マガジンのカバー画像

daily and diary

144
にちじょうの、にっきです。
運営しているクリエイター

2018年7月の記事一覧

「リメンバーミー」を観て改めて思うこと

先日の土曜日、家族で「リメンバーミー」を鑑賞した。 一度映画館で観、その内容の素晴らしさにすっかり魅了されてしまったので、先日発売になったブルーレイを母親と折半して購入したのだった。 3月上旬に父を亡くした。 その時のことはここのnoteの「茂みに実る」というマガジンにまとめてある(読み返すと絶対に泣いてしまうから読めない。笑)。 失意に暮れているちょうどその頃、「ピクサーの新作は死者の世界に行く話らしいよ」というのを風のうわさで聞き、色々なことが落ち着いてから、映画館へ向

キングダムハーツの話。

昨晩、「キングダムハーツ」というゲームをクリアした。 スクエアエニックスという、スーファミ世代からのゲームフリークとしては夢のような会社と、あのディズニーがコラボレーションした、嘘みたいに豪華なゲームソフトである。厳密に言えば、スクエニと、というかFFと、だけど。 FFらしいやや厨二的な世界観やキャラクターと、ディズニーのホンワカした雰囲気がとてもマッチした、素晴らしい作品、シリーズだと思う。 それまでなんとなく「男のもの」だったと思うんです、ゲームって。もちろん女の子の

フジロックのことばかり

相変わらず時間を見つけてはチラチラとフジロックの 配信を観ている。なんなのだろう、このついつい観ちゃう、そして観始めたらじっくり観ちゃう感じ。最高だな。 リアルタイムでなくTHE BIRTHDAYをチラッと観た。チバさんが一段と渋いおじ様になってた。めっちゃかっこいい。あとフジケンの弾くジャズマスターは一味違うなぁ。ジャズマスのいいとこ惜しみなく鳴らしてる感じ。とてもいいギタリストだなぁと思う。 ・ハンバートハンバート。 昔から大好きなふたりだけど、ライブはおろか、ライブ

苗場の風を想像しながら

あえて書かなくても多くの方がご存知であろうが、「フジロック・フェスティバル」という日本最大級の夏フェスの模様が、一部ではあるがyoutubeにてライブ配信された。というかされている。チャンネルが2つあり、一部とはいえじゅうぶんに満足感のある配信だと思う。 こんなふうな夏フェスの映像配信についての賛否は、分かれると思う。 配信がない、その場だけのものだからやれるパフォーマンスというのがあるだろうし、それだから伝説になるし、それだから意味がある。それを配信だなんて、なにを無粋な

「さよなら」をこわがらない

Twitterのフォロワーさんから知ったNHKのラジオ番組、「夏休み子ども科学電話相談」を聞き始めた。 聞き逃しのための配信もしてくれているので、23日から始まった最初の放送から聞いている。 内容はシンプルで、夏休みの期間中、昆虫、植物、動物、科学、宇宙、ロボットなどに関する子供からの純粋な質問に、様々なジャンルの専門家たちがこたえる、という番組だ。 たまにギョッとするような質問があったり、なんとも可愛らしい質問があったりして、それにどう応えるのかというのが大きいお友達で

まじめなうんこ

最近…というか今朝、ふと思ったのだけど、Twitterのタイムラインを見ていて「何言ってるか分からない」と思うことが増えたように思う。 じっくりと読み込めば理解出来ることもあるけど、Twitterってもっとラフに読めるのが魅力だと思うから、小説読むときみたいな集中力を持って接したくないってのがあるからなのかなぁ、とか。 それに加えて、国語の下手な人が増えた気もする(自分も人のことは言えないけど)。 声で会話する分にはなにも不自然に思わないが、文章にした途端、まるで何言ってるか

夏と、ゲームと。

夏休みに入ると、いつも誰かしらの家に遊びに行ってゲームをしていた。 ぼくの家に集まることも多く、そこにはいつからか、いくつかのルールが勝手に出来上がっていった。 それは主に時間に関することで、まず午前中の訪問は10時から。朝早すぎるとお家の人に迷惑だからねなんつって。 正午になると一旦それぞれ帰宅する。お昼ご飯は家に帰って食べなさいということだ。 そして午後は13時からで、18時には帰りましょう、というものであった。 自然発生的に出来上がっていったこのルールは、夏休み等の長期

プロシニアカードライバー・ノリオ(仮)の冒険

運転する車内から外を見ていると、同進行方向左側の歩道をある塊が動いてるのが見えた。その塊はのろのろと移動をしているらしく、路面の凹凸によって小刻みに揺れているように見える。 ぼくは右足にやや力を込め、車のスピードを上げる。 やがて見えてきた塊の正体は、電動シニアカーを運転する爺さんだった。それに追いつき、そして追い抜くとき、爺さんを盗み見ると、なにやら呆けた顔をしており、瞳は虚空を見ていた。 足腰が弱ってしまった老人向けに販売されている電動シニアカーは、モノにもよるが約20

未来のミライを観たい

細田守監督のアニメ作品「未来のミライ」を鑑賞した。だからこの日記のほんとのタイトルは「未来のミライを観た」なのだけど、韻を踏みたくなったからしょうがない。 鑑賞中は大変楽しんで視聴したものの、スッキリしない点や不可解な点が後からふつふつと沸き、Twitterで同タイトルのタグを見てみると、なかなかに辛辣な感想が多かった。 ネタバレになるのであれこれ書くのは控えるけれど、「映画」というのは難しいなぁと思わざるを得ない。 100人中100人が認めるような万人受けする作品…とい

"はじめの一歩"の重要性

noteに日記を書き出してからあっという間に2週間が過ぎた。 noteは書き終わるたびに「◯日連続です!ほんとうにすごい!」とか褒めてくれるからとても嬉しい。全然やらないからよく分からないけど、ソシャゲのログインボーナスとかこういう感じなのかしら。ともあれ、自分的にはよくやってるなと思う。書くネタなんてとうに無いのに、よくもまぁ。 ま、2週間くらいでよくやってるななんて言ってても仕方ないし、誰に強要されてるわけでも、ログインボーナスで文筆の才能が開花する魔石を貰えるわけでもな

ボロのつりざお

多くの学校が、2018年7月21日の本日から夏休みに入るらしい。8月が終わるまで、約40日間の休暇である。 それだけ休みが続く感覚をもうあまり思い出せない。今、それだけの休みを提供されてしまったら逆に不安が募ってしまうだろう。自由を手放しで喜べない程にオトナになってしまったのだ。ああ、なんてつまらないオトナになってしまったのだろう。 そして、そんな不安な気持ちに苛まれてしまうならば、休みはほどほどにして、適度に働いたほうが心の安定に繋がりもする。 なんて、言い訳がましく自分を

おっさんズ

市の清掃センターへゴミ出しに行った。 そこには、数多くのおっさんらが作業員として働いており、仮におっさん図鑑なるものをオーキド博士が開発してたとしたらここに来るだけで一気に図鑑の項目が埋まり、「みつけたおっさん40ひき!つかまえたおっさん1ぴき!」とかなんとかいって大層褒めてくれるのでは、と思うくらいにおっさんの巣窟と化しているのであった。 おっさんにも属性やタイプがあり、にこやかに対応してくれるおっさん、ぶっきらぼうだけど根は優しいおっさん、ぶっきらぼうだし根も優しくない

脱・苦しいものこそ正義なり

小学校時分、友人たちとソフトボールクラブを作り、放課後に練習…とまでは言わない、遊びの延長線上にあるような活動をしていた。 だから他所の学校と試合だとかそういうものは全然無く、「楽しんでやる草野球」みたいなノリだった。チーム名は「ガッツ」だった。いやお前らそんなにガッツないだろ。 そんなゆるい活動の合間、トレーニングをする時間も一応あった。筋トレとか、そういうのを。その一環として「うさぎ跳び」をしていた記憶がある。 この「うさぎ跳び」というトレーニングは相当に苦しい運動であ

夏空フォトグラフ

まぁなにせ日本中が猛暑に見舞われているので、日記という形式を取ってる以上はどうしても夏の話になってしまう。 「夏は宵」という、かの枕草子に書いてある「いとをかし」な夜の時間でさえ、この猛暑だと全然いとをかさない。いとしんどし。いとあつし。 冬の寒さは着ればなんとかなる。でも夏は脱いでも意味がない。この違いはデカい。もはや衣類でどうこう出来ないのが夏。速乾だの冷感だの企業も必死で体感温度を下げようと努力してくれているが、こればかりはもう、どうすることも出来ない。それが夏。いとあ