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会話のできない子供にとって保育園は人生最大の地獄だった
コミュニケーションが致命的なまでに取れなかった幼い頃の私にとって、保育園という場所はこの世の地獄だった。
物心つかない赤ん坊の頃から入園していたらまた話は違ったのかもしれないけれど、私は確か4歳くらいの頃に入ったので自然と環境に慣れるには遅すぎた。慣れるための努力が必要だった。
そして私は、その努力が下手だった。
まるで出来ていなかった。
「同級生と遊ぶ」ことも「先生の話を聞いて皆で足並みそろえて一緒に何かを成し遂げる」ことも難易度が高すぎた。
だってそもそも喋ることが出来ないのだから。
たぶん、今この記憶を保持したまま時を遡って保育園時代に戻ったら、私は耐えかねて自殺すると思う。もしくは引き籠もりになるに違いない。
初めての経験だったから耐えられた。
2度目の経験となったら私は耐えられない気がする。
今振り返っても人生で最も地獄を味わったのは保育園だったと思う。
保育園よりはマシ、と言う言葉が私にとっては様々なことに当てはまる。
無駄な経験なんて無いとはよく言うし、実際そう思うことも多いけれど、あの時期の経験だけは一体何だったんだろうと思ってしまう。
幼少期の2年間を棒に振った。
ちなみに全くの余談だが、当時の保育園の担任は私が卒園して数年後に横領でクビになっていた。こう言っちゃなんだが意外ではなかった。
↑似たような話。というかたぶん詳細。
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