいとも思い始めて、書くことで誰かと共感し、よりいろんな話をして、仲良くなって、また新しい感情を生み出せるなら、そのほうがいいかなと思い、何気に初めての公開読書感想文じゃないですか?

あらすじ

俺、クスノキの人生は十年前のある約束にとらわれて、何一ついいこともなく今後もいいことが何一つないらしい。寿命の”査定”価格が一年につき1万円ぽっちだったのもそのせいだった。
未来を悲観したクスノキは三ヶ月を残して寿命を売り払った。残りの寿命で幸せを掴もうとするが、何をやっても裏目にでる。そんな彼を醒めた瞳で見続けるミヤギ。
そんな彼女のために残りの寿命を費やすことに幸せを見つけた時には、残りの寿命は二ヶ月で。

「これからいなくなる人を好きになっても仕方がないんですけど」

三秋さんの言葉をかりて、
死の直前で馬鹿がなおった二人の
最期にとった選択に………

ただ涙を流すでしょう。

物語について

 この物語は、今の僕の語彙力では言い表せない、

いや、きっといつまでたってもふさわしい言葉は見つからないのかもしれない。この物語に「三日間の幸福」というタイトルをつけたのが、ほんとどっから、そんな素晴らしい言葉を見つけてこられるんですか?って感じです。

言葉というか、言葉も十分大切で人類が培ってきた、素晴らしいものだと理解はしてますが、なんと言いますか、

心で感じて欲しいというような物語です。

これは、実際に本を手にとって読んでいただかないと分からないと思います。だから、僕のここでの願いは、

ぜひ手にとって読んで欲しい。

たぶん、明日あさっての行動とか影響されるような僕みたいな珍しい人はいないかもだけど、これだけは言える。

絶対に心は動かされる。

そして感想を聞かせて欲しいなと思います。絶対十人十色の感想がかえってくると思うなぁ。

楽しみです。

作者について

三秋縋さん。この方は、僕と同じ岩手の作家さんです。だからとは言わないけど、とても親近感がわくし、岩手の出身として嬉しいです。一度でいいからあってみたいなぁ。

三秋さんの作品ではこの三日間の幸福は二作目でした。最初は「スターティング・オーヴァー」。そして、「三日間の幸福」。それから、「いたいのいたいの、とんでゆけ」に「恋する寄生虫」。今小説で読了しているのはこれら四冊です。

三秋さんは
とてもリアルで非現実的な可愛い女の子を描くのがとても上手で、
悲しいくらいに綴る物語が綺麗なのですよね。

今回でいうと、ミヤギの心の動きがとても繊細に書かれていて、すごいなと思いました。
特にクスノキに対して心開いた時に、クスノキがあんまり構ってあげなかった時の「構ってください。」の描写。あの甘え方とかそれぞれの感情がとても伝わってきて、はわぁぁ、ちゃんと幸せにしてやれクスノキっとか、なんて幸せな一時なのだろうと思いました。


うん、本当に、素晴らしい物語です。

あとがきにもう少し、書こうと思っていましたが、ここで締めくくりましょう。

この物語に出会わせてくれた友達と、素晴らしい物語の数々を綴ってくださった三秋さんや物語を世に伝えてくださった制作陣の方々に感謝を。

ありがとうございます。

もし、この文をここまで読んでくださった方にも、ありがとうございます。

これから、少しずつですが、発信していこうと思いますので、ゆるりと立ち寄ってくださいませ。

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