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遺言書は書かないが生命保険は加入の矛盾

こんにちは、司法書士のよこやまです。

私は、お子さんのいないご家族の相続対策遺言作成支援などのお手伝いを
お仕事でさせて頂いております。

お子さんのいないご夫婦には、遺言書を残すことを強く薦めているのですが
あまり、効果がないのも実情です。

私のセミナーを聴きました!
講演を聴いて是非、お願いしたい!

などというお客様、ほぼ皆無です。
ただ単に私の力不足なだけの可能性も多いにあります(汗)
ほとんどが紹介です。

紹介者を増やすという意味でもセミナーや講演会には今後とも力を入れていきたい

話が少しずれてしまいましたが

数年前、私のセミナーを聴いて頂いたご婦人から直接を相談を受けたことがあります。

そのご婦人は、70代半ばで、ご主人と二人暮らし。お子さんはいない方でした。

ご自身ではお仕事を定年までされていたの、お金には多少のゆとりがあるが
ご主人のいい歳なので、相続のことを若干不安に感じていたそうです。

お子様がないので、どうなってしまうのか?
老後を含め漠然とした心配があるようでした。

ご相談内容は遺言の作成だったのですが

事前にご主人に一緒に相談に行かないかとお誘い頂いたようなですが

”うちの兄弟は大丈夫だから、揉めないから
必要ないよと!”

と言われ、お一人でいらっしゃた

内容は、旦那様への不安・愚痴がほとんどだったのですが(笑)

ご主人が生命保険に加入していたのか?と伺うと
加入していたとの返事が変えて来たのです。

もしも、自分が不幸があったとき、家族が困らないように保険に加入する
そんな思いがありながら、なぜ遺言は残す必要がないと断言できるのか?

生命保険よりも確実にリスクヘッジできるサービスなのになぜ?

こんなことを感じていたしました。

おそらく理由は簡単です。

”遺言の書き方がわからないから”

なんだそんなことかよ!!

突っ込まれることが多いかもしれません(笑)

だったら、専門家に相談すればいいじゃん
本屋へ行って自分で調べればいいじゃん

と思われるかもしれません。

人(特に男性)は、それが出来づらい生き物のようです

相談する、ということは、相談相手よりも自分が劣っている
と感じてしまう。
相談も億劫になってします。

特に遺言書を扱う法律分野の専門家(弁護士・司法書士)などは
若干、偉そうで、聞きづらい。
変な質問をして恥をかきたくない。。。。

あまり相談したくない要素が・・・多い

ただ、そんなことを理由には出来ない

そこで自分を正当化するために、うちは兄弟仲が良いので大丈夫だよ
と思い込む。
こうなってしまうと

仮に、無料で遺言作成のお手伝いをしますよと
と伝えても、大丈夫です。と完全拒否されてします。

では、生命保険はなぜ加入できたのか?
おそらく、手続きが簡単であるということと
営業マンが腰が低いこと(聞きやすい)からではないか
と想像する。

こんなことが実は超重要だったりするのではなかと
思うことがある。。。。。

もはや、弁護士や行政書士、司法書士が遺言相談をしない方が
作成率が上がるかもしれません(笑)

そんなことを最近、感じました。





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