自由に溺れて、身動きが取れない
自由と聞いて何を思い浮かべる?
誰からも制限されることがない。
どんなものにも縛られず、開放されている。
自分がやりたいことを、自分の思うままに実行できる。
これが、いわゆる自由だと思う。
一昔前は模範的な生き方が固定されていて、その通りに生きることが良しとされてた気がする。親の家業を継ぐのが当たり前だったりとかね。
現代は、だんだんと自由な選択ができるようになったと思う。
それはきっと、良いことなんだろう。
思うままに生きることができる人を、眩しく感じることがある。
でも、僕にはそれが難しい。
「何でもして良いよ、あとは自分の責任だから」
耳元に囁かれる言葉。
自由には、責任が伴う。
それは当たり前のことで、決しておかしな話では無い。大人として当たり前のことだ。
思うままに生きられる人とは、生き方に責任が持てる人でもあるから。
本当にすごいなと思う。
けれども、あと先ばかり考えてしまう自分にとって、「責任」ばかりに目が眩む。
「安定した今」が続いて欲しいから、新しい行動を起こせない。
もし失敗してしまったら、全て自分の責任になってしまう。
だってそれは、自分の選択なんだから。誰のせいにもすることも出来ないし、したくない。
そんなことを考えているうちに、結局、何も出来なくなってしまう。
自由に溺れて、身動きが取れない。
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