【余談】ロケット読書法による読書法関連本の読書まとめ
noteで資産運用関連の記事を書いているうちに、
自分の読書法を見つめ直したいと思いました。
そこで行き当たったのがnote CXOの深津さんによる
読書法に関する記事。
このロケット読書法を使って読書法に関する
本をまとめ読みし、読書法におけるスタンダードな知識を洗い出してみました。
本noteの趣旨とは外れますが、せっかくなので共有したいと思います。
参考文献一覧は最後に載せておきます。
まずは全ての本の目次に書かれていることをピックアップし、
おおまかな分類分けを行いました。
・体調管理
・事前準備
・選書
・読書法
・思考法
・勉強法
・アウトプット
これらの分類の中でも、複数の本で言われていることを
中心に内容をまとめていきます。
体調管理
・朝散歩で脳をリフレッシュ
・リセット運動(集中が切れた時の数分の運動)で脳をリフレッシュ
・体調がいいときに読む
・睡眠をしっかりと取る
・疲れたときは15分程度ベッドで寝る(ソファでは疲れは取れない)
→二度寝はNG
事前準備
・基礎知識が重要
読書スピードを上げるためにはベースとなる知識が必要。
速読などのテクニックに手を出す前に基本書の通読を。
・習慣化する
読書をルーティン化する。
スキマ時間の活用方法を決めておく(以下は例)
5分:noteに書きたいことをメモ
10~15分:読書メモの見直し
30分:既知の分野の読書(新しいことを学ぶには30分は効率が悪い)
1時間:新規分野の読書
テレビは見ない。
・読書環境を整える
視界に気が散るものを入れない。スマホは遠くに置く。
集中できないのは自分のせいではなく、環境のせい。
→自らを集中できる環境に置くことが大事。
積読は積んでいるだけで効果があり。
→気になったときにすぐ手に取れるように。
選書
・情報の選別
自分に合わない本は無理に読まずに見切りをつける。
買ってしまったからといって無理に読まない。損切り。
どういった内容が書かれているかを分かるように
メモや付箋を残して積読リストへ。
いつか読みたいときにすぐ情報にアクセスできるようにしておく。
・読む本の方向性を決める
まずは自分の学習したいこと、悩んでいることを把握する。
→ノートに書き出してグルーピング
かといって目的先行しすぎないように。
なんとなく興味を持って手にとった本も大事。
・読むべき本の見極め方
1.自分の理解レベルに合った本であること
2.信頼性が高く、根拠のある本であること
→翻訳本オススメ。翻訳されている時点で一定以上の品質が期待できる。
→AMAZONレビューとかも確認。
3.経年的に価値が下がらない本であること
→古典的名著とされるもの
・人生のフェーズごとの選書
本には基本的に著者からの「問い」と「答え」が書かれている。
1.なにか新しいことを始めるフェーズの場合
著者からの「問い」=自分の「問い」であり、
本によって新たな「答え」を見つける。
→参考書や専門書など
2.ある程度軌道に乗っているフェーズの場合
著者からの「問い」「答え」ともに既知のもので良い。
改めてリマインドされることでモチベーションが上がる。
→質の良いビジネス書
3.人生に迷っているとき
自分が考えつかない「問い」が載っている本。
人生に新たな視点を持ち込む。
→哲学書など
読書法
・読書前に内容の予測を立てる
表紙や帯などから本に書かれている内容を事前に予測する。
本の道筋、目的地を想定することで内容の理解が深まる。
・問いを意識
著者が立てている「問い」を意識する。
著者の主張と根拠を鵜呑みにしない。疑問を持つ意識を。
問を抽象化を意識することで他の本、他の分野との共通項が見えてくる。
・本への書き込み
書き込みをしながら読書をする。
→あとから重要な情報を見返すことができるように
書き込みのルールをざっくり決める。
→著者にとって重要な部分に線、自分にとって重要な部分に付箋、など。
→自分の感情も残しておく。「共感!」「?」程度でもOK。
・要約
他人へ説明することを意識して、
1.著者の主張を整理
2.著者の主張、自分の考えを理解
3.著者の主張、自分の考えを編集
4.アウトプット先(友人、同僚)を意識して自分の言葉で整理
のステップで要約する。
・速読
その分野の基礎知識があることが前提。
完璧主義を捨て、目的意識を持って行う。
→自分はこの著者から何を学びたいのか?
「はじめに」の1ページ目、「目次」「あとがき」に目を通し、
目次の中から必要な箇所をピックアップする。
各章の冒頭に大事な情報が載っている。あとは図や表に目を通す。
気になったポイントは跡から終えるように書き込み、付箋をする。
読書時間を最初から決めておき、終わり時間を意識する。
・熟読
論理的に書かれている本である必要がある。
→合わない本は熟読しない。品質が担保されている本(名著とされているもの)を選ぶ。
脚注や参考文献にも目を通す。
→関連性を考えながら読み込むことで論理的思考が養われる。
必ずしも通読する必要はない。熟読≠通読
著者に対する疑問、質問を意識して読むことで思考を鍛える。
そのための7つの意識
1.著者の問題提起は何か
2.その解決法は何か
3.自分は何を学びたいのか
4.学んだ結果どうなりたいのか
5.他の本との類似点、差異は何か
6.著者の伝えたいポイントを3つに絞る
7.自分に最も刺さったポイントは何か
心に残る言葉、言い回しをメモしておくとその後のアウトプットに役立つ。
思考法
・考える力の養い方
読書で生まれた懐疑に対してすぐに答えを出す必要はない。
→ただし生まれた懐疑はメモしておく。時間とともに自分の中で発酵していくのを待つ。
多読は思索を妨害する。
→ひたすらに著者が発信する情報を受取るだけでは思考力は鍛えられない。
熟考はいつでも出来るものではない。
→機が熟さない時は読書。
・読解力
書いてあることを理解するとは、書いてあることを他の事と関連付けて考えられることである。
理解できる部分、理解できない部分を明確にしながら本を読む。
→読書メモの記載方法をルール化しておく。
読解力に必要なことは現代文で全て習っている。
→受験勉強は論理と知識を問われる。現代文は数学と並んで論理の比重が大きい。
引用は著者が言いたいことそのもの。
勉強法
・読書ノート
理解できていなくても、著者が大事だと思っていそうな部分は書き出す。
自分の理解、意見も書く。以下が大事。
1.作者の問い
2.作者の答え、主張
3.自分の感情(共感、不理解、疑問、質問)
4.上記の要約
心に刺さった表現、言い回しはメモ。
→アウトプットに使える。
本筋とは関連がないが、雑学として使えるものは別の色でメモ。
書く内容を吟味すること自体が論理的思考を養う。
・記憶術
1.興味を持てる内容であること
2.自分にあった難易度であること
3.集中できる状態(環境、メンタル)であること
が重要な条件。ポモドーロテクニックなどで効率的に学習する。
無理に応用的な知識を身に着けようとせず、知識の欠損部分を意識して学習する。
→学習している分野の体系知を身につける意識。
人に教えることで記憶の定着は格段に上がる(ラーニングピラミッド)
・リサーチ術
コトバンク等で言葉の定義をしっかり確認する。
表記ブレで検索結果は変わる。
例)
「ストレッチ」で検索:一般的な結果が出てくる
「ストレッチング」で検索:専門的な結果が出てくる
検索したいワードは何の一種か?何に属するのか?を
把握することで体系的な検索が可能。抽象化の力。
参考文献リストをもとに起点となる文献を見つけられる。
被引用文献リストを確認することでより新しい情報が得られる。
→Googleスカラーなどでも検索可能。
アウトプット
・目的意識が大事
重要なことだけをアウトプットする。
何でもかんでもアウトプットしようとすると自分を見失う。
・相手の知識レベル、興味に合わせたアウトプットをする
・インプットとアウトプットはセット
アウトプットすることでインプット効率は格段に上がる。
・読書会への参加も効果的
「猫町オンライン」などのオンライン読書会もある。
・「汎用性」「再現性」の高い情報を話す
汎用性:誰にでも使えること。
再現性:同じことをすれば同じ結果を得られること。
参考文献リスト
今回の学習に使用した本を記載しておきます。
おわりに
いかがだったでしょうか。
自分は比較的本を読む方だと思っているのですが、
改めて読書法を学ぶことでいろいろな気付きがありました。
自分が今まで当たり前のようにやってきた「読書する」
ということを改めて学習するのは少し勇気がいることでしたが、
色々な手法や考え方にふれることができ、
さらなる読書体験に対するモチベーションも上がりました。
これからも、アップデートした読書法で得た金融関連の
知識を中心にこのnoteで発信していきたいと思います。
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