見出し画像

全身の促通が一気に?ショルダーブリッジの臨床応用!!by Synergist Labo


こんにちは!


なんだか暑くなってきましたね。


本日執筆させて頂くのは


アーティキュレーティングショルダーブリッジ(長いので以下ASB


です。


このエクササイズも非常に汎用性が高く有用です。


ただのHip Upのエクササイズだと思われている方もいらっしゃるかも知れませんが、とんでもないです。一つ一つの意味を咀嚼し、それを実際自身で意識しながら行ってみると10回で汗が出てくるほど難しく、ある意味ハードなエクササイズとなります。


脊椎疾患、股関節疾患、膝関節疾患、上肢疾患脳卒中etc…


どの疾患にも幅広く適用できるエクササイズとなりますので、是非マスターして実践していきましょう!(^O^)



[Agenda]
①股関節のフォースカップル
 ・関節包内運動
 ・適合性とは?
 ・Stability/Fixation
 ・Joint by Joint Theory
②脊柱のコントロールと分離
 ・腰部椎間関節の構造
 ・胸椎伸展と肩甲胸郭関節
 ・推奨エクササイズ適応姿勢
  Sway Back
       腰椎前弯姿勢
③股関節関節包と筋活動の関係性
④膝屈曲角度と主動筋
 ・大臀筋
 ・脊柱起立筋
 ・大腿二頭筋
エクササイズ解説動画

①股関節のフォースカップル


股関節の屈曲・伸展には骨盤の前後傾が生じます。


ここで理解すべきは、


股関節の機能的な運動は、大腿骨のみでは生じない点です。


そのため、股関節運動に特に関連深いのは、骨盤の前後傾フォースカップルだと言われています。



Synergist Labo 会員限定Instagram


[フォースカップル構成筋]

・Elector Spinae:脊柱起立筋
・Ilio Soas :腸腰筋
・Sartorius:縫工筋
・Gluteus Maximus:大臀筋
・rectus Abdominius:腹直筋
・Hamstrings:ハムストリングス


簡単に語句を整理しておくと、、


フォースカップルは、力の対のことを指す。
すなわち、2つ以上の筋群が同じ目的を持って収縮をすること。


例えば、骨盤の後傾であれば腹直筋の収縮+ハムストリングスの収縮が必要になる。どちらかの筋の出力低下があれば、骨盤の後傾は一者に依存することとなり、使われた筋はoveruseを起こす。


こんなところです。
フォースカップルのもう一つの機能としては、運動関節軸を常に一定に保ってくれること。です!


これは、非常に重要な考え方で


例えば、股関節の屈曲運動をする。


この時に、


骨盤がぐらぐら前後傾してしまう状態だったとする。



Synergist Labo会員限定コンテンツ



さて、どうなりますか!!!!
















Synergist Labo会員限定コンテンツ



会員の皆様であれば、
股関節の適合性については完全に理解
できていると存じます!笑


そうです。


こんな状態になりますね(^-^)


関節運動のおさらいですが、


関節は必ず凹凸の法則に従うことになります。



Synergist Labo肩関節セミナー



Synergist Labo肩関節セミナー



Synergist Labo肩関節セミナー



Synergist Labo肩関節セミナー


すなわち、関節運動は軸となる点(関節窩etc…)と可動する点(関節頭etc…)が必ず存在します。


先ほどの話に戻りますが、


骨盤がぐらぐらな状態で股関節屈曲をすると?


大腿骨頭が、関節窩のある寛骨に対して押し付けられることなく運動を行う為、安定性やパワーを欠いた状態で動作をしなければならなくなります。



Synergist Labo会員限定Instagram




Synergist Labo会員限定Instagram



支持する点を失った股関節は、どうなる事が予測されますか?










そうです。


ここから先は

4,608字 / 31画像 / 1ファイル

¥ 1,000

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?